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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentでの開発
11gリリース1 (11.1.1)
B72427-06
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C トラブルシューティング

この付録では、Oracle WebCenter Content Serverのカスタマイズに関する問題を解決するためのトラブルシューティング機能の使用方法について説明します。

この付録には、次の項が含まれます。

C.1 トラブルシューティング機能について

使用時にコンテンツ・サーバー・ページを評価する場合に使用可能ないくつかのトラブルシューティング機能があります。

C.2 サーバー・エラーの表示

コンポーネント・ファイルや動的サーバー・ページに構文エラーなどの記述ミスがあると、コンテンツ・サーバーでエラーが発生する可能性があります。コンテンツ・サーバー・インスタンスでエラーが発生すると、次の場所にエラーが報告されます。

  • コマンド・プロンプトからコンテンツ・サーバーを実行した場合は、コンソール・ウィンドウにエラーが表示されます。

  • コンテンツ・サーバーにログインできる場合、「管理」メニューから、「ログ・ファイル」を選択し、次に「Content Serverログ」を選択します。

    「コンテンツ・サーバーのログ・ファイル」ページに最近のログの一覧が表示されます。ログを開くにはクリックします。

  • DomainHome/ucm/cs/weblayout/groups/secure/logsディレクトリにあるコンテンツ・サーバーのログ・ファイルを表示できます。

C.3 ページ・データの表示

IsJavaを設定すると、コンテンツ・サーバーWebページのローカル・データが表示されます。

  • Webブラウザのアドレス・ボックスで、ページのURLの最後に次のコードを追加します。

    &IsJava=1
    
  • テンプレート・ページまたはインクルードで、次のコードを使用します。

    <$IsJava=1$>
    

IsPageDebugを設定すると、コンテンツ・サーバーWebページで呼び出されるすべてのインクルードのツリー構造ビューが表示されます。Webページの下部にデバッグ・トレースが表示されます。

  • Webブラウザのアドレス・ボックスで、ページのURLの最後に次のコードを追加します。

    &IsPageDebug=1
    
  • テンプレート・ページまたはインクルードで、次のコードを使用します。

    <$IsPageDebug=1$>
    

    ヒント:

    サーバー全体に対して設定を適用する場合は、config.cfgファイルでIsPageDebug変数を設定することもできます。

  • スクリプト・デバッグ・トレースにマーカーを配置するには、値を表示する箇所、またはステップを実行する箇所に次のコードを配置します。

    <$trace("marker code")$>
    

    たとえば、次のコードを使用して、現在のユーザー名をデバッグ・トレースに挿入できます(Idocスクリプトを評価するには、eval関数を使用する必要があります)。

    <$trace(eval("The user name is <$UserName$>"))$>
    

IsJavaおよびIsPageDebugの詳細は、Oracle WebCenter Content構成リファレンスを参照してください。

C.4 リソースのロードの監視

コマンドラインからコンテンツ・サーバーを実行すると、3つの構成設定を使用して、リソースのロード状況を表示できます。IntradocDir/config/config.cfgファイルで、次の変数のうち必要なものを1に設定します。

  • TraceResourceLoadを1に設定すると、リソースのすべてのロード、オーバーライド、競合およびマージがログに記録されます。

  • TraceResourceOverrideを1に設定すると、システム・リソースがコンポーネント・リソースによってオーバーライドされたり、コンポーネント・リソースが2回ロードされたりした場合に、そのイベントがログに記録されます。

  • TraceResourceConflictを1に設定すると、システム・リソースがコンポーネント・リソースによって2回オーバーライドされた場合に、そのイベントがログに記録されます。

これらの構成設定の詳細は、Oracle WebCenter Content構成リファレンスを参照してください。