リモート・エージェントの構成

Enterprise Managerでは、リモート・エージェントを通信メカニズムとして使用してホスト・マシンをモニターおよび管理します。Big Data Discoveryノードを実行するホスト・マシンでリモート・エージェントをインストールおよび構成する必要があります。そうすると、Enterprise Managerでホストのモニター、ホストで実行されているBig Data Discoveryターゲットの検出およびターゲットの管理を行えます。

リモート・エージェントを構成するには、次のようにします。

  1. Enterprise Manager Cloud Controlにログインします。
  2. 「設定」「ターゲットの追加」「ターゲットの手動追加」の順に選択します。
  3. 「ホスト・ターゲットの追加」を選択し、「ホストの追加」をクリックします。
  4. 「ホスト・ターゲットの追加: ホストとプラットフォーム」ページで、「+ 追加」をクリックし、次のようにします。
    1. 「ホスト」フィールドで、リモート・エージェントをインストールするホストの完全修飾名を指定します。
    2. 「プラットフォーム」リストから適切なプラットフォームを選択します。
      たとえば、一般的にはLinux x86-64です。
    3. 必要な数のターゲット・ホストを指定します。
    4. 「次」をクリックします。
  5. 「ホスト・ターゲットの追加: インストールの詳細」ページで、次のようにします。
    1. 「インストールのベース・ディレクトリ」フィールドで、リモート・エージェントのインストール先のパスを指定します。
      たとえば、一般的なインストール・パスは、/localdisk/basedirです。
    2. 「インスタンス・ディレクトリ」名は、「インストールのベース・ディレクトリ」の値に基づいてデフォルトで移入されます。この値を変更する必要はありません。
    3. 「名前付き資格証明」フィールドで、「+」アイコンをクリックします。
  6. 「名前付き資格証明の新規作成」ダイアログで、次のように指定します。
    1. 「ユーザー名」で、リモート・エージェントをインストールするホストにログインする権限を持つユーザーを指定します。
    2. 「パスワード」および「パスワードの確認」で、ユーザーのパスワードを指定します。
    3. 「実行権限」Sudoを選択します。
    4. 「別名実行」で、rootと指定します。
    5. 「OK」をクリックします。
    指定したユーザーには、ホストでインストール・ディレクトリを作成するための書込み権限がある必要があります。
  7. 「権限委任設定」で、コマンド行引数のリストに-Sを追加します。
    次に例を示します。
    /usr/bin/sudo -S -u %RUNAS% %COMMAND%
  8. 「ホスト・ターゲットの追加: インストールの詳細」ページの上部で、「次」をクリックします。
  9. 「ホスト・ターゲットの追加: 確認」ページで情報を確認し、「エージェントのデプロイ」をクリックします。
    リモート・エージェントをホストにインストールするには、時間がかかる場合があります。手順4で複数のターゲット・ホストを指定した場合、Enterprise Managerは各ホストにエージェントをデプロイします。
  10. 「完了」をクリックします。