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Oracle® Databaseリファレンス
12c リリース1 (12.1)
B71292-14
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9.80 V$STREAMS_APPLY_COORDINATOR

V$STREAMS_APPLY_COORDINATORは、各適用プロセス・コーディネータの情報を示します。適用プロセスのコーディネータは、適用プロセス・リーダーからトランザクションを取得し、それを適用サーバーに渡します。適用プロセス・コーディネータは、適用プロセス、アウトバウンド・サーバーまたはインバウンド・サーバーのサブコンポーネントです。

データ型 説明

SID

NUMBER

コーディネータ・セッションのセッションID

SERIAL#

NUMBER

コーディネータ・セッションのシリアル番号

STATE

VARCHAR2(21)

コーディネータの状態:

  • INITIALIZING - 起動中

  • IDLE: 実行中の作業なし。

  • APPLYING: 適用サーバーにトランザクションを引渡し中

  • SHUTTING DOWN CLEANLY - エラーなしで停止中

  • ABORTING: 適用エラーのために停止中

APPLY#

NUMBER

適用プロセス番号。適用プロセス・コーディネータは、接頭辞apを持つOracleバックグラウンド・プロセスである。

APPLY_NAME

VARCHAR2(30)

適用プロセスの名前

TOTAL_APPLIED

NUMBER

前回の開始後に適用プロセスにより適用されたトランザクションの合計数

TOTAL_WAIT_DEPS

NUMBER

適用プロセスが前回開始されてから、トランザクション間の依存性が原因で他の適用サーバーによりトランザクションが適用されるまで、ある適用サーバーがトランザクション内で論理変更レコード(LCR)の適用を待機していた回数

TOTAL_WAIT_COMMITS

NUMBER

適用プロセスが前回開始されてから、コミットをシリアライズするために、他の適用サーバーによりトランザクションがコミットされるまで、ある適用サーバーがトランザクションのコミットを待機していた回数

TOTAL_ADMIN

NUMBER

適用プロセスが前回開始されてから発行された管理ジョブの数

TOTAL_ASSIGNED

NUMBER

適用プロセスが前回開始されてから適用サーバーに割り当てられたトランザクションの数

TOTAL_RECEIVED

NUMBER

適用プロセスが前回開始されてからコーディネータ・プロセスにより受信されたトランザクションの合計数

TOTAL_IGNORED

NUMBER

コーディネータにより受信されたが、適用済であるために無視されたトランザクションの数

TOTAL_ROLLBACKS

NUMBER

予期しない競合によりロールバックされたトランザクションの数

TOTAL_ERRORS

NUMBER

適用プロセスの前回の開始後に適用プロセスにより適用され、適用エラーとなったトランザクションの数

UNASSIGNED_COMPLETE_TXNS

NUMBER

コーディネータがいずれの適用サーバーにも割り当てていない完全なトランザクションの合計数

AUTO_TXN_BUFFER_SIZE

NUMBER

トランザクション・バッファ・サイズの現行の値。トランザクション・バッファ・サイズは、適用サーバーの前に適用リーダーがアセンブルできるトランザクション数を表す。トランザクション・バッファ・サイズは、適用プロセスによって定期的に調整される。

LWM_TIME

DATE

最小のメッセージ番号を持つメッセージが記録された時刻。最小のメッセージ番号を持つメッセージの作成時刻も、この時点で記録されている。

LWM_MESSAGE_NUMBER

NUMBER

最低水位標に対応するメッセージの番号。つまり、このメッセージ番号以下のコミット・メッセージ番号を持つメッセージは限定的に適用されているが、これより大きいコミット・メッセージ番号を持つ一部のメッセージも適用されている場合がある。

LWM_MESSAGE_CREATE_TIME

DATE

取得されたメッセージの場合は、最低水位標に対応するメッセージのソース・データベースでの作成時刻。ユーザーがエンキューしたメッセージの場合は、最低水位標に対応するメッセージがローカル・データベースのキューにエンキューされた時刻。

HWM_TIME

DATE

最大のメッセージ番号を持つメッセージが記録された時刻。最大のメッセージ番号を持つメッセージの作成時刻も、この時点で記録されている。

HWM_MESSAGE_NUMBER

NUMBER

最高水位標に対応するメッセージの番号。つまり、このメッセージ番号より大きいコミット・メッセージ番号を持つメッセージは適用されていない。

HWM_MESSAGE_CREATE_TIME

DATE

取得されたメッセージの場合は、最高水位標に対応するメッセージのソース・データベースでの作成時刻。ユーザーがエンキューしたメッセージの場合は、最高水位標に対応するメッセージがローカル・データベースのキューにエンキューされた時刻。

STARTUP_TIME

DATE

適用プロセスの前回の開始時刻

ELAPSED_SCHEDULE_TIME

NUMBER

適用プロセスが前回開始されてからのメッセージのスケジューリング経過時間(1/100秒)

ELAPSED_IDLE_TIME

NUMBER

アイドルの経過時間

LWM_POSITION

RAW(64)

最低水位標LCRの位置

HWM_POSITION

RAW(64)

最高水位標LCRの位置

PROCESSED_MESSAGE_NUMBER

NUMBER

適用コーディネータによって現在処理されているメッセージ番号

CON_ID

NUMBER

データが関係するコンテナのID。可能な値は次のとおり。

  • 0: この値は、CDB全体に関連するデータを含む行に使用される。この値は、非CDB内の行にも使用される。

  • 1: この値は、ルートのみに関連するデータを含む行に使用される

  • n: nは、データを含む行に適用されるコンテナID

ACTIVE_SERVER_COUNT脚注1

NUMBER

アクティブなサーバー数

脚注1

この列は、Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)から使用可能です。

注意:

ELAPSED_SCHEDULE_TIME列が移入されるのは、TIMED_STATISTICS初期化パラメータがtrueに設定されている場合か、STATISTICS_LEVEL初期化パラメータがTYPICALまたはALLに設定されている場合のみです。

関連項目: