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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Content構成リファレンス
11gリリース1 (11.1.1)
E49668-04
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1 システム構成変数の概要

このガイドでは、Oracle WebCenter Contentのシステム構成変数の使用方法と構文について説明し、構成設定の例を示します。

この章の項目は次のとおりです。

1.1 ドキュメントの編成

このガイドに記載されている情報は、Oracle WebCenter Content 11gリリース1 (11.1.1)に基づいています。ここに記載されている情報は、製品テクノロジの進化、およびハードウェアとオペレーティング・システムの作成や変更によって、変更されることがあります。ブラウザ、データベース、Webサーバー、オペレーティング・システムの技術的な性質により、オラクル社はサード・パーティ製製品の全バージョンおよび機能との互換性の保証は致しかねます。

このガイドは、次の章で構成されています。

1.2 Oracle WebCenter Contentの用語

Oracle WebCenter Contentのドキュメントでは、Oracle WebCenter ContentおよびOracle WebCenter Content Serverの構成に関連付けられたディレクトリ内の変数を指すときに、次の用語を使用しています。

  • IdcHomeDir: この変数は、Oracle WebCenter Contentのホームにあるucm/idcディレクトリを参照しており、このディレクトリには、Oracle WebCenter Contentサーバー・メディアが置かれています。サーバー・メディアは、Oracle WebCenter Content Server、Oracle WebCenter Content: Inbound RefineryまたはOracle WebCenter Content: Recordsのソフトウェアを実行できます。これは、基本的に読取り専用のディレクトリです。デフォルトの場所はWCC_ORACLE_HOME/ucm/idcです。デフォルトの場所の変数部分は変更可能ですが、パスをucm/idcから変更することはできません。

  • DomainHome: この変数は、Oracle WebLogic Serverのアプリケーション・サーバー上で実行するためにOracle WebCenter Contentアプリケーションがデプロイされる、ユーザー指定のディレクトリを参照します。DomainHome/ucm/short-product-id/binディレクトリには、intradoc.cfgファイルおよび実行可能ファイルがあります。DomainHomeのデフォルトの場所はMW_HOME/user_projects/domains/base_domainですが、このパスとドメイン名(base_domain)は、アプリケーション・サーバーにOracle WebCenter Contentアプリケーションをデプロイするときに変更できます。

  • short-product-id: この変数は、アプリケーション・サーバーにデプロイされるOracle WebCenter Contentサーバーのタイプを参照します。この名前はコンテキスト・ルート(デフォルトはHttpRelativeWebRoot構成値)として使用されます。次の値を指定できます。

    • cs (Oracle WebCenter Content Server)

    • ibr (Oracle WebCenter Content: Inbound Refinery)

    • urm (Oracle WebCenter Content: Records)

  • IntradocDir: この変数は、アプリケーション・サーバーにデプロイされているOracle WebCenter Contentアプリケーションの一部であるOracle WebCenter Contentインスタンスに固有の構成ファイルとデータ・ファイルのルート・ディレクトリを参照します。Oracle WebCenter Contentインスタンスのいずれかのタイプ(コンテンツ・サーバー(cs)、Inbound Refinery (ibr)またはRecords (urm))用に、このIdocスクリプト変数を構成します。このディレクトリは別の場所にあってもかまいませんが、デフォルトの場所はDomainHome/ucm/short-product-idです。指定したディレクトリは、インスタンス・ディレクトリへの絶対パスで、特定のサーバーまたはノードに一意である必要があります。このディレクトリに存在するbin/ディレクトリには、起動ファイル(intradoc.cfgと実行可能ファイル)が格納されています。