リリース・ノート
リリース3.0.11
E62040-09(原本部品番号:E87812-04)
2017年7月
このリリース・ノートには、Oracle REST Data Servicesのドキュメントに記載されていない重要な情報が含まれています。
このリリース・ノートでは、次の項目について説明します。
関連項目:
新機能、変更および修正された問題の詳細は、Oracle REST Data Servicesインストール・キットを解凍したフォルダにあるreadme.html
を参照してください。
Oracle REST Data Servicesは、Oracle Databaseより頻繁にリリースされています。最新のリリース(ベータ版または「アーリー・アダプタ」版リリースを含む)に関する情報またはダウンロードについては、次のWebサイトを参照してください。
http://www.oracle.com/technetwork/developer-tools/rest-data-services/overview/index.html
Oracle REST Data Servicesリリース3.0には、次の新機能および変更があります。
独自のスキーマを使用してOracle REST Data Servicesをインストールし、RESTfulサービスを定義できるようになりました。
インストールの実行は、簡易モードまたは情報の入力を促す拡張モードを選択できます。インストール・プロセスはシンプルで高速です。
インストーラでは、Application Expressのワークスペースに保存されているRESTfulサービス定義をOracle REST Data Services対応のスキーマに移行するオプションが提供されます。
インストーラでは、uninstall
コマンドが提供されます。詳細は、java -jar ords.war help uninstall
と入力してください。
Oracle REST Data ServicesのインストールにOracle Application Expressは不要になりました。(Oracle REST Data Servicesリリース2.0.nでは必須でした。)
このリリースでは、PL/SQLを使用してRESTfulサービスを作成および編集するためのPL/SQL APIがプレビューとして公開され、PL/SQLを媒介としたRESTfulサービスの作成およびメンテナンスのスクリプト化が可能になります。また、APIではOAuth 2.0のすべての機能が公開されており、OAuthクライアントの登録および管理が可能になります。このAPIは、3.0.0の最終リリース前に変更される可能性があることに注意してください。
OAuth 2.0クライアント資格証明の権限タイプがサポートされるようになり、エンタープライズ・アプリケーションにとって重要なユースケースであるOAuth 2.0によるサーバー間の認可が可能になりました。
RESTful権限を任意のURLパターンに関連付けられるようになり、JSONコレクション・ストア・リソースやAutoRestリソースなど、Oracle REST Data Servicesを介してアクセスするすべてのデータベース・リソースをRESTful権限で保護できるようになりました。権限のURLマッピングは、PL/SQL APIを使用するか、SQL Developerを使用して構成できます。
この項と前項の機能は、JSONコレクション・ストア・リソースやAutoRestリソースをOAuth 2.0で保護できることを意味します。
NoSQLデータベース・リソースの/store
接頭辞が削除され、NoSQLデータベース3.2.5で導入された新規DDL機能がサポートされたことにより、RESTfulエンドポイントを介してDDL文を発行できます。
RESTfulサービス(SQL問合せを実行する)は、問合せをさらに制約するJSONベースのフィルタ句の仕様をサポートするようになりました。フィルタ句は、サービスの問合せ文字列のパラメータに含めて指定することも、フィルタ句をPOSTリクエストのボディとしてPOSTリクエストを送信して指定することもできます。
新規のJava APIにより、サード・パーティがOracle REST Data Servicesランタイムに拡張機能を提供することが可能になります。(このAPIは、Oracle REST Data Services 3.0.0の最終リリース前に変更される可能性があることに注意してください)。詳細は、Oracle REST Data Servicesをインストールした場所の中にある次の情報を参照してください。
ドキュメント: docs\javadoc\plugin-api
コンパイルしてプラグインを追加する方法を示すチュートリアル: examples\plugins\plugin-demo
『Oracle REST Data Servicesインストレーション、構成および開発ガイド』は、restful_services_devguide.html
というファイル名で提供されていた、古い、非公式の『開発者のガイド』に基づく記述を追加して拡張されました。
現在、この開発についての記述は「Oracle REST Data Servicesアプリケーションの開発」の章にあります。
スタンドアロン・モードのランタイムとしてJettyが使用されており、JettyはAJPをサポートしていないため、Apache JServプロトコル(AJP)のサポートが削除されました。
Oracle SQL Developerリリース4.1では、Oracle REST Data Servicesをインストールし、それをSQL Developer内でスタンドアロン・モードで実行できるグラフィカル・ユーザー・インタフェースが提供されています。SQL Developer内で、Oracle REST Data Servicesのスキーマに格納されているRESTfulサービスの作成、編集、および検証が可能です。
詳細は、『Oracle SQL Developerユーザーズ・ガイド』のOracle REST Data Servicesの管理および開発に関する項、またはSQL Developerのオンライン・ヘルプを参照してください。
このリリースの新機能およびその他の変更の詳細は、readme.html
ファイルを参照してください。次のような内容が含まれます。
Oracle 12cマルチテナント・アーキテクチャ・サポート。これは、『Oracle REST Data Servicesインストレーション、構成および開発ガイド』のOracle REST Data Servicesでのマルチテナント・アーキテクチャの使用に関する新しい付録で説明されています。
『Oracle REST Data Servicesインストレーション、構成および開発ガイド』の新しい付録「RESTfulサービスのスタート・ガイド」。
任意の静的リソースを提供するためのスタンドアロン・モードのドキュメント・ルート
新規のマニュアル『Oracle REST Data Services RESTのためのSODA開発者ガイド』。
このリリースの新機能およびその他の変更の詳細は、readme.html
