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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenterアプリケーション・アダプタの管理
11gリリース1 (11.1.1)
B72423-06
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3 Oracle PeopleSoftプラグインの構成

この章では、1つ以上のWebCenterアプリケーション・アダプタ・ソリューションで使用できるようにOracle PeopleSoftプラグインを構成する方法について説明します。Oracle PeopleSoftプロジェクトのインポート、Integration Brokerを使用した構成、SSLを使用した通信の保護およびOracle PeopleSoftページへのAXFコンポーネントの配置について説明します。

この章の内容は、次のとおりです。


注意:

アダプタ・ソリューションをOracle E-Business Suiteにはインストールしたが、Oracle PeopleSoftにはインストールしていない場合、第2章「Oracle E-Business Suiteプラグインの構成」で説明している手順を完了した後はこの章はスキップしてください。

3.1 Oracle PeopleSoftプロジェクトのインポート

次の手順に従って、Oracle PeopleSoftプロジェクトをインポートします。この手順では、AXF関連のOracle PeopleSoft表を作成してこれに値を移入し、Oracle PeopleSoftページでのAXF構成を有効にします。

  1. 管理権限のあるユーザーとして、Oracle PeopleSoftスキーマが含まれるデータベースにAXFという名前の表領域を作成します。

    たとえば、次のSQL例を使用してAXF表領域を作成できる場合もあります。

    SQL> create tablespace axf datafile 'D:/oradata/FS91DMO/axf.dbf' size 100m extent management LOCAL SEGMENT SPACE MANAGEMENT AUTO;

    表領域の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』の表領域の作成に関する説明を参照してください。


    注意:

    Oracle PeopleSoft統合では、プロジェクトのインポート時に必要な表がすべて作成されるため、追加のデータベース・ユーザーは必要ありません。


    注意:

    SQL Serverでは、プロジェクトのインポート時に表領域が自動的に作成されます。Oracle PeopleSoftインストールでSQL Serverを使用する場合、この手順は必要ありません。

  2. Oracle PeopleSoft Application Designerを2層モードで起動し、管理権限のあるユーザーとしてログインします。


    注意:

    使用しているOracle PeopleSoftシステムにすでにAXF_PS_INTEGRATIONプロジェクトがインストールされている場合は、次の手順に進む前に、その既存のプロジェクトをOracle PeopleSoft Application Designerで削除します。これを削除するには、「ファイル」を選択して、「削除」を選択します。プロジェクト名としてAXF_PS_INTEGRATIONと入力し、これを削除します。Oracle PeopleSoft Application Designerで、「全て保存」をクリックします。

  3. メニューから「ツール」を選択し、「プロジェクトのコピー」を選択してから、「ファイルから」を選択します。「コピー元ファイル」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  4. 次のディレクトリを見つけます。

    MW_HOME/ECM_HOME/axf/adapters/psft/

  5. このpsftディレクトリを選択してから、AXF_PS_INTEGRATIONディレクトリを選択し、「開く」をクリックします。

    2つ目のAXF_PS_INTEGRATIONディレクトリには、プロジェクトのXMLファイルが含まれていますが、Oracle PeopleSoft Application DesignerからこれらのXMLファイルにアクセスするには、この親ディレクトリ(同じ名前)を選択する必要があります。AXF_PS_INTEGRATIONプロジェクトがページの下部のペインに表示されます。

  6. 「選択」をクリックしてすべての定義タイプを選択し、「コピー」をクリックします。プロジェクト・ファイルのコピーが開始します。

  7. すべてのファイルがコピーされたら、「ビルド」を選択して、メニューから「プロジェクト」を選択します。「ビルド」ページが表示されます。

  8. 「テーブル作成」およびすぐにSQLを実行オプションを選択して、「ビルド」をクリックします。ファイルがOracle PeopleSoftにインポートされているときに、ビルド・ステータスを監視できます。

  9. 処理が完了したら、PSBUILD.LOGファイルで、プロジェクトが正常にインポートされたことを確認します。

  10. ログ・ファイルにtablespace 'AXF' does not exist(表領域'AXF'は存在しません)というエラーが表示された場合は、表領域が適切に作成されていないことを示します。Oracle PeopleSoft Application Designerを起動したときにログインしたデータベースにAXFという表領域を手動で作成してから、手順5に戻ってプロジェクトを再ビルドします。

