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Oracle® Data Minerユーザーズ・ガイド
リリース4.1
E62045-01
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2 データ・マイニングのための接続

Oracle Data Miningは、Oracle Database内で実行されます。入力表やモデルを含むすべてのデータ・マイニング・オブジェクトがデータベース内に存在します。

この章の内容は、次のとおりです。

2.1 「Data Miner」タブについて

Oracle SQL Developerでは、「Data Miner」タブに次の情報がリストされます。

  • 接続


    注意:

    「接続」は、「接続」タブと「Data Miner」タブの両方にリストされます。

  • プロジェクト

  • ワークフロー

2.1.1 データ・マイニングの前提条件

データ・マイニングを開始する前に、次のことを確認してください。

  • Oracle Database 11gリリース2 (11.2.0.1)またはOracle Database 12cリリース1 (12.1)のアカウントへの接続を指定する。接続するアカウントは、Oracle Data Miningで必要なすべての権限を持っている必要があります。

  • ワークフロー・ノードが実行されるアカウントを示す接続を少なくとも1つ定義している。

2.1.2 「Data Miner」タブの表示

「Data Miner」タブがOracle SQL Developerウィンドウに表示されていない場合は、次を実行します。

  • 「ツール」に移動し、「Data Miner」をクリックします。次に、「表示」を選択します。

  • 「表示」に移動し、「Data Miner」をクリックします。次に、「Data Minerの接続」を選択します。

これにより、「Data Miner」ペインがOracle SQL Developerウィンドウにドッキングされます。

2.2 接続の作成

Oracle Databaseへの接続は、「接続」タブおよび「Data Miner」タブで作成できます。

2.2.1 「接続」タブでの接続の作成

「接続」タブで接続を作成する手順:

  1. Oracle SQL Developerで、「表示」に移動し、「接続」をクリックします。これにより、「接続」ペインがOracle SQL Developerウィンドウにドッキングされます。

  2. 「接続」ペインで、「接続」を右クリックして、「新規接続」をクリックします。または、追加をクリックして、新規接続を追加できます。

  3. 「データベース接続の作成/選択」ダイアログ・ボックスで、新しい接続について次を入力します。

    • 接続名: 接続の名前。

    • ユーザー名: Data Minerユーザー名。Data Minerユーザーの詳細は、『Oracle Data Minerインストレーションおよび管理ガイド』を参照してください。

    • パスワード: Data Minerユーザー・パスワード。

    • パスワードの保存: パスワードを保存するには、このオプションを選択します。

  4. 「Oracle」タブで、Oracle Databaseについて次の詳細情報を指定します。

    • 接続タイプ

    • ロール

    • ホスト名

    • ポート

    • SID: これはOracleサービス識別子(SID)で、Oracle Databaseインスタンスを他のデータベース・インスタンスから一意に識別する名前です。

    • サービス名: Oracle Real Application Clustersなどのクラスタにインストールされているデータベースに接続している場合は、このオプションを選択します。

  5. 次のオプションのいずれか、またはすべてを選択します。

    • OS認証

    • Kerberos認証

    • プロキシ接続

  6. データベースに接続するには、「接続」をクリックします。

  7. 接続を保存するには、「保存」をクリックします。

  8. 接続をテストするには、「テスト」をクリックします。

2.2.2 「Data Miner」タブでの接続の作成

「Data Miner」タブで接続を作成する手順:

  1. Oracle SQL Developerで「Data Miner」タブが表示されていない場合は、そのタブをOracle SQL Developerウィンドウにドッキングできます。

  2. 「Data Miner」タブで、「接続」を右クリックします。「接続の選択」ダイアログが表示されます。

  3. 新しい接続を作成するには、追加をクリックします。「データベース接続の作成/選択」が表示されます。

  4. 手順3から8に従い、接続の作成のタスクを完了します。


関連項目:


2.2.3 接続の管理

接続の作成後、その接続を「Data Minerの接続」コンテキスト・メニューから管理できます。次のタスクを実行するには、「Data Miner」タブ内の接続名を右クリックして、次のものをクリックします。

  • 切断: データベースから接続を切断します。


    注意:

    この接続は引き続き存在します。再接続するには、接続をダブルクリックして、パスワードを入力します。

  • 接続の追加: 新規接続を作成します。

  • 新規プロジェクト: 新規プロジェクトを作成します。

  • 削除: 接続を削除します。

  • プロパティ: 「データベース接続の作成/選択」ダイアログ・ボックスを開きます。接続プロパティをここで表示および編集できます。

2.2.3.1 接続プロパティの表示および編集

接続プロパティを表示するには、次の手順を実行します。

  1. 「Data Miner」タブで、接続名を右クリックして、「プロパティ」を選択します。

  2. 「データベース接続の作成/選択」ダイアログ・ボックスで、接続プロパティを表示し、必要に応じてそれらを編集できます。

  3. 「OK」をクリックします。

2.2.3.2 接続の削除

接続を削除するには、次の手順を実行します。

  1. 「Data Miner」タブで、接続名を右クリックして、「削除」を選択します。これにより、接続が「Data Miner」タブから削除されます。


    注意:

    接続を「Data Miner」タブから削除しても、その接続が完全に削除されるわけではありません。接続を完全に削除するには、接続を「接続」タブから削除します。

  2. 「接続」タブに移動し、接続を右クリックします。

  3. 「削除」をクリックします。これにより、接続が完全に削除されます。


    注意:

    接続を削除しても、その接続を介してアクセス可能なプロジェクトやワークフローは削除されません。

2.2.4 データベースへの接続

Oracle Databaseに接続する手順:

  1. 「Data Miner」タブで、接続対象とする接続を右クリックして、「接続の追加」をクリックします。「Data Miner」タブが表示されていない場合は、そのタブをOracle SQL Developerウィンドウにドッキングします。

  2. 「接続の選択」ダイアログ・ボックスで、「接続」ドロップダウン・リストから接続を選択します。接続が切断されている場合は、パスワードの入力が必要になることがあります。

  3. 「OK」をクリックします。


関連項目:


2.2.4.1 パスワードの入力

接続の定義時に「パスワードの保存」オプションを選択しなかった場合は、接続するときにパスワードを入力する必要があります。

ログインすると、Oracle Data Minerによって接続が監視されます。これで、データ・マイニング操作を実行できます。