ファイルを参照してください。次のような内容が含まれます。
コンテナ・データベース(CDB)のOracle REST Data Servicesをリリース3.0.1から3.0.2にアップグレードするためのサポートが提供されます。
Oracle REST Data Servicesの構成時の404エラーに関する修正または実行可能なアクションが提供されます。
スタンドアロン・モードでは、新しいドキュメント・ルート機能を使用して、任意の静的リソースを提供できるようになりました。
APEX_PUBLIC_USER
を使用するようデータベース・プールが構成されている場合、Oracle REST Data Servicesにより、自動的にsecurity.requestValidationFunction
設定の値が次のように設定されます。WWV_FLOW_EPG_INCLUDE_MODULES.AUTHORIZEこの設定により、Oracle Application Expressに付属のコール可能なプロシージャのホワイト・リストがアクティブ化され、他のプロシージャへのコールが禁止されます。このプロシージャ、およびその動作のカスタマイズ方法の詳細は、Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドを参照してください。
詳細は、readme.html
を参照してください。
自動PL/SQL機能を使用して、リモート・プロシージャ・コール(RPC)のHTTP(S)を通じてPL/SQLを使用できます。
注意:
オーバーロードされたパッケージ・ファンクションまたはプロシージャはサポートされておらず、404エラー・メッセージが発生します。詳細は、readme.html
を参照してください。
Oracle REST Data Servicesでは、RESTfulサービス定義を作成および編集できる「接続」ナビゲータを使用したオプションを提供します。
詳細は、readme.html
を参照してください。
次の項では、Oracle REST Data Servicesで修正された不具合の一覧を示します。問題の説明の後にあるカッコ内の番号は、Oracleバグ・データベース内のバグ番号です。
関連項目:
このセクションは、このドキュメントを作成していた時点での最新です。最新の情報については、「最新リリースの確認」を参照してください。
このセクションの内容は次のとおりです。
問題および修正の詳細は、Oracle REST Data Servicesインストール・キットを解凍したフォルダにあるreadme.html
を参照してください。そのファイルにリストされている修正に加えて、最終の2.0.nリリース以降に修正されたバグには次のものが含まれます。
Oracle REST Data Servicesのアンインストール・スクリプトが、説明や役に立つメッセージを表示することもなく、動作しないことがあるという問題が修正されました。(20140082)
オリジナル・リソース・ハンドラのトランザクションが、GETハンドラにリクエストを転送する前に確実にコミットされるようになりました。(20197577)
JSONの値のエスケープされたスラッシュ文字を正しく処理するようになりました。(20221841)
3.0.0 EA1で後退したApplication Expressで表形式のフォームが正しく動作しないという不具合。(20536145)
コマンドラインがアクティブなときには@ApplicationScoped
サービスが開始されないようになりました。(20568202)
HEAD操作用のPL/SQLゲートウェイのサポートが可能になりました。(20601219)
リリース3.0.0およびリリース3.0.1の直前のベータ(アーリー・アダプタ1)以降に修正されたバグの詳細は、readme.html
を参照してください。
リリース3.0.0および3.0.1以降に修正されたバグの詳細は、readme.html
を参照してください。
リリース3.0.0、3.0.1および3.0.2以降に修正されたバグの詳細は、readme.html
を参照してください
このリリースには、次の不具合の修正が含まれます。
Oracle Bug#21890324 - NoSQL表リソースの条件付きDELETEに関する問題が修正されました
Oracle Bug#22342053 - 空のベース・パスのあるリソース・モジュールのディスパッチに関する問題が修正されました
Oracle Bug#22525939 - APEX静的リソースによって404 Not Foundエラーが生じる問題が修正されました
Oracle Bug#22550686 - Oracle Database 12.1.0.1へのPDBのインストールを妨げる問題が修正されました
Oracle Bug#22605437 - ORA-01000最大オープン・カーソル超過エラー・メッセージの原因となる問題が修正されました
リリース3.0.0以降に修正された不具合については、readme.html
も参照してください。
この項では、Oracle REST Data Servicesの不具合と既知の問題について説明します。
問題および修正に関する使用可能な追加情報は、Oracle REST Data Servicesインストール・キットを解凍したフォルダにあるreadme.html
も参照してください。
TIMESTAMPタイプの索引付けが機能しません。
HEADレスポンスは、コンテンツの長さとして誤って0(ゼロ)をレポートし、ステータスとして204(コンテンツなし)を誤ってレポートするものもあります。
Application ExpressベースのRESTfulサービスの移行は、データベースにApplication Expressスキーマが含まれない場合に対応していません。インストールされているApplication Expressのバージョンが5.0.0以降である場合にも対応していません。(Oracle Bug#21302877)
Application Expressワークスペースは、ファースト・パーティ認証をサポートしていないため、/sign-in/対話型サインイン・フォームをサポートしていません。Application Expressワークスペースで/sign-in/にアクセスすると、404ステータスが生成されます。
Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。
Oracle Supportへのアクセス
サポートを購入したオラクル社のお客様は、My Oracle Supportを介して電子的なサポートにアクセスできます。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info)か、聴覚に障害のあるお客様は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs)を参照してください。
Oracle® REST Data Servicesリリース・ノート, リリース3.0.11
E62040-09
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