  11. Oracle PeopleSoft Application Designerで、「全て保存」をクリックします。

3.2 Oracle PeopleSoftのアダプタ通信の構成および保護

Oracle PeopleSoftアダプタ・セキュリティは、Integration Brokerを使用して構成します。このとき、ユーザー名トークン認証を選択してから、Oracle PeopleSoftユーザーにAXFアクセスを付与します。

この項の内容は次のとおりです。

3.2.1 SSLを使用した通信の保護(Oracle PeopleSoft)

次の主要手順に従って、Oracle PeopleSoftアダプタにWebサーバーSSL暗号化を実装します。

  1. Webサーバーベースのデジタル証明をインストールします。

    統合環境の保護の概要およびPeopleSoft Integration Brokerのセキュリティ処理については、Oracle PeopleSoftのドキュメントを参照してください。Enterprise PeopleTools PeopleBookのIntegration Broker管理ガイドで、Webサーバーベースのデジタル証明のインストールに関する項を参照してください。

  2. Oracle WebCenter Content側で、Oracle WebLogic ServerのSSLを有効にします。

    詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentのインストールと構成』のOracle WebCenter ContentアプリケーションへのSSLの構成に関する項を参照してください。

  3. Webサーバー間でサーバー証明書を交換します。

    詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』の"exportKeyStoreObject"に関する項を参照してください。

3.2.2 AXFと通信するためのIntegration Brokerの構成

Oracle PeopleSoftにAXF_PS_INTEGRATIONプロジェクトをインポートすると、Integration Broker接続情報もインポートされます。これらのコンポーネントには、Oracle PeopleSoftからAXFサーバーへの接続に必要な情報が含まれます。この項では、Oracle PeopleSoft Webクライアントでこの情報にアクセスして、AXFサーバーをポイントするようこの情報を編集する方法を説明します。

該当するAXFサーバー・バージョン別に、示された手順に従って、AXFとIntegration Brokerとの通信を構成します。

該当するAXFサーバー・バージョンの通信を構成した後、次の手順を完了します。


注意:

Oracle PeopleSoft外部通信には、Oracle PeopleSoftローカル統合ゲートウェイが必要です。ゲートウェイの設定の詳細は、Oracle PeopleSoft Enterpriseのドキュメントを参照してください。その上で、AXFサーバーと通信するためのOracle PeopleSoftサービス操作の構成に進むことができます。

3.2.2.1 11g AXFサーバーとの通信の構成

  1. Oracle PeopleSoftサーバーで、PeopleToolsを開き、インテグレーション ブローカーを選択して、統合設定を選択します。統合設定メニューが開いて、選択可能なオプションが表示されます。

  2. 「ノード」をクリックします。

  3. 「既存の値の検索」タブで、「検索条件」フィールドの「ノード名」を選択し、「先頭」フィールドにAXFと入力して、「検索」をクリックします。

  4. 検索結果から、「AXF_SOLUTION_MEDIATOR_11G」リンクをクリックします。

  5. ノード定義タブで、「アクティブ・ノード」フィールドを選択します。外部ユーザーIDフィールドおよび「外部パスワード」フィールドに、Oracle WebLogic Server管理者のユーザー名とパスワードを入力します。

    このユーザーは、AXFのインストール先のアプリケーション・サーバーにインストールされているソリューション・メディエータWebサービスに対して認証を行います。

  6. 「コネクタ」タブをクリックします。

  7. 「資産価値」列で、「ホスト」をAXFサーバーの名前またはIPアドレスに設定します。

  8. 「資産価値」列で、「URL」を設定します。

    • SSLを使用している場合は、httpではなくhttpsを使用する次のURLに設定します。port_numberが、Oracle WebCenter Content側のセキュア・ポートに一致する必要があることに注意してください。

      https://AXFサーバー名またはIPアドレス:port_number/axf-ws/AxfSolutionMediatorService

    • SSLを使用していない場合は、次のURLに設定します。

      http://AXFサーバー名またはIPアドレス:port_number/axf-ws/AxfSolutionMediatorService

  9. 「保存」をクリックします。

  10. ノードのpingをクリックして、ノードが適切に構成されていることを確認します。

    • 適切に構成されている場合は、「完了」という語が「ノードのpingの結果」ページのメッセージ・テキスト領域に表示されます。第3.2.2.4項および第3.2.2.5項に進みます。

