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Oracle® Databaseリファレンス
12c リリース1 (12.1)
B71292-14
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3.100 ALL_SYNONYMS

ALL_SYNONYMSは、現行のユーザーがアクセスできるシノニムを示します。次の基準によって、ALL_SYNONYMSが示すシノニムのリストが決定されます。

  • ログイン・ユーザーが所有するすべてのプライベート・シノニム(示されるベース・オブジェクトにアクセスできない場合も含む)。

  • すべてのパブリック・シノニム(示されるベース・オブジェクトにアクセスできない場合も含む)。

  • 異なるユーザーが所有するすべてのプライベート・シノニム(そのシノニムまたはネストしたシノニムの連鎖によって示される最終的なベース・オブジェクトが、ログイン・ユーザーへの付与またはこのセッションに有効なロールへの付与によりアクセス可能であることがわかる場合)。

  • カレント・セッションに次の権限のいずれかがある場合、セッションからオブジェクトへのアクセスが可能と判断されるため、ローカル・オブジェクトを直接示すすべてのシノニムが表示されます。

    • LOCK ANY TABLE

    • READ ANY TABLE

    • SELECT ANY TABLE

    • INSERT ANY TABLE

    • UPDATE ANY TABLE

    • DELETE ANY TABLE

    リモート・オブジェクトを示すシノニムは除外されます。記載されているシステム権限のみでは、自動的にそれらのリモート・オブジェクトへのアクセスが伝達されないためです。また、シノニムが表およびビュー以外のオブジェクト(順序、PL/SQLプロシージャなど)を示す場合、このルールによって、このセッションがアクセスできないオブジェクトに最終的に解決されるシノニムが示される場合があります。

  • シノニムがデータベース・リンクを経由する場合、異なるユーザーが所有するすべてのプライベート・シノニムは除外されます。

関連ビュー

  • DBA_SYNONYMSは、データベース内のシノニムをすべて示します。

  • USER_SYNONYMSは、現行のユーザーが所有するシノニムを示します。このビューは、OWNER列を表示しません。

データ型 NULL 説明

OWNER

VARCHAR2(128)

シノニムの所有者

SYNONYM_NAME

VARCHAR2(128)

シノニムの名前

TABLE_OWNER

VARCHAR2(128)

シノニムによって参照されているオブジェクトの所有者、またはターゲットがパブリック・シノニムである場合に参照するシノニムの作成者(TABLE_NAMEによって参照されるオブジェクト)。

列名はTABLE_OWNERですが、所有オブジェクトが表である必要はありません。ビュー、順序、ストアド・プロシージャ、シノニムなどの一般的なオブジェクトにできます。

TABLE_NAME

VARCHAR2(128)

シノニムが参照するオブジェクトの名前。列名はTABLE_NAMEですが、オブジェクトが表である必要はありません。ビュー、順序、ストアド・プロシージャ、シノニムなどの一般的なオブジェクトにできます。

DB_LINK

VARCHAR2(128)

参照されるデータベース・リンクがある場合、その名前

ORIGIN_CON_ID

VARCHAR2(256)

データの発生元のコンテナのID。可能な値は次のとおり。

  • 0: この値は、非CDB内の行に使用される。この値はCDBには使用されない。

  • n: この値は、コンテナID n (行の発生元がルートの場合はn = 1)のコンテナを発生元とするデータを含む行に対して使用される。

関連項目: