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Oracle® Data Miningユーザーズ・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B72967-05
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欠損値の処理

Oracle Data Miningでは、スパース・データと、ランダムな欠損値の含まれるデータとが区別されます。後者は、一部の属性値が不明であることを意味します。一方、スパース・データには、データ内には表されていないが既知であるとみなされる値が含まれます。

スパース・データの典型例はマーケット・バスケット・データです。何百または何千個もある取扱い商品の中で、個々のケース(バスケットまたはトランザクション)に含まれる商品はわずかです。商品の値はすべて既知ですが、すべての商品がバスケットの中に存在するわけではありません。存在する商品に対しては特定の数量がありますが、存在していない商品についてはスパース(既知の数量は0(ゼロ))です。

Oracle Data Miningでは、欠損データは次のように解釈されます。

  • ランダムな欠損: 単純な(ネストしていない)データ型の列内の欠損値は、ランダムに欠損しているとみなされます。

  • スパース: ネストした列内の欠損値は、スパース性を示します。