    • 「完了」が表示されなかった場合は、「ノードの構成」ページに戻り、ノードへのpingが成功するまで値を再入力します。

  11. 「WSセキュリティ」タブをクリックします。

  12. 「認証トークン・タイプ」フィールドのユーザー名トークンを選択して、「外部ユーザーIDの使用」フィールドを選択します。

  13. 「保存」をクリックします。

3.2.2.2 10g AXFサーバーとの通信の構成

  1. Oracle PeopleSoftサーバーで、PeopleToolsを開き、インテグレーション ブローカーを選択して、統合設定を選択します。統合設定メニューが開いて、選択可能なオプションが表示されます。

  2. 「ノード」をクリックします。

  3. 「既存の値の検索」タブで、「検索条件」フィールドの「ノード名」を選択し、「ノード名」フィールドにAXFと入力して、「検索」をクリックします。

  4. 検索結果から、「AXF_SOLUTION_MEDIATOR_10G」リンクをクリックします。

  5. 「コネクタ」タブをクリックします。

  6. 「プロパティ名」列で、「ホスト」をAXFサーバーの名前またはIPアドレスに設定します。

  7. 「プロパティ名」列で、「URL」を設定します。

    http://AXF_Server name or IP address:port_number/imaging-bai-axf/AxfSolutionMediator

  8. 「保存」をクリックします。

  9. ノードのpingをクリックして、ノードが適切に構成されていることを確認します。

    • 適切に構成されている場合は、「完了」という語が「ノードのpingの結果」ページのメッセージ・テキスト領域に表示されます。第3.2.2.4項および第3.2.2.5項に進みます。

    • 「完了」が表示されなかった場合は、第3.2.2.3項を参照してください。「ノードの構成」ページに戻り、ノードへのpingが成功するまで値を再入力します。

  10. 「WSセキュリティ」タブをクリックして、「認証トークン・タイプ」フィールドが「なし」に設定されていることを確認します。

3.2.2.3 ゲートウェイ・パスワードの暗号化

ノードにpingを実行して「完了」が表示されなかった場合、次の手順で示しているように、ゲートウェイのプロパティのsecureFileKeystorePasswdの値を暗号化します。

  1. Oracle PeopleSoftサーバーで、PeopleToolsを開き、「インテグレーション ブローカー」「設定」「ゲートウェイ」の順に選択します。

  2. LOCALゲートウェイを検索して開き、「ゲートウェイ設定プロパティ」リンクをクリックします。

  3. integrationGateway.propertiesファイルにアクセスするためにサインオンします。

  4. 「拡張プロパティ・ページ」リンクをクリックします。

  5. 「ゲートウェイ・プロパティ」ページのパスワード暗号化ユーティリティを使用して、secureFileKeystorePasswd値を暗号化します。

  6. 「ゲートウェイ・プロパティ」ページで、暗号化されたパスワードをsecureFileKeystorePasswd=の後に貼り付け、「OK」をクリックします。

3.2.2.4 サービス操作ルーティングの設定

  1. 統合設定オプションから、サービス操作を選択します。

  2. サービス操作の検索タブで、サービス操作フィールドにAXFと入力して、「検索」をクリックします。1つの結果リストが返されます。

  3. 「AXF_EXECUTE」リンクをクリックします。

  4. 「ルーティング」タブをクリックします。

  5. ステータスを確認します。

    • 11g AXFサーバーと通信している場合は、AXF_SOLUTION_MEDIATOR_ROUTINGルーティング定義のステータスが「アクティブ」になっていることを確認します。そうなっていない場合は、「選択」フィールドを選択して、選択したルーティングのアクティブ化ボタンをクリックし、その他すべてのルーティング定義が「非アクティブ」に設定されていることを確認します。

    • 10g AXFサーバーと通信している場合は、AXF_SM_ROUTING_10Gルーティング定義のステータスが「アクティブ」になっていることを確認します。そうなっていない場合は、「選択」フィールドを選択して、選択したルーティングのアクティブ化ボタンをクリックし、その他すべてのルーティング定義が「非アクティブ」に設定されていることを確認します。

  6. 保存」ボタンをクリックします。

3.2.2.5 ドメイン・ステータスの確認

AXFと通信するようIntegration Brokerを構成したら、次の手順に従って、そのステータスを確認します。

  1. 「PeopleTools」を選択し、「インテグレーション ブローカー」を選択してから、サービス操作モニターを選択して、「サービス操作モニター」ページに移動します。「サービス操作モニター」ページが表示されます。

