この章では、リリース11.1.1.9.0パッチのインストールの完了後に実行する必要のある手動のタスクについて説明します。該当する製品が使用されていない可能性があるため、これらのタスクの一部が環境に適用されない場合があります。
ノート: この章で説明するパッチ的用語の手順は、すべての環境またはアップグレード・パスで必要になるわけではありません。開始点のリリースの表を参照し、既存の環境に対して該当するタスクを判断してください。 WebCenter Portalにパッチを適用する場合、第6.10項「Oracle WebCenter Portalのパッチ適用後のタスク」を参照してください。 |
この章の内容は、次のとおりです。
多くのコンポーネントでは、なんらかのパッチ適用後構成タスクが必要です。この項の一般的なパッチ適用後タスクを確認して、アップグレードした環境に追加の構成が必要かどうかを判断してください。
WebLogic管理サーバーおよび管理対象サーバーを起動するには、次の項を参照してください。
ノート: 次のOracle WebLogic Serverパッチをミドルウェア・ホームに適用した場合は、ノード・マネージャ、WebLogic管理サーバーおよび管理対象サーバーをJava Secure Socket Extension (JSSE)を有効にして起動する必要があります。
これらのパッチはMy Oracle Supportで入手できます。 JSSEを有効化してノード・マネージャを起動する方法については、『Oracle WebLogic Serverノード・マネージャの管理』のノード・マネージャ環境変数の設定に関する項を参照してください。 JSSEを有効化してノード・マネージャを起動したら、管理サーバーと管理対象サーバーをJSSEを有効化して起動する必要があります。詳細は、『Oracle WebLogic Serverのセキュリティの管理』のJSSEを有効化したSSL実装の使用に関する項を参照してください。 |
ノード・マネージャを起動するには、$WL_HOME
/server/binからコマンドstartNodeManager.sh
(UNIXの場合)またはstartNodeManager.cmd
(Windowsの場合)を実行する必要があります。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のstartNodeManagerに関する説明を参照してください。
WebLogic管理サーバーを起動するには、次の手順を実行します。
UNIXの場合:
次のコマンドを実行します。
cd
MW_HOME
/user_projects/domains/
domain_name
/bin
./startWebLogic.sh
Windowsの場合:
次のコマンドを実行します。
cd
MW_HOME
\user_projects\domains\
domain_name
\bin
startWebLogic.cmd
管理対象サーバーを起動するには、次の手順を実行します。
UNIXの場合:
コマンド行で次のコマンドを実行して、現在の作業ディレクトリからMW_HOME
/user_projects/domains/
domain_name
/bin
ディレクトリに移動します。
cd
MW_HOME
/user_projects/domains/
domain_name
/bin
次のコマンドを実行して管理対象サーバーを起動します。
./startManagedWebLogic.sh
managed_server_name admin_url admin_username password
ここで
managed_server_name
は、管理対象サーバーの名前です。
admin_url
は管理コンソールのURLです。http://
host
:
port
/console
という形式で指定します。WebLogic管理サーバーが異なるコンピュータ上にある場合にのみ指定します。
admin_username
は、WebLogic管理サーバーのユーザー名です。
password
はWebLogic管理サーバーのパスワードです。
例:
./startManagedWebLogic.sh soa_server1 http://host.example.com:7001/console weblogic password123
Windowsの場合:
コマンド行で次のコマンドを実行して、現在の作業ディレクトリからMW_HOME
\user_projects\domains\
domain_name
\bin
ディレクトリに移動します。
cd
MW_HOME
\user_projects\domains\
domain_name
\bin
次のコマンドを実行して管理対象サーバーを起動します。
startManagedWebLogic.cmd
managed_server_name admin_url admin_username password
ここで
managed_server_name
は、管理対象サーバーの名前です。
admin_url
は管理コンソールのURLです。http://
host
:
port
/console
という形式で指定します。WebLogic管理サーバーが異なるコンピュータ上にある場合にのみ指定します。
admin_username
は、WebLogic管理サーバーのユーザー名です。
password
はWebLogic管理サーバーのパスワードです。
例:
startManagedWebLogic.cmd soa_server1 http://host.example.com:7001/console weblogic password123
表5-1に、既存のリリース11.1.1.2.0環境に応じて、場合によって必要となるパッチ適用後のタスクをまとめてあります。表で該当する製品領域を見つけ、手順についてドキュメントのリンクを参照してください。
表5-1 開始点がリリース11.1.1.2.0である場合のパッチ適用後のタスク
表5-2に、既存のリリース11.1.1.3.0環境に応じて、場合によって必要となるパッチ適用後のタスクをまとめてあります。表で該当する製品領域を見つけ、手順についてドキュメントのリンクを参照してください。
表5-2 開始点がリリース11.1.1.3.0である場合のパッチ適用後のタスク
表5-3に、既存のリリース11.1.1.4.0環境に応じて、場合によって必要となるパッチ適用後のタスクをまとめてあります。表で該当する製品領域を見つけ、手順についてドキュメントのリンクを参照してください。
表5-3 開始点がリリース11.1.1.4.0である場合のパッチ適用後のタスク
表5-4に、既存のリリース11.1.1.5.0環境に応じて、場合によって必要となるパッチ適用後のタスクをまとめてあります。表で該当する製品領域を見つけ、手順についてドキュメントのリンクを参照してください。
表5-4 開始点がリリース11.1.1.5.0である場合のパッチ適用後のタスク
表5-5に、既存のリリース11.1.1.6.0環境に応じて、場合によって必要となるパッチ適用後のタスクをまとめてあります。表で該当する製品領域を見つけ、手順についてドキュメントのリンクを参照してください。
表5-5 開始点がリリース11.1.1.6.0である場合のパッチ適用後のタスク
表5-6に、既存のリリース11.1.1.7.0環境に応じて、場合によって必要となるパッチ適用後のタスクをまとめてあります。表で該当する製品領域を見つけ、手順についてドキュメントのリンクを参照してください。
表5-6 開始点がリリース11.1.1.7.0である場合のパッチ適用後のタスク
製品領域 | ドキュメント |
---|---|
Oracle Directory Integration Platform |
|
Oracle Unified Directory (OUD)およびOracle Directory Server Enterprise Edition (ODSEE)とともに使用する際のOracle Directory Integration Platform (DIP)のサポート。 |
第5.10.1項「OUDおよびODSEEで使用する際のOracle Directory Integration Platform (DIP)の新機能の有効化」 |
Oracle Identity Managementコンポーネント(Oracle Enterprise Managerを使用してメトリックおよび構成設定を表示する場合)。 |
第5.10.3項「Oracle Enterprise Manageを使用したOracle Identity Managementメトリックおよび構成設定の表示」 |
Oracle Service Bus |
|
Oracle Service Bus構成情報 |
第5.14.1項「最新パッチ・セットの適用後のOracle Service Busドメインのアップグレード」 |
Oracle WebCenter Portal |
|
リリース11.1.1.7.0インストールへのパッチ適用の手順。 |
第6.3項「Oracle WebCenter Portal 11.1.1.7.0インストールへのパッチ適用」 |
Oracle WebCenter Content |
|
Oracle WebCenter Contentアプリケーション・アダプタ。 |
第5.13.2項「Oracle WebCenter Content用のOracleアプリケーション・アダプタのアップグレード」 |
コンテンツ・サーバーでのレコード管理のレポート・ライブラリ。 |
第5.13.3項「コンテンツ・サーバーでのレコード管理用のレポート・ライブラリの構成」 |
Inbound Refinery (IBR) |
第5.13.4項「IBRを監視するためのFusion Middleware Controlの使用方法」 |
WebCenter Content Server |
第5.13.5項「SOAまたはBAMを使用したOracle WebCenter Content Serverの起動」 |
WebCenter Contentのシステム・コンポーネント |
第5.13.6項「WebCenter Contentのシステム・コンポーネントの有効化」 |
表5-7に、既存のリリース11.1.1.8.0環境に応じて、場合によって必要となるパッチ適用後のタスクをまとめてあります。表で該当する製品領域を見つけ、手順についてドキュメントのリンクを参照してください。
表5-7 開始点がリリース11.1.1.8.0である場合のパッチ適用後のタスク
製品領域 | ドキュメント |
---|---|
Oracle WebCenter Portal |
|
WebCenter Portalのパッチ適用手順 |
|
Oracle WebCenter Content |
|
Oracle WebCenter Content ADF UI |
第5.8.1項「WebCenter ContentのADF UIドメインへのパッチ適用」 |
WebCenter Contentドメインを11.1.1.9.0にアップグレードした後に、WebCenter ContentドメインのADF UIにパッチを適用する必要があります。p19926432_111190_Generic.zip
パッチは次のディレクトリにあります。
ORACLE_HOME/ucm/Distribution/WccADFUI
インストール・パッケージWccADFUI.zip
もこのディレクトリにあります。
ADF UI環境のパッチの適用手順の詳細は、インストール・パッケージに含まれているREADME.txt
ファイルを参照してください。
システム・コンポーネントは、Javaアプリケーションとしてデプロイされない管理可能なプロセスです。システム・コンポーネントは、Oracle Process Manager and Notification (OPMN)で管理されます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のOracle Fusion Middlewareの主要概念の理解に関する項を参照してください。
Oracle Identity Managementコンポーネントのパッチ適用後の手順は、第5.10項「Oracle Identity Managementコンポーネントのパッチ適用後のタスク」で説明しています。
ノート: WebCenter Contentユーザーは、システム・コンポーネントを有効化および無効化するための追加タスクの実行が、必要になる場合があります。詳細は、第5.13.6項「WebCenter Contentのシステム・コンポーネントの有効化」を参照してください。 |
Oracle Fusion Middlewareシステム・コンポーネントには、次のようなものがあります。
Oracle HTTP ServerおよびOracle Web Cacheなど、Oracle Web Tierに含まれている製品。
Oracle Virtual DirectoryおよびOracle Internet Directoryなど、Oracle Identity Managementに含まれている製品。
Oracle Portal, Forms, Reports and Discovererに含まれている製品。
BI Server、BI SchedulerおよびBI Presentation Servicesなど、Oracle Business Intelligenceに含まれている製品。
Oracle Data Integratorに含まれている製品。
これらのコンポーネントの1つ以上にパッチを適用した場合は、この項のタスクを実行する必要があります。システム・コンポーネントの詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のOracle Fusion Middlewareの主要概念の理解に関する項を参照してください。
次のタスクを実行する必要があります。
このステップは、WebLogicドメインと関連付けられているすべてのシステム・コンポーネントに対して必須です。場合によっては(たとえば、Oracle Web TierおよびOracle Internet Directoryの場合)、ドメインと関連付けられていないスタンドアロン・システム・コンポーネントの作成を選択できます。その場合は、この手順を実行する必要はありません。
WebLogicドメインに関連付けられているシステム・コンポーネント・ソフトウェアにパッチを適用したら、ORACLE_HOME
/opmn/bin/upgradenonj2eeapp.sh
スクリプト(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはORACLE_HOME
\opmn\bin\upgradenonj2eeapp.bat
スクリプト(Windowsオペレーティング・システムの場合)を実行して、システム・コンポーネントをアップグレードする必要があります。
このスクリプトを実行する前に、次の点を確認してください。
管理サーバーが起動されて、実行中であること。
ORACLE_HOME
環境変数が製品のOracleホーム・ディレクトリに設定されていること。
インスタンスのホームにあるbin
ディレクトリのOPMNインスタンスが起動されて実行中であること。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
cd INSTANCE_HOME/bin
./opmnctl start
Windowsオペレーティング・システムの場合:
cd INSTANCE_HOME\bin
opmnctl start
