オーケストレーション・スクリプトの実行

bdd.confを更新したら、管理サーバーからオーケストレーション・スクリプトを実行してBDDをインストールおよびデプロイできます。

この手順の前提条件は次のとおりです:
  • システムが、すべてのハードウェア、ソフトウェアおよびディスク領域の要件を満たします。
  • 作業しているマシンでJAVA_HOME環境変数が/usr/java/jdk1.7.0_67に設定されています。
  • オーケストレーション・スクリプトを実行するユーザーが、すべてのユーザー要件を満たします。
  • ユーザー名、パスワード、スキーマなどのStudioデータベースの設定を行いました。
  • 1つのサーバーを管理サーバーとして選択し、そのサーバーにインストール・ソース・ディレクトリを設定しました。
  • bdd.confが使用可能で、デプロイメントに対して適切に構成されています。
  • 次のHadoopコンポーネントが稼働しています。
    • Cloudera Manager
    • ZooKeeper
    • HDFS
    • Hive
    • Oozie
    • サービスとして実行されているSpark(スタンドアロン)
    • YARN
    • Hue
  • 既存の索引でDgraphを起動する場合、NFSに索引ファイルを準備し、それに合せてDGRAPH_INDEX_NAMEおよびDRAPH_INDEX_DIRプロパティを更新しました。
  • WebLogic管理者ユーザー名およびパスワードを決定しました。パスワードには8文字以上(そのうちの1文字は数字)含まれる必要があり、数字で始めることはできません。
  • 管理サーバーで作業しています。

この手順は、単一ノードでもクラスタ構成でも同じです。オーケストレーション・スクリプトでは構成ファイルを使用して単一ノードで実行するか、クラスタ・モードで実行するかを決定します。

BDDをインストールおよびデプロイするには、次のようにします。

  1. 管理サーバーで、新たにターミナル・ウィンドウを開き、インストール・ソース・ディレクトリに移動します。
    cd /localdisk/BDD_deployer/installer
  2. オーケストレーション・スクリプトを実行し、bdd.confファイルを引数として渡します。
    ./setup.sh [bdd.conf]
    スクリプトは実行時にbdd.confをデフォルトで読み取るため、この引数はオプションです。
  3. 要求されたら、Cloudera Managerのユーザー名とパスワードを入力します。
  4. 要求されたら、WebLogic管理者のユーザー名とパスワードを入力します。
  5. 要求されたら、StudioデータベースのJDBCユーザー名とパスワードを入力します。

スクリプトはシステムがすべての要件を満たすかを確認し、bdd.confで定義された構成に従ってBDDをインストールおよびデプロイします。スクリプトが完了すると、クラスタ全体が稼働します。