プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Databaseリファレンス
12c リリース1 (12.1)
B71292-14
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
次

1.285 TRACEFILE_IDENTIFIER

プロパティ 説明

パラメータ・タイプ

文字列

構文

TRACEFILE_IDENTIFIER = "traceid"

デフォルト値

デフォルト値はありません。

変更可能

ALTER SESSION

PDBで変更可能

いいえ

値の範囲

ご使用のプラットフォーム上で、ファイル名に使用される可能性があるすべての文字

基本

いいえ

TRACEFILE_IDENTIFIERには、Oracle Traceのファイル名となるユーザー定義の識別子を指定します。このようなユーザー定義の識別子を使用すると、単純に名前からトレース・ファイルを識別できるため、ファイルをオープンしたり内容を確認する必要はありません。

このパラメータが動的に変更されるたびに、次のトレース・ダンプが、名前に新しいパラメータの値が埋め込まれたトレース・ファイルに書き込まれます。トレース・ファイルの連続性に関する情報は、新旧両方のトレース・ファイルに自動的に追加され、これらのトレース・ファイルが同一プロセスのものであることが示されます。

このパラメータは、フォアグラウンド・プロセスのトレース・ファイル名を変更する場合にのみ使用できます。バックグラウンド・プロセスのトレース・ファイル名は、通常の形式で付けられたまま残ります。フォアグラウンド・プロセスに関しては、V$PROCESSビューのTRACEID列に、TRACEFILE_IDENTIFIERパラメータの現在の値が含まれます。このパラメータ値が設定されると、トレース・ファイル名の形式は、次のようになります。

sid_ora_pid_traceid.trc

この例では、sidはOracleインスタンスID、pidはプロセスID、traceidTRACEFILE_IDENTIFIERパラメータの値を示します。

関連項目:

  • このパラメータの詳細は、『Oracle Database SQLチューニング・ガイド』を参照してください。

  • このパラメータは、すべてのオペレーティング・システムでサポートされているわけではありません。詳細は、オペレーティング・システム固有のOracleマニュアルを参照してください。