  2. 「管理」セクションのドメイン・ステータスをクリックします。「ドメイン・ステータス」ページが表示されます。

  3. ドメインで、Oracle PeopleSoftサーバーの隣にドメイン・ステータスが「アクティブ」としてリストされていることを確認します。そうなっていない場合は、「ドメイン・ステータス」フィールドから「アクティブ」を選択して、「更新」をクリックします。

3.2.3 Oracle PeopleSoftユーザーのAXFアクセスの構成

次の各項の手順に従って、Oracle PeopleSoftユーザーにAXFアクセス権を付与します。

3.2.3.1 Oracle PeopleSoftユーザーのAXF_ROLEの確認

Oracle PeopleSoftプロジェクトのインポート時に、AXF_ROLEが自動的に構成されます。次の手順に従って、適切なOracle PeopleSoftユーザーがAXF機能へのアクセス権を持っていることを確認します。必要に応じて、示されている手順に従って、Oracle PeopleSoftにAXF_ROLEおよび権限を手動で追加します。

  1. Oracle PeopleSoftサーバーで、「PeopleTools」を開き、「セキュリティ」を選択してから、権限とロールを選択します。「権限とロール」メニューが開き、選択可能なオプションが表示されます。

  2. 「ロール」をクリックします。「ロール」ページが表示されます。AXF_ROLEが表示されているはずです。表示されていない場合は、次の手順に従って追加します。

Oracle PeopleSoftへのAXF_ROLEの手動による追加

前の項でAXF_ROLEを正常に確認できなかった場合のみ、次の手順を実行してください。

  1. 「値の追加」タブをクリックします。

  2. 「ロール名」フィールドにAXF_ROLEと入力して、「追加」をクリックします。「ロール名」フィールドがクリアされて、AXF_ROLEが追加されます。必要に応じて説明を入力し、「保存」をクリックします。

  3. 「ロール」をクリックします。「既存の値の検索」タブをクリックして、使用可能なロールのリストからAXF_ROLEを見つけます。AXF_ROLEをクリックすると、その詳細が表示されます。

  4. 「権限リスト」タブをクリックして、「権限リスト」フィールドにAXF_PERMSと入力し、「保存」をクリックします。

3.2.3.2 ユーザーへのAXF_ROLEの割当て

Oracle PeopleSoftにAXF_ROLEを作成したら、次の手順に従って、AXF機能へのアクセスが必要なすべてのユーザーにロールを割り当てます。


注意:

AXFコールがOracle PeopleSoftから適切に処理されるように、AXF機能へのアクセスが必要なすべてのユーザーにOracle PeopleSoftのAXF_ROLEを割り当てる必要があります。

  1. Oracle PeopleSoftサーバーで、PeopleToolsを開き、「セキュリティ」を選択してから、「ユーザー・プロファイル」を選択します。「ユーザー・プロファイル」メニューが開き、選択可能なオプションが表示されます。

  2. 「ユーザー プロファイル」クリックします。「ユーザー プロファイル」ページが表示されます。

  3. 検索基準を選択して、それを「検索」フィールドに入力し、「検索」をクリックします。ユーザーのリストが表示されます。

  4. ロールを割り当てるユーザーをクリックします。ユーザー情報の詳細ページが表示されます。

  5. 「ロール」タブをクリックします。対象のユーザーに割り当てられているロールのリストが表示されます。

  6. 空のフィールド(必要に応じて「+」アイコンをクリックして空白行を作成します)にAXF_ROLEと入力するか、虫眼鏡のアイコンをクリックしてこのロールを検索します。

  7. 「保存」をクリックします。これでユーザーはOracle PeopleSoftページのAXF機能にアクセスできるようになりました。

3.3 Oracle PeopleSoftページへのAXFコンポーネントの配置

Oracle PeopleSoft Application DesignerおよびOracle PeopleSoft内のAXF表を使用して、Oracle PeopleSoftページにAXFコンポーネントを構成します。

