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Oracle® Databaseリファレンス
12c リリース1 (12.1)
B71292-14
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9.64 V$SQL_WORKAREA

V$SQL_WORKAREAは、SQLカーソルによって使用される作業領域の情報を示します。共有プールに格納されている各SQL文には、V$SQLビューに示される子カーソルが1つ以上あります。V$SQL_WORKAREAは、これらの子カーソルが必要とするすべての作業領域を示します。V$SQL_WORKAREAは、(ADDRESSHASH_VALUE)でV$SQLAREAと結合でき、(ADDRESSHASH_VALUECHILD_NUMBER)でV$SQLと結合できます。

このビューを使用して、次の内容を確認できます。

  • 最大のキャッシュ領域を必要とする上位10個の作業領域

  • AUTOモードで割り当てられた作業領域で、最大のメモリーを使用して実行中の作業領域の割合

データ型 説明

ADDRESS

RAW(4 | 8)

親カーソル・ハンドルのアドレス

HASH_VALUE

NUMBER

ライブラリ・キャッシュ内の親文のハッシュ値。2つの列PARENT_HANDLEおよびHASH_VALUEを使用し、V$SQLAREAと結合して親カーソルを特定できる。

SQL_ID

VARCHAR2(13)

ライブラリ・キャッシュ内の親文のSQL識別子

CHILD_NUMBER

NUMBER

この作業領域を使用する子カーソルの数。列PARENT_HANDLEHASH_VALUEおよびCHILD_NUMBERを使用し、V$SQLと結合して、この領域を使用する子カーソルを特定できる。

WORKAREA_ADDRESS

RAW(4 | 8)

作業領域ハンドルのアドレス。これは、ビューの主キーに該当する。

OPERATION_TYPE

VARCHAR2(40)

作業領域を使用する操作のタイプ。SORTHASH JOINGROUP BYBUFFERBITMAP MERGEBITMAP CONSTRUCTIONなどの値を指定できる。

OPERATION_ID

NUMBER

実行計画内の操作を識別するための一意の番号。この識別子は、V$SQL_PLANと結合して、この作業領域を使用する操作の位置を特定できる。

POLICY

VARCHAR2(10)

この作業領域のサイズ指定方法(MANUALまたはAUTO)

ESTIMATED_OPTIMAL_SIZE

NUMBER

メモリー内で操作を完全に実行(最適実行)するために、この作業領域が必要とする推定サイズ(バイト)。オプティマイザ統計または以前の実行のいずれかから導出される。

ESTIMATED_ONEPASS_SIZE

NUMBER

単一のパスで操作を実行するために、この作業領域が必要とする推定サイズ(バイト)。オプティマイザ統計または以前の実行のいずれかから導出される。

LAST_MEMORY_USED

NUMBER

カーソルの前回の実行時に、この作業領域が使用したメモリー(バイト)

LAST_EXECUTION

VARCHAR2(10)

カーソルの前回の実行時に、この作業領域が、OPTIMAL、ONE PASSまたはONE PASSメモリー要件(またはMULTI-PASS)を使用して実行されたかどうかを示す。

LAST_DEGREE

NUMBER

この操作の前回の実行中に使用された並列度

TOTAL_EXECUTIONS

NUMBER

この作業領域がアクティブになった回数

OPTIMAL_EXECUTIONS

NUMBER

この作業領域が最適モードで実行した回数

ONEPASS_EXECUTIONS

NUMBER

この作業領域が1パス・モードで実行した回数

MULTIPASSES_EXECUTIONS

NUMBER

この作業領域が1パスのメモリー要件以下で実行した回数

ACTIVE_TIME

NUMBER

この作業領域がアクティブな平均時間(1/100秒)

MAX_TEMPSEG_SIZE

NUMBER

この作業領域のインスタンス化によって作成された最大一時セグメント・サイズ(バイト)。この作業領域がディスクに収容されない場合、この列はNULL。

LAST_TEMPSEG_SIZE

NUMBER

この作業領域の前回のインスタンス化によって作成された一時セグメントのサイズ(バイト)。この作業領域の前回のインスタンス化がディスクに収容されなかった場合、この列はNULL。

CON_ID

NUMBER

データが関係するコンテナのID。可能な値は次のとおり。

  • 0: この値は、CDB全体に関連するデータを含む行に使用される。この値は、非CDB内の行にも使用される。

  • 1: この値は、ルートのみに関連するデータを含む行に使用される

  • n: nは、データを含む行に適用されるコンテナID

関連項目: