RETURN句

RETURNは、文の結果を問合せの結果に入れることを示します。

すべてのEQL文は、DEFINEまたはRETURNで始まります。

RETURNでは、Dgraph問合せ結果からのEQLの結果にアクセスするためのキーが提供されます。これが重要になるのは、複数の文がその問合せで実行されるときです。

RETURNの構文は次のとおりです。
RETURN <statementName> AS ...
文名は状態名や他の文と同じにできません。
次に示す文は、サイズごとに、Color属性の重複を除いた値の数を返します。
RETURN Result AS 
SELECT COUNTDISTINCT(Color) AS Total
FROM ProductState
GROUP BY Size

WITH UNPAGED COUNT修飾子

RETURN句には、オプションでWITH UNPAGED COUNT修飾子を含めることができます。この修飾子は文のページ化されていない(合計)レコード数を計算し、その数を結果メタデータのNumRecords要素として返します。構文は次のとおりです。
RETURN <statementName> WITH UNPAGED COUNT AS ...
たとえば、次のような問合せがあるとします。
RETURN Results WITH UNPAGED COUNT AS
SELECT
   WineType AS types,
   Flavors AS tastes
FROM winestate
50レコードが返される場合、結果のメタデータには次の要素が含まれます。
NumRecords="50"

この要素を解析し、アプリケーションのUI用に数を出力するかどうかはアプリケーション次第です。たとえば、PAGE(0,10)を文に追加した場合でも、NumRecordsは50であることに注意してください。

このパラメータの次の点に注意してください。
  • WITH UNPAGED COUNTPAGE句を使用した文で使用できます。
  • DEFINE文で使用された場合、WITH UNPAGED COUNTは無視されます。