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Oracle® Databaseリファレンス
12c リリース1 (12.1)
B71292-14
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4.230 DBA_HIST_ACTIVE_SESS_HISTORY

DBA_HIST_ACTIVE_SESS_HISTORYは、最新のシステム・アクティビティにおけるインメモリーのアクティブなセッションの履歴を示します。このビューには、V$ACTIVE_SESSION_HISTORYのスナップショットが含まれています。これらの列(SNAP_IDDBIDおよびINSTANCE_NUMBERを除く)に関する解釈の詳細は、V$ACTIVE_SESSION_HISTORYを参照してください。

注意:

スナップショット・ビューとの結合を実行する場合、DBA_HIST_ASH_SNAPSHOTビューを使用し、DBA_HIST_SNAPSHOTビューは使用しません。

データ型 NULL 説明

SNAP_ID

NUMBER

NOT NULL

一意のスナップショットID

DBID

NUMBER

NOT NULL

スナップショットのデータベースID

INSTANCE_NUMBER

NUMBER

NOT NULL

スナップショットのインスタンス番号

SAMPLE_ID

NUMBER

NOT NULL

サンプルのID

SAMPLE_TIME

TIMESTAMP(3)

NOT NULL

サンプルの時間

SESSION_ID

NUMBER

NOT NULL

セッション識別子

SESSION_SERIAL#

NUMBER

セッション・シリアル番号(セッションのオブジェクトを一意に識別するために使用される)

SESSION_TYPE

VARCHAR2(10)

セッション・タイプ:

  • FOREGROUND

  • BACKGROUND

FLAGS

NUMBER

将来の使用のために予約済

USER_ID

NUMBER

Oracleユーザー識別子

SQL_ID

VARCHAR2(13)

現在実行されているSQL文のSQL識別子

IS_SQLID_CURRENT

VARCHAR2(1)

SQL_ID列のSQL識別子が実行されているかどうか(Y | N)

SQL_CHILD_NUMBER

NUMBER

現在実行されているSQL文の子番号

SQL_OPCODE

NUMBER

操作のどのフェーズにSQL文が存在するかを示す

SQL_OPNAME

VARCHAR2(64)

SQLコマンド名

FORCE_MATCHING_SIGNATURE

NUMBER

CURSOR_SHARINGパラメータがFORCEに設定されたときに使用されるシグネチャ

TOP_LEVEL_SQL_ID

VARCHAR2(13)

トップレベルSQL文のSQL識別子

TOP_LEVEL_SQL_OPCODE

NUMBER

操作のどのフェーズにトップレベルSQL文が存在していたかを示す

SQL_PLAN_HASH_VALUE

NUMBER

カーソルに対するSQLプランの数値表現

SQL_FULL_PLAN_HASH_VALUE

NUMBER

このセッションで実行されているカーソルに対する完全なSQLプランの数値表現

SQL_ADAPTIVE_PLAN_RESOLVED

NUMBER

サンプリングされたデータベース・セッションのSQLプランが解決済で適応可能なプランかどうか

SQL_PLAN_LINE_ID

NUMBER

SQLプランの行ID

SQL_PLAN_OPERATION

VARCHAR2(64)

プラン操作の名前

SQL_PLAN_OPTIONS

VARCHAR2(64)

プラン操作のオプション

SQL_EXEC_ID

NUMBER

SQL実行識別子

SQL_EXEC_START

DATE

SQLの実行が開始された時刻

PLSQL_ENTRY_OBJECT_ID

NUMBER

スタック上の最上位PL/SQLサブプログラムのオブジェクトID(PL/SQLサブプログラムがスタック上にない場合は、NULL)

PLSQL_ENTRY_SUBPROGRAM_ID

NUMBER

スタック上の最上位PL/SQLサブプログラムのサブプログラムID(PL/SQLサブプログラムがスタック上にない場合は、NULL)