このスクリプトをUNIXオペレーティング・システムで実行するには:
cd ORACLE_HOME/opmn/bin ./upgradenonj2eeapp.sh -oracleInstance Instance_Home_Location -adminHost WebLogic_Server_Host_Name -adminPort administration_server_port_number -adminUsername administration_server_user
Windowsオペレーティング・システムの場合:
cd ORACLE_HOME\opmn\bin upgradenonj2eeapp.bat -oracleInstance Instance_Home_Location -adminHost WebLogic_Server_Host_Name -adminPort administration_server_port_number -adminUsername administration_server_user
トラブルシューティング
upgradenonj2eeapp
スクリプトの実行中にCommand failed: NonJ2EEManagement Application deployment failed
エラーが発生した場合、次のステップを実行して問題を診断し、修正します。
provisioning.logを確認し、障害の根本的な原因を特定します。このログ・ファイルは次のディレクトリにあります。
MW_HOME/instances/myinstance/diagnostics/logs/OPMN/opmn
障害の根本的原因がロックの問題の場合は、残りのステップを続行します。
エラーの原因がロック障害ではない場合、ステップ5に示すとおり、単にインスタンスを再デプロイして登録します。
Oracle WebLogic Server管理コンソールにログインします。
http://localhost:7001/console
「チェンジ・センター」に移動し、「構成の解放」をクリックします。
構成上のロックは削除されますが、インスタンスのデプロイと再登録も必要な場合があります。
前述のとおりupgradenonj2eeapp
スクリプトを再開し、provisioning.logを確認します。
「インスタンスinstance1の登録解除に失敗しました。管理サーバー上に存在しません。」とのメッセージが表示された場合は、次のステップに進みます。
次の例に示すとおり、インスタンスを再デプロイおよび登録します。使用している環境のディレクトリ・パスとインスタンス名を使用してください。
./opmnctl redeploy -oracleInstance /Middleware/instances/instance1 -adminHost localhost -adminPort 7001 -adminUsername weblogic
Command requires login to weblogic admin server (localhost):
Username: weblogic
Password:
./opmnctl registerinstance Command requires login to weblogic admin server (localhost): Username: weblogic Password:
前述のとおり、upgradenonj2eeapp
スクリプトを再開します。「NonJ2EEManagement.earおよび登録は正常にアップグレードされました」と表示されます。
Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererにパッチを適用する場合、正しいバージョンが表示されるようにするには、最新のパッチ・セットを適用してからemCCR
コマンドをいくつか実行する必要があります。emCCR
は、Oracle Configuration Managerによって、クライアント構成情報を収集してOracleリポジトリにアップロードするために使用されます。
ORACLE_HOME
\ccr\bin
ディレクトリに移動します。
ORACLE_CONFIG_HOME
環境変数を、Oracle Configuration Managerの含まれるインスタンス・ホームに設定します。
たとえば、Windowsオペレーティング・システムでは次のように実行します。
set ORACLE_CONFIG_HOME=C:\Oracle\Middleware\Instances\asinst_ocmoc
次に示すのは、UNIXオペレーティング・システムの例です。
setenv ORACLE_CONFIG_HOME /home/Oracle/Middleware/asinst_ocmoc
次のemCCR
コマンドを実行します。
emccr collect emccr status
Oracle ReportsまたはOracle Portalをドメイン内に構成してあり、最新のパッチ・セットを適用した場合は、無効化パスワードを変更しようとすると、次のエラーが表示されます。
Error. Check logs for details. [OK].
