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Oracle® Databaseリファレンス
12c リリース1 (12.1)
B71292-14
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8.72 V$MEMORY_TARGET_ADVICE

V$MEMORY_TARGET_ADVICEは、MEMORY_TARGETパラメータのサイズ指定を、現在のサイズ指定および満足度メトリックに基づいて行う方法に関する情報を示します。

データ型 説明

MEMORY_SIZE

NUMBER

MEMORY_SIZE_FACTOR列に値1がある場合、MEMORY_TARGET初期化パラメータで設定されているように、この列には現在のメモリーのサイズが表示される。

MEMORY_SIZE_FACTOR列の値が1未満であるか、または1より大きい場合は、この列には提案されたメモリー・サイズが表示される。

MEMORY_SIZE_FACTOR

NUMBER

現在のメモリー・サイズの乗数。可能な値は、0.25、0.5、0.75、1、1.5、1.75および2。現在のメモリー・サイズにこの乗数をかけた値がMEMORY_SIZE列の値と等しくなる。

ESTD_DB_TIME

NUMBER

現在のメモリー・サイズ(MEMORY_SIZE_FACTOR = 1)の場合は、現行のワークロードを完了するために必要なデータベース時間。提案されたメモリー・サイズの場合は、MEMORY_TARGETパラメータが提案されたサイズに変更されたときに必要となる見積りデータベース時間。

ESTD_DB_TIME_FACTOR

NUMBER

提案されたメモリー・サイズの場合は、現在のデータベース時間に対する見積りデータベース時間の割合

VERSION

NUMBER

この推奨項目のバージョン番号(V$MEMORY_TARGET_ADVICEビューのスナップショット)

CON_ID

NUMBER

データが関係するコンテナのID。可能な値は次のとおり。

  • 0: この値は、CDB全体に関連するデータを含む行に使用される。この値は、非CDB内の行にも使用される。

  • 1: この値は、ルートのみに関連するデータを含む行に使用される

  • n: nは、データを含む行に適用されるコンテナID

表8-2に、V$MEMORY_TARGET_ADVICEで表示される情報を使用してパフォーマンスを向上させる方法を示します。このデータは、現在のメモリー・サイズ380Mを760M(2x)に増設すると、現行ワークロードが115475単位ではなく80525単位のDBtimeになり、パフォーマンスが格段に向上することを示しています。

表8-2 V$MEMORY_TARGET_ADVICEの使用例

MEMORY_SIZE MEMORY_SIZE_FACTOR ESTD_DB_TIME ESTD_DB_TIME_FACTOR VERSION

380

1

115475

1

3

95

.25

200500

1.7

3

190

.5

125600

1.1

3

760

2

80525

0.7

3

関連項目:

MEMORY_TARGET