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Oracle® Databaseリファレンス
12c リリース1 (12.1)
B71292-14
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1.198 PARALLEL_DEGREE_LIMIT

プロパティ 説明

パラメータ・タイプ

文字列

構文

PARALLEL_DEGREE_LIMIT = { CPU | IO | integer }

デフォルト値

CPU

変更可能

ALTER SESSIONALTER SYSTEM

PDBで変更可能

はい

基本

不可

自動並列度によって、文をパラレル実行するかどうか、および文で使用する並列度が自動的に判定されます。オプティマイザは、文のリソース要求に基づいて文の並列度を自動的に判断します。ただし、オプティマイザは使用する並列度を制限して、パラレル・サーバー・プロセスによってシステムでフラッドが生じないようにします。この制限はPARALLEL_DEGREE_LIMITによって実施されます。

  • CPU

    最大並列度は、システムのCPU数によって制限されます。この制限を計算する式は、PARALLEL_THREADS_PER_CPU×CPU_COUNT×使用可能なインスタンス数です(使用可能なインスタンスとは、デフォルトでは、クラスタでオープンされているすべてのインスタンスですが、PARALLEL_INSTANCE_GROUPまたはサービス仕様を使用して制約することができます)。これはデフォルトです。

  • IO

    オプティマイザが使用可能な最大並列度は、システムのI/O容量によって制限されます。この値は、総システム・スループットを1プロセス当たりの最大I/O帯域幅で割って算出されます。IO設定を使用するには、システムでDBMS_RESOURCE_MANAGER.CALIBRATE_IOプロシージャを実行する必要があります。このプロシージャは、総システム・スループットと1プロセス当たりの最大I/O帯域幅を計算します。

  • integer

    このパラメータの数値は、自動並列度がアクティブな場合にオプティマイザがSQL文に対して選択可能な最大並列度を示します。自動並列度は、PARALLEL_DEGREE_POLICYADAPTIVEAUTOまたはLIMITEDが設定されている場合にのみ使用可能になります。

関連項目:

  • 自動並列度の詳細は、『Oracle Database VLDBおよびパーティショニング・ガイド』を参照してください。

  • DBMS_RESOURCE_MANAGER.CALIBRATE_IOプロシージャの詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。