Oracle PeopleSoftページの主キーおよびビジネス・オブジェクトの指定

必要に応じて、次の手順を実行します。

  1. Oracle PeopleSoftアプリケーションで、有効にするページに移動します。

  2. [Ctrl]キーを押しながら[J]キーを押します。情報ページで、選択したページの「ページ」エントリおよび「コンポーネント」エントリをメモに取ります。

  3. Application Designerで、「ファイル」→「開く」を選択して、「定義」フィールドから「ページ」を選択します。

  4. 「名前」フィールドに、手順2でメモに取ったページ名を入力して、「開く」をクリックします。

  5. 上部にある「オーダー」タブを選択します。

  6. 表示される一連のフィールドから、一意IDである可能性が一番高い(たとえば、請求書エントリの場合のVOUCHER_ID)フィールドを特定して、レコード名をメモに取ります。

    このレコード名は、PS_AXF_CMD_PARAMS表(管理対象添付ファイル・ソリューション)およびPS_AXF_COMMAND_PARAMS表(イメージング・ソリューション)のビジネス・オブジェクトの値に使用されます。

  7. 「挿入」メニューから、「プロジェクトの定義」コマンドを選択して、「定義タイプ」フィールドから「レコード」を選択します。

  8. 「名前」フィールドに、手順6でメモに取ったレコード名を入力して、「挿入」をクリックします。

  9. リストからレコードを選択して、「挿入」をクリックします。レコードが、左のプロジェクト・ツリーに挿入されます。

  10. 左のレコード・ツリーを開き、追加したレコードを開きます。上部に主キーが、キー名の左にゴールドのキー・アイコンが付いて示されます。これらの主キーをメモに取ります。

主キーのサンプル

表3-1 主キーのサンプル

ページ ページ名 レコード名 主キー

メンテナンス管理→作業指示管理→作業指示

WM_WO_HDR

WM_WO_HDR

BUSINESS_UNIT

メンテナンス管理→作業指示管理→作業指示

WM_WO_HDR

WM_WO_HDR

WO_ID

顧客契約→作成と修正→一般情報

CA_HDR_PNL

CA_CONTR_HDR

BUSINESS_UNIT

顧客契約→作成と修正→一般情報

CA_HDR_PNL

CA_CONTR_HDR

CONTRACT_NUM

購買→調達依頼→調達依頼の追加/更新

REQ_FORM

REQ_HDR

BUSINESS_UNIT

購買→調達依頼→調達依頼の追加/更新

REQ_FORM

REQ_HDR

REQ_ID


Oracle PeopleSoftページへのAXFコンポーネントの配置

Oracle PeopleSoftページで使用するAXFコンポーネントには次の2つのカテゴリがあります。

  • ユーザー・インタフェース・アイテムは、Oracle PeopleSoftページに配置する、AXFボタン、リンクおよびメニューです。それぞれ5個ずつ用意されています(たとえば、AXF_BUTTON_1から_5)。管理対象添付ファイル・ソリューションでは、これらのユーザー・インタフェース・アイテムのみが使用されます。

    ユーザー・インタフェース・アイテムは、ページに配置されたときにアクティブになります。AXF_BUTTON_1を同一のOracle PeopleSoftコンポーネント内の複数ページに配置する場合、ページ間で同一の構成が共有されます。同一コンポーネント内でページごとに異なるアクションを構成するには、異なるユーザー・インタフェース・アイテムを使用します(たとえば、AXF_BUTTON_2)。別のOracle PeopleSoftコンポーネントでユーザー・インタフェース・アイテムを競合なく再使用できることに留意してください。

  • システム・イベント・コンポーネントは、Oracle PeopleSoftページに配置する、保存前または保存後のシステム・イベントをトリガーする保存前および保存後アイテムです。イメージング・ソリューションでは、ユーザー・インタフェースとシステム・イベント・アイテムの両方が使用されます。

    システム・イベントは、ユーザー・インタフェース・アイテムと同様に、Oracle PeopleSoftコンポーネント・レベルで構成されます。ただし、これらはユーザーには表示されないため、配置されているページに関係なく、適宜トリガーされます。たとえば、AXF_POST_SAVE_SBPアイテムおよびAXF_PRE_SAVE_SBPアイテムは特定のページに配置され、保存中のOracle PeopleSoftコンポーネントのページで保存イベントが発生した場合に、構成されているコマンドが実行されます。

    • AXF_POST_SAVE_SBPアイテムは、SAVE_POST_CHANGEシステム・イベントを取得します。このシステム・イベントは、Oracle PeopleSoftコンポーネントの保存に、構成されているコマンドを実行します。

      たとえば、SAVE_POST_CHANGEイベントの発生時に呼び出されるようSaveInvoiceコマンドを構成して、アクションによって新規Oracle PeopleSoftトランザクション・レコードが挿入された場合は常にSaveInvoiceコマンドによって保存が自動的に実行されるようにできます。

