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Oracle® Databaseリファレンス
12c リリース1 (12.1)
B71292-14
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9.101 V$SYSTEM_PARAMETER2

V$SYSTEM_PARAMETER2は、インスタンスに対して現在有効な初期化パラメータの情報を示し、各リストのパラメータ値をビューの行として表示します。新しいセッションは、インスタンス全体の値からパラメータ値を継承します。

このフォーマットでリストのパラメータ値を示すことによって、リスト・パラメータの値を容易に判断できます。たとえば、パラメータ値がa, bの場合、V$SYSTEM_PARAMETERビューでは、このパラメータの値が2つ(aおよびb)であるのか、1つ(aまたはb)であるのか判断できません。V$SYSTEM_PARAMETER2を使用すると、リスト・パラメータ値が明確に区別できます。

データ型 説明

NUM

NUMBER

パラメータ番号

NAME

VARCHAR2(80)

パラメータの名前

TYPE

NUMBER

パラメータ・タイプ:

  • 1 - ブール

  • 2 - 文字列

  • 3 - 整数

  • 4 - パラメータ・ファイル

  • 5 - 予約済

  • 6 - 大整数

VALUE

VARCHAR2(4000)

パラメータ値

DISPLAY_VALUE

VARCHAR2(4000)

わかりやすいフォーマットのパラメータ値。たとえば、VALUE列に大整数パラメータに対して値262144が表示されている場合、DISPLAY_VALUE列には値256Kが表示される。

ISDEFAULT

VARCHAR2(6)

パラメータがデフォルト値に設定されるか(TRUE)、またはパラメータ値がパラメータ・ファイルに指定されているか(FALSE)

ISSES_MODIFIABLE

VARCHAR2(5)

パラメータをALTER SESSIONで変更できるかどうか(TRUE | FALSE)

ISSYS_MODIFIABLE

VARCHAR2(9)

パラメータをALTER SYSTEMで変更できるかどうかと、変更結果が有効になる時期:

  • IMMEDIATE - インスタンスの起動に使用されたパラメータ・ファイルのタイプに関係なく、ALTER SYSTEMでパラメータを変更できる。変更は即座に反映されます。

  • DEFERRED - インスタンスの起動に使用されたパラメータ・ファイルのタイプに関係なく、ALTER SYSTEMでパラメータを変更できる。変更結果は以降のセッションで有効になる。

  • FALSE - インスタンスの起動にサーバー・パラメータ・ファイルが使用されないかぎり、ALTER SYSTEMではパラメータを変更できない。変更結果は以降のインスタンスで有効になる。

ISPDB_MODIFIABLE

VARCHAR2(5)

パラメータをPDBごとに変更できるかどうか(TRUE | FALSE)。

非CDBでは、この列の値はNULLです。

ISINSTANCE_MODIFIABLE

VARCHAR2(5)

ALTER SYSTEMで変更できるパラメータに対して、インスタンスごとに異なる値を使用できるか(TRUE)、またはReal Application Clustersのすべてのインスタンスで同じ値を使用する必要があるか(FALSE)。ISSYS_MODIFIABLE列がFALSEの場合、この列は常にFALSEとなる。

ISMODIFIED

VARCHAR2(8)

パラメータの変更方法を示す。ALTER SYSTEMを実行した場合、値はMODIFIEDになる。

ISADJUSTED

VARCHAR2(5)

適切な値になるように、Oracleが入力値を調整したかどうか(たとえば、ユーザーが素数の値を必要とするパラメータに素数以外の値を入力した場合、Oracleは値を調整して次の素数をパラメータ値とする)

ISDEPRECATED

VARCHAR2(5)

パラメータが非推奨であるかどうか(TRUE | FALSE)

ISBASIC

VARCHAR2(5)

パラメータが基本パラメータかどうか(TRUE | FALSE)

DESCRIPTION

VARCHAR2(255)

パラメータの説明

ORDINAL

NUMBER

パラメータ値の位置(序数)。値が文字列リストにあるパラメータにのみ有効。

UPDATE_COMMENT

VARCHAR2(255)

最新の更新に対応付けられたコメント

CON_ID

NUMBER

データが関係するコンテナのID。可能な値は次のとおり。

  • 0: この値は、CDB全体に関連するデータを含む行に使用される。この値は、非CDB内の行にも使用される。

  • 1: この値は、ルートのみに関連するデータを含む行に使用される

  • n: nは、データを含む行に適用されるコンテナID

関連項目:

V$SYSTEM_PARAMETER