プロパティ | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
整数 |
デフォルト値 |
|
変更可能 |
|
PDBで変更可能 |
はい |
値の範囲 |
2個のデータベース・ブロックに相当する値から |
基本 |
いいえ |
注意:
インスタンスが共有サーバーのオプションで構成されていないかぎり、SORT_AREA_RETAINED_SIZE
パラメータを使用することはお薦めしません。かわりに、PGA_AGGREGATE_TARGET
を設定して、SQL作業領域の自動サイズ指定を使用可能にすることをお薦めします。SORT_AREA_RETAINED_SIZE
は、下位互換性を保つために残されます。
SORT_AREA_RETAINED_SIZE
には、ソート完了後にそのまま保持されるユーザー・グローバル領域(UGA)メモリーの最大量(バイト)を指定します。確保されたメモリー・サイズにより、メモリー内のソート領域の保持に使用される読取りバッファのサイズが制御されます。このメモリーは、最後の行がソート領域から取り出されると解放され、オペレーティング・システムではなく、UGAに戻されます。
各問合せ用に複数のソート領域をこのサイズで割り当てる場合があります。通常、複雑な問合せの場合でも、同時に行うソートは1つまたは2つのみです。ただし、場合によっては、さらに同時ソートが要求された場合、各ソートがそれぞれのメモリー領域を保持します。共有サーバーを使用する場合、値がSORT_AREA_RETAINED_SIZE
に達するまで、割当てはSGAに対して行われます。SORT_AREA_RETAINED_SIZE
およびSORT_AREA_SIZE
の差分は、PGAに割り当てられます。
注意:
V$PARAMETER
動的パフォーマンス・ビューに反映されるデフォルト値は0です。ただし、明示的にこのパラメータを設定していない場合、実際にはSORT_AREA_SIZE
パラメータ値が使用されます。
関連項目:
このパラメータとSORT_AREA_SIZE
パラメータの値を設定して、共有サーバーを使用してソート操作をチューニングする方法は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。