ログ・ファイルportal_wls.log
およびwls_portal.out
に、次のエラーが見られます。
<Date and time> <Warning> <RMI> <BEA-080003>
<RuntimeException thrown by rmi server:
javax.management.remote.rmi.RMIConnectionImpl.invoke
(Ljavax.management.ObjectName;Ljava.lang.String;Ljava.rmi.MarshalledObject;[Ljava.lang.String;Ljavax.security.auth.Subject;)
javax.management.RuntimeErrorException:
oracle.jdbc.driver.T2CConnection.getLibraryVersionNumber()I.javax.management.RuntimeErrorException:
oracle.jdbc.driver.T2CConnection.getLibraryVersionNumber()I
at
oracle.as.jmx.framework.standardmbeans.spi.OracleStandardEmitterMBean.doInvoke(OracleStandardEmitterMBean.java:991)
at
oracle.adf.mbean.share.AdfMBeanInterceptor.internalInvoke(AdfMBeanInterceptor.java:104)
at
oracle.as.jmx.framework.generic.spi.interceptors.AbstractMBeanInterceptor.doInvoke(AbstractMBeanInterceptor.java:252)
....
Caused By: java.lang.UnsatisfiedLinkError:
oracle.jdbc.driver.T2CConnection.getLibraryVersionNumber()I
at oracle.jdbc.driver.T2CConnection.getLibraryVersionNumber(Native
Method)
at oracle.jdbc.driver.T2CConnection$1.run(T2CConnection.java:3537)
at java.security.AccessController.doPrivileged(Native Method)
at oracle.jdbc.driver.T2CConnection.loadNativeLibrary
(T2CConnection.java:3532)
....
これらのJDBCエラー・メッセージが表示されないようにするには、次の手順を実行する必要があります。
DOMAIN_HOME
(デフォルトではuser_projects
)内のbin
ディレクトリに移動します。
setDomainEnv.sh
ファイル(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはsetDomainEnv.cmd
ファイル(Windowsオペレーティング・システムの場合)を編集して、EXT_PRE_CLASSPATH
を検索します。
定義を変更して、次のようになるようにします。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
EXT_PRE_CLASSPATH=$ORACLE_HOME/jdbc/lib/ojdbc6.jar export EXT_PRE_CLASSPATH
例:
if [ "${EXT_PRE_CLASSPATH}" != "" ] ; then if [ "${PRE_CLASSPATH}" != "" ] ; then EXT_PRE_CLASSPATH=$ORACLE_HOME/jdbc/lib/ojdbc6.jar // add this line export EXT_PRE_CLASSPATH // add this line PRE_CLASSPATH="${EXT_PRE_CLASSPATH}${CLASSPATHSEP}${PRE_CLASSPATH}" export PRE_CLASSPATH else EXT_PRE_CLASSPATH=$ORACLE_HOME/jdbc/lib/ojdbc6.jar // add this line export EXT_PRE_CLASSPATH // add this line PRE_CLASSPATH="${EXT_PRE_CLASSPATH}" export PRE_CLASSPATH fi fi
Windowsオペレーティング・システムの場合:
if NOT "%EXT_PRE_CLASSPATH%"=="" ( if NOT "%PRE_CLASSPATH%"=="" ( set EXT_PRE_CLASSPATH=%ORACLE_HOME%\jdbc\lib\ojdbc6.jar // add this line set PRE_CLASSPATH=%EXT_PRE_CLASSPATH%;%PRE_CLASSPATH% ) else ( set EXT_PRE_CLASSPATH=%ORACLE_HOME%\jdbc\lib\ojdbc6.jar // add this line set PRE_CLASSPATH=%EXT_PRE_CLASSPATH% ) )
ポータル管理対象サーバーを再起動します。
Oracle Internet Directoryスキーマが11gリリース1 (11.1.1.6.0)より前のバージョンのインストール時に作成されたものである場合、Oracle Internet Directoryに100万件を超えるエントリを追加するには、OLTS_CT_STORE
およびOLTS_ATTRSTORE
表領域にデータファイルを追加する必要があります。このステップは、bulkload