PLSQL_OBJECT_ID

NUMBER

現在実行中のPL/SQLサブプログラムのオブジェクトID(SQLの実行中はNULL)

PLSQL_SUBPROGRAM_ID

NUMBER

現在実行中のPL/SQLオブジェクトのサブプログラムID(SQLの実行中はNULL)

QC_INSTANCE_ID

NUMBER

問合せコーディネータのインスタンスID

QC_SESSION_ID

NUMBER

問合せコーディネータのセッションID

QC_SESSION_SERIAL#

NUMBER

問合せコーディネータのセッション・シリアル番号

PX_FLAGS

NUMBER

予約済

EVENT

VARCHAR2(64)

SESSION_STATE = WAITINGの場合は、サンプリング時にセッションが待機していたイベント。

SESSION_STATE = ON CPUの場合、この列はNULL。

EVENT_ID

NUMBER

セッションが現在待機中か、または前回待機したリソースまたはイベントの識別子

SEQ#

NUMBER

待機を一意に識別する順序番号(待機ごとに増分される)

P1TEXT

VARCHAR2(64)

第1追加パラメータのテキスト

P1

NUMBER

第1追加パラメータ

P2TEXT

VARCHAR2(64)

第2追加パラメータのテキスト

P2

NUMBER

第2追加パラメータ

P3TEXT

VARCHAR2(64)

第3追加パラメータのテキスト

P3

NUMBER

第3追加パラメータ

WAIT_CLASS

VARCHAR2(64)

サンプリング時にセッションが待機していたイベントの待機クラス名。解釈は、EVENT列の解釈と同様。V$SESSION.WAIT_CLASSにマップされる。

WAIT_CLASS_ID

NUMBER

サンプリング時にセッションが待機していたイベントの待機クラス識別子。解釈は、EVENT列の解釈と同様。V$SESSION.WAIT_CLASS_IDにマップされる。

WAIT_TIME

NUMBER

セッションが前回イベントを待機した時間(マイクロ秒)の合計(現在待機中の場合は0)

SESSION_STATE

VARCHAR2(7)

セッションの状態:

  • WAITING

  • ON CPU

TIME_WAITED

NUMBER

カレント・セッションで実際に費やされたイベントの待機時間(マイクロ秒)。この列は、サンプルが取得された時点で発生中の待機に対し設定される。

BLOCKING_SESSION_STATUS

VARCHAR2(11)

ブロックしているセッションの状態:

  • VALID

  • NO HOLDER

  • GLOBAL

  • NOT IN WAIT

  • UNKNOWN

BLOCKING_SESSION

NUMBER

ブロックしているセッションのセッション識別子。セッションがエンキューを待機していた場合またはバッファ・ビジー待機であった場合にのみ、移入される。V$SESSION.BLOCKING_SESSIONにマップされる。

BLOCKING_SESSION_SERIAL#

NUMBER

ブロックしているセッションのシリアル番号

BLOCKING_INST_ID

NUMBER

BLOCKING_SESSIONに示されるブロッカのインスタンス番号

BLOCKING_HANGCHAIN_INFO

VARCHAR2(1)

BLOCKING_SESSIONの情報がハング連鎖によるものかどうか(Y | N)

CURRENT_OBJ#

NUMBER

セッションで現在参照されているオブジェクトのオブジェクトID。この情報は、セッションがアプリケーション、クラスタ、同時実行性およびユーザーI/Oの待機イベントを待機していた場合にのみ表示される。V$SESSION.ROW_WAIT_OBJ#にマップされる。

CURRENT_FILE#

NUMBER

セッションで現在参照されているブロックが含まれているファイルのファイル番号。この情報は、セッションがクラスタ、同時実行性およびユーザーI/Oの待機イベントを待機していた場合にのみ表示される。V$SESSION.ROW_WAIT_FILE#にマップされる。