    • AXF_PRE_SAVE_SBPアイテムは、SAVE_PRE_CHANGEシステム・イベントを取得します。このシステム・イベントは、Oracle PeopleSoftコンポーネントの保存に、構成されているコマンドを実行します。

Oracle PeopleSoftページへのAXFコンポーネントの配置手順

  1. Oracle PeopleSoft Application Designerで、手順5(第3.1項)でインポートしたAXF_PS_Integrationプロジェクトを開きます。

  2. 有効にするOracle PeopleSoftページを開きます。たとえば、VCHR_HEADER_QV2を開きます。

  3. Pagesフォルダから、ボタンまたはリンク(サブページ)を選択して、それをOracle PeopleSoftページ内の適切な場所にドラッグします。たとえば、AXF_LINK1_SBPというリンクまたはAXF_BTN1_SBPというボタンをドラッグします。このサブページ・リンクまたはボタンは、表B-32 (第B.4.2項)のAXFイベント設定に対応しています(表B-33の例を参照してください)。

  4. ページを保存します。

3.4 Oracle PeopleSoftロギングの構成

AXF Oracle PeopleSoftアダプタでは、標準のapache log4jロギングが使用されます。log4j.propertiesファイルを使用して、ロギングをアクティブにしたり、管理したりできます。このファイルは、PeopleSoft Installation Directory/classディレクトリにあります。次のオプションを設定します。

# A1 is set to be a ConsoleAppender which outputs to System.out. 
log4j.appender.A1=org.apache.log4j.DailyRollingFileAppender
log4j.appender.A1.File=./LOGS/PS_AXF.log

# A1 uses PatternLayout.
log4j.appender.A1.layout=org.apache.log4j.PatternLayout
log4j.appender.A1.DatePattern=.yyyy-MM-dd
log4j.appender.A1.layout.ConversionPattern=%{dDATE} [%t] %-5p %c %x - %m%n

log4j.category.com.oracle.axf=DEBUG, A1

少なくとも、有効なファイルの場所でアペンダを定義し、レポートするメッセージのレベルを定義します(前述の箇所を参照してください)。有効なレベルは次のとおりです。これは詳細なものから順に並べられており、DEBUGではすべてのメッセージと詳細が表示されます。

  • DEBUG

  • INFO

  • WARN

  • ERROR

  • FATAL


注意:

log4jの詳細は、log4jのドキュメントを参照してください。

3.5 Oracle PeopleSoftのソリューションの構成

各ソリューションを構成するための追加タスクは、次に示した各項を参照してください。Oracle PeopleSoftページにコンポーネントを配置した後の主要なタスクは、新しく追加したボタン、リンクまたはイベントにコマンドを関連付けるようAXF関連のOracle PeopleSoftの表を構成することです。

イメージング・ソリューションの場合

  1. イメージング・ソリューションは、第5章で示しているように構成します。第A.5項で示しているようにAXF関連のOracle PeopleSoftの表を構成するか、または第5.2項で示しているようにソリューション・アクセラレータを適用します。

  2. PS_AXF_COMMANDS表でOracle PeopleSoftのロールを指定して、指定されたユーザー・インタフェース・アイテムを使用する権限をユーザーに付与するか、または指定されたシステム・イベントをユーザーがトリガーできるようにします。第A.5.3項を参照してください。

管理対象添付ファイル・ソリューションの場合

  1. 管理対象添付ファイル・ソリューションは、第6章で示しているように構成します。

  2. 第B.4項にリストされているPeopleSoft AXF表にエントリを追加するか、変更を加えます。第6.2.4項で説明しているサンプルのスクリプトを実行することによって、表に変更可能なサンプルの値が移入されます。次の情報を入力する必要があります。

    1. 第3.3項でメモしたページの主キーを入力します。

    2. PS_AXF_COMMANDS表でOracle PeopleSoftのロールを指定して、指定されたユーザー・インタフェース・アイテムを使用する権限をユーザーに付与します。第B.4.2項を参照してください。

3.6 Oracle PeopleSoftからのAXFのアンインストール

実装されているAXFソリューションがない場合は使用されているリソースがないため、システムにAXFオブジェクトを残しておいても害はありません。実装されているAXFソリューションがない場合、Application Designerを使用してすべてのAXFオブジェクトを削除できます。