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Oracle® C++ Call Interfaceプログラマーズ・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B72464-02
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Streamクラス

Streamを使用してストリーム・データ(通常はLONG)を読取りまたは書込みします。

表13-45 Streamクラスで使用される列挙値

属性 オプション
Status
  • READY_FOR_READは、Streamの読取り操作の準備ができていることを示します。

  • READY_FOR_WRITEは、Streamの書込み操作の準備ができていることを示します。

  • INACTIVEは、Streamが準備または書込み操作に利用できないことを示します。


表13-46 Streamメソッドの概要

メソッド 概要

readBuffer()


ストリームを読み取り、Streamオブジェクトから読み取ったデータ量を戻します。

readLastBuffer()


ストリームから最後のバッファを読み取ります。

writeBuffer()


バッファからストリームにデータを書き込みます。

writeLastBuffer()


バッファからストリームに最後のデータを書き込みます。

status()


ストリームの現在のステータスを戻します。


readBuffer()

Streamからデータを読み取ります。sizeパラメータには読み取るバイト文字の最大数を指定します。Streamオブジェクトから読み取ったデータ量を戻します。-1はストリームのデータの終了を意味します。

構文

virtual int readBuffer(
   char *buffer,
   unsigned int size) = 0;
パラメータ 説明
buffer
データ・バッファのポインタを指定します。ポインタは、コール元で割当ておよび解放する必要があります。
size
読み取るバイト数を指定します。

readLastBuffer()

Streamから最後のバッファを読み取ります。読み取らないデータを廃棄するためにコールすることもできます。sizeパラメータには読み取るバイト文字の最大数を指定します。Streamオブジェクトから読み取ったデータ量を戻します。-1はストリームのデータの終了を意味します。

構文

virtual int readLastBuffer(
   char *buffer,
   unsigned int size) = 0;
パラメータ 説明
buffer
データ・バッファのポインタを指定します。ポインタは、コール元で割当ておよび解放する必要があります。
size
読み取るバイト数を指定します。

writeBuffer()

バッファからストリームにデータを書き込みます。データ量は、サイズによって決まります。

構文

virtual void writeBuffer(
   char *buffer,
   unsigned int size) = 0;
パラメータ 説明
buffer
データ・バッファへのポインタを指定します。
size
書き込むchars数を指定します。

writeLastBuffer()

このメソッドは、バッファからストリームに最後のデータを書き込みます。データの最後のチャンクを書き込むためにコールすることもできます。書き込まれるデータ量は、サイズによって決まります。

構文

virtual void writeLastBuffer(
   char *buffer,
   unsigned int size) = 0;
パラメータ 説明
buffer
データ・バッファへのポインタを指定します。
size
書き込むバイト数を指定します。

status()

現在のStatusを戻します。表13-45の定義を参照してください。

構文

virtual Status status() const;