CURRENT_BLOCK#

NUMBER

セッションで現在参照されているブロックのID

CURRENT_ROW#

NUMBER

セッションで参照されている行識別子

TOP_LEVEL_CALL#

NUMBER

Oracle最上位のコール番号

TOP_LEVEL_CALL_NAME

VARCHAR2(64)

Oracle最上位のコール名

CONSUMER_GROUP_ID

NUMBER

コンシューマ・グループID

XID

RAW(8)

サンプリング時にセッションが処理していたトランザクションID。V$SESSIONにはこの情報は表示されない。

REMOTE_INSTANCE#

NUMBER

このセッションが待機しているブロックにサービスを提供するリモート・インスタンス識別子。この情報は、セッションがクラスタ・イベントを待機していた場合にのみ表示される。

TIME_MODEL

NUMBER

時間モデルの情報

IN_CONNECTION_MGMT

VARCHAR2(1)

サンプリング時にセッションが接続管理を行っていたかどうか(Y | N)

IN_PARSE

VARCHAR2(1)

サンプリング時にセッションが解析を実行していたかどうか(Y | N)

IN_HARD_PARSE

VARCHAR2(1)

サンプリング時にセッションがハード解析を実行していたかどうか(Y | N)

IN_SQL_EXECUTION

VARCHAR2(1)

サンプリング時にセッションがSQL文を実行していたかどうか(Y | N)

IN_PLSQL_EXECUTION

VARCHAR2(1)

サンプリング時にセッションがPL/SQLを実行していたかどうか(Y | N)

IN_PLSQL_RPC

VARCHAR2(1)

サンプリング時にセッションがインバウンドPL/SQL RPCコールを実行していたかどうか(Y | N)

IN_PLSQL_COMPILATION

VARCHAR2(1)

サンプリング時にセッションがPL/SQLをコンパイルしていたかどうか(Y | N)

IN_JAVA_EXECUTION

VARCHAR2(1)

サンプリング時にセッションがJavaを実行していたかどうか(Y | N)

IN_BIND

VARCHAR2(1)

サンプリング時にセッションがバインド操作を行っていたかどうか(Y | N)

IN_CURSOR_CLOSE

VARCHAR2(1)

サンプリング時にセッションがカーソルをクローズしていたかどうか(Y | N)

IN_INMEMORY_QUERY脚注1

VARCHAR2(1)

サンプリング時にセッションがインメモリー列ストア(IM列ストア)の問合せを実行していたかどうか(Y | N)

IN_INMEMORY_POPULATE脚注参照1

VARCHAR2(1)

サンプリング時にセッションがIM列ストアの移入を実行していたかどうか(Y | N)

IN_INMEMORY_PREPOPULATE脚注参照1

VARCHAR2(1)

サンプリング時にセッションがIM列ストアの事前移入を実行していたかどうか(Y | N)

IN_INMEMORY_REPOPULATE脚注参照1

VARCHAR2(1)

サンプリング時にセッションがIM列ストアの再移入を実行していたかどうか(Y | N)

IN_INMEMORY_TREPOPULATE脚注参照1

VARCHAR2(1)

サンプリング時にセッションがIM列ストアのトリクル再移入を実行していたかどうか(Y | N)

IN_SEQUENCE_LOAD

VARCHAR2(1)

セッションが順番に(順次ロード・コードで)ロードされているかどうか(Y | N)

CAPTURE_OVERHEAD

VARCHAR2(1)

セッションが取得コードを実行しているかどうか(Y | N)

REPLAY_OVERHEAD

VARCHAR2(1)

セッションが再実行コードを実行しているかどうか(Y | N)

IS_CAPTURED

VARCHAR2(1)

セッションが取得されているかどうか(Y | N)

IS_REPLAYED

VARCHAR2(1)

セッションが再実行されているかどうか(Y | N)

SERVICE_HASH

NUMBER

サービスを識別するハッシュ

PROGRAM

VARCHAR2(64)

オペレーティング・システムのプログラム名

MODULE

VARCHAR2(64)

