Big Data DiscoveryとWebLogicとの統合

WebLogic Serverは、StudioおよびDgraph Gateway J2EEアプリケーションのホストおよび管理のためのJ2EEコンテナを提供します。さらに、WebLogicの管理サーバーは、インストール・プロセスおよびデプロイ後のBDD管理で重要な役割を果たします。

WebLogic Server 12c (12.1.3)のインストール・パッケージをBDDインストール・パッケージとともにダウンロードします。BDDのインストーラは、StudioおよびDgraph Gatewayを実行するすべてのノードにWebLogicを自動的にインストールし、WebLogic Server内にStudioおよびDgraph Gatewayをデプロイします。

注意: BDDでは、WebLogicの既存のインストールとの統合は現在サポートされていません。BDDパッケージとともにダウンロードしたバージョンを使用する必要があります。

WebLogic Serverの使用方法

WebLogic管理サーバーはBDDクラスタの制御の中心となります。クラスタ内の1つのノードを管理サーバーとして選択する必要があります。このノードにBDDソフトウェア・モジュールをダウンロードし、このノードからインストールおよびデプロイメント・プロセスを実行します。デプロイメント後、各コンポーネントの起動、クラスタ全体の構成の更新などのすべてのスクリプトベースの管理タスクをこのサーバーから実行します。

管理コンソールおよびWLST (WebLogic Server Scripting Tool)を使用して、StudioおよびDgraph Gatewayをホストする管理対象サーバーの起動および停止も行います。

BDDでは、次のWebLogic Serverの機能は使用されません(このリストですべてを網羅しているわけではありません)。
  • WebLogic Serverメッセージ・カタログおよびデフォルトJava Logging API。BDDはそのかわりにLog4jロギングを使用します。ただし、WebLogicドメイン自体のメッセージは、WebLogic Serverのメッセージ・カタログおよびJava Logging APIを使用して記録されます。
  • WebLogic Server JDBCモジュールまたはリソース。BDDで必要としないためです。
  • WebLogic Serverクラスタは、ロード・バランシングおよびリクエスト・ルーティングに使用されません。BDDはStudioインスタンスに対するリクエストを受け付け、独自のルーティング・サービスを使用してリクエストをDgraphインスタンスに送信します。BDDは、Studioインスタンスの前面に外部ロード・バランサも使用します。