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Oracle® Databaseリファレンス
12c リリース1 (12.1)
B71292-14
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1.30 CLUSTER_INTERCONNECTS

プロパティ 説明

パラメータ・タイプ

文字列

構文

CLUSTER_INTERCONNECTS = ifn [: ifn ] ...

デフォルト値

デフォルト値はありません。

変更可能

いいえ

PDBで変更可能

いいえ

値の範囲

コロンで区切られた、1つ以上のIPアドレス

基本

いいえ

Oracle Real Application Clusters環境でCLUSTER_INTERCONNECTSを使用すると、データベース通信に使用可能なクラスタ・インターコネクトを指定できます。クラスタ・レジストリに格納されている、データベース通信用に構成されたデフォルトのインターコネクトをオーバーライドするには、このパラメータを使用します。また、このプロシージャは、可用性の要件が低くインターコネクト帯域幅の需要が大きいデータ・ウェアハウス・システムにも役立つ場合があります。

具体的には、CLUSTER_INTERCONNECTSによって次のものがオーバーライドされます。

  • oifcfgによってOCRに格納されているネットワーク分類

  • Oracleによって選択されたデフォルトのインターコネクト。

インターコネクトのロード・バランシングが必要な場合は、オペレーティング・システム・レベルでリンク・ボンディングを使用することをお薦めします。ボンディングによって、同一サーバー上に2つのデータベースが存在する場合でも、複数のインターコネクトで同一アドレスを使用できるようになります。複数のプライベート・アドレスによってロード・バランシングが提供されますが、アドレスが結合されないかぎり、フェイルオーバーされないことに注意してください。オペレーティング・システム・レベルで複数のアドレスのボンディングを行うかわりに、CLUSTER_INTERCONNECTSを使用してinit.oraに複数のアドレスを指定した場合、通常は可用性が低下します。これは、ネットワーク・インタフェース・カードで障害が発生するたびにそのインスタンスが停止するためです。

インタフェースのボンディングについては、ベンダーのマニュアルを参照してください。ベンダーのボンディング・アーキテクチャによっては、このパラメータの使用が必要な場合もあります。

Oracle Real Application Clustersノードに複数のデータベース・インスタンスが存在し、各インスタンスで個別にインタフェースを使用する場合は、各データベース・インスタンスのIPアドレスにCLUSTER_INTERCONNECTS初期化パラメータを設定できます。次に例を示します。

hr1.init.ora.cluster_interconnects="192.0.2.111"
oltp3.init.ora.cluster_interconnects="192.0.2.112"

Oracle RACインターコネクトがOracle Clusterwareインターコネクト以外のインタフェースで実行されるように構成した場合、可用性が低下する可能性があります。Oracle Clusterware NICの動作中にOracle RACインターコネクトが失敗すると、フェイルオーバーまたはインスタンスの削除が遅れる可能性があるためです。

関連項目:

CLUSTER_INTERCONNECTSの使用の詳細は、『Oracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド』を参照してください。