DBMS_APPLICATION_INFO.SET_MODULEプロシージャによって設定された、現在実行中のモジュールの名前

ACTION

VARCHAR2(64)

DBMS_APPLICATION_INFO.SET_ACTIONプロシージャによって設定された、現在実行中のアクションの名前

CLIENT_ID

VARCHAR2(64)

セッションのクライアント識別子

MACHINE

VARCHAR2(64)

クライアントのオペレーティング・システムのマシン名

PORT

NUMBER

クライアントのポート番号

ECID

VARCHAR2(64)

アプリケーション・サーバーから送信された実行コンテキストの識別子

DBREPLAY_FILE_ID

NUMBER

セッションの取得中またはリプレイ中は、DBREPLAY_FILE_IDはワークロード取得またはワークロード・リプレイのためのファイルIDとなり、それ以外の場合はNULL。

DBREPLAY_CALL_COUNTER

NUMBER

セッションの取得中またはリプレイ中は、DBREPLAY_CALL_COUNTERは取得または再実行されているユーザー・コールのコール・カウンタとなり、それ以外の場合はNULL。

TM_DELTA_TIME

NUMBER

TM_DELTA_CPU_TIMEおよびTM_DELTA_DB_TIMEが蓄積される時間間隔(マイクロ秒)

TM_DELTA_CPU_TIME

NUMBER

最後のTM_DELTA_TIMEマイクロ秒間に、このセッションが費やしたCPU時間

TM_DELTA_DB_TIME

NUMBER

最後のTM_DELTA_TIMEマイクロ秒間に、このセッションがデータベース・コールに費やした時間

DELTA_TIME

NUMBER

このセッションが最後にサンプリングまたは作成されてからの時間間隔(マイクロ秒)。この間に次の5つの統計情報が蓄積される。

DELTA_READ_IO_REQUESTS

NUMBER

最後のDELTA_TIMEマイクロ秒間に、このセッションが行った読取りI/O要求の数

DELTA_WRITE_IO_REQUESTS

NUMBER

最後のDELTA_TIMEマイクロ秒間に、このセッションが行った書込みI/O要求の数

DELTA_READ_IO_BYTES

NUMBER

最後のDELTA_TIMEマイクロ秒間に、このセッションが読み取ったI/Oバイト数

DELTA_WRITE_IO_BYTES

NUMBER

最後のDELTA_TIMEマイクロ秒間に、このセッションが書き込んだI/Oバイト数

DELTA_INTERCONNECT_IO_BYTES

NUMBER

最後のDELTA_TIMEマイクロ秒間に、I/Oインターコネクト経由で送信されたI/Oバイト数

PGA_ALLOCATED

NUMBER

このサンプルの取得時にこのセッションが消費したPGAメモリーの量(バイト)

TEMP_SPACE_ALLOCATED

NUMBER

このサンプルの取得時にこのセッションが消費したTEMPメモリーの量(バイト)

DBOP_NAME

VARCHAR2(64)

データベース操作名。タイプがSQLの場合、DBOP_NAMENULLとなる。

DBOP_EXEC_ID

NUMBER

現在の実行に対するデータベース操作実行識別子。タイプがSQLの場合、DBOP_EXEC_IDNULLとなる。

CON_DBID

NUMBER

サンプリングされたセッションのPDBのデータベースID

CON_ID

NUMBER

CON_DBIDで識別されるコンテナのID。可能な値は次のとおり。

  • 0: この値は、CDB全体に関連するデータを含む行に使用される。この値は、非CDB内の行にも使用される。

  • 1: この値は、ルートのみに関連するデータを含む行に使用される

  • n: nは、データを含む行に適用されるコンテナID

脚注1

この列は、Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)以降で使用できます。

関連項目:

  • DBA_HIST_ASH_SNAPSHOT

  • DBA_HIST_SNAPSHOT

  • DBMS_APPLICATION_INFOパッケージの詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンス』を参照してください