またはldapadd
操作の前に実行します。
詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』のデータ・ファイルの作成およびデータ・ファイルの表領域への追加に関する項を参照してください。
upgradeOpss()
コマンドは、ブートストラップ・ウォレットにすでにある暗号化キーに対する、BASE64エンコードされた新しいキーです。このキーは、OBI CベースのコードがDB資格証明ストアにアクセスする場合に必要です。このオプションのコマンドは、バージョン11.1.1.4.0、11.1.1.5.0または11.1.1.6.0から開始する場合に役立ちます。このステップを実行していない場合、11.1.1.9.0.ではOBIがDBベースの資格証明ストアにアクセスできなくなります。
JSEモードでのOPSSの実行の詳細は、『Oracle Platform Security Servicesによるアプリケーションの保護』のDBベースのOPSSセキュリティ・ストアの構成に関する項を参照してください。
動的監査メタデータ・モデルをJavaSEモードで実行するOPSSの監査サービスで使用可能にするには、upgradeOpss()
コマンドを使用して、追加の監査サービス・プロパティでjps-config-jse.xmlを変更します。このオプションのコマンドは、バージョン11.1.1.4.0、11.1.1.5.0または11.1.1.6.0から開始する場合に役立ちます。このステップを実行しない場合、新しいメタデータ・モデルで監査サービスに登録されている11.1.1.9.0のコンポーネントでは、JSEモードの監査サービスが表示されません。
JSEモードでのOPSSの実行の詳細は、『Oracle Platform Security Servicesによるアプリケーションの保護』のJava SEアプリケーションでのポリシーおよび資格証明ストアの構成に関する項を参照してください。
リリース11.1.1.7.0では、新しいダンプ・サンプリング機能が診断フレームワークに追加されています。このオプションの機能を有効にするには、次のWLSTコマンドを管理サーバーへの接続中に実行する必要があります。
wlst.sh <ORACLE_HOME>/common/scripts/wlst/upgradeDFWConfig.py --adminuser <admin user name> --password <admin password> --adminurl <admin url>
このオプションのパッチ適用後のステップでは、Batik SVGライブラリをADF View JRFクラスパス、およびApache JARをアプリケーション・クラスパスに追加することによって、treemapやsunburstなどの特定のDVTコンポーネントの印刷しやすいレンダリングが可能になります。
詳細は、Oracle ADFアプリケーションの管理のupgradeADFLibraryに関する項を参照してください。
この項では、Oracle Internet Directory、Oracle Directory Integration Platform、Oracle Virtual Directory、Oracle Directory Services Manager、Oracle Identity Federationなど、Oracle Identity Managementに含まれる製品のパッチ適用後のタスクについて説明します。
第5.10.1項「OUDおよびODSEEで使用する際のOracle Directory Integration Platform (DIP)の新機能の有効化」
第5.10.3項「Oracle Enterprise Manageを使用したOracle Identity Managementメトリックおよび構成設定の表示」
ノート: Oracle Access Manager、Oracle Adaptive Access Manager、Oracle Identity ManagerなどのOracle Identity and Access Managementコンポーネントを使用している場合は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity and Access Managementアップグレード・ガイド』を参照してください。 |
Oracle WebLogic Serverドメインのアップグレード後に、Oracle Unified Directory (OUD)またはOracle Directory Server Enterprise Edition (ODSEE)で使用するDIPの新機能を使用する場合、コマンドラインでdipConfigurator update
(<ORACLE_HOME>/bin
)コマンドを実行し、次の引数を入力する必要があります。
表5-8 dipConfiguratorプロパティ
プロパティ | 説明 |
---|---|
|
Oracle Directory Integration PlatformがデプロイされているOracle WebLogic Serverホスト名。デフォルトのホスト名は |
|
Oracle Directory Integration PlatformがデプロイされているOracle WebLogic管理対象サーバーのリスニング・ポート番号。デフォルトのポート番号は |
|
Oracle WebLogic Serverログイン・ユーザー名。 |
|
Oracle Unified Directoryホスト名。デフォルトのホスト名は |
|
Oracle Unified Directoryサーバーのポート番号。デフォルト値は、 |
|
|
|
デフォルト値は |
|
このパラメータは、OUD管理ポートを指定するために使用します。デフォルト値は4444です。 ノート: バックエンドがOUDである場合のみ、このパラメータは必要です。バックエンドがODSEEの場合、このパラメータは不要です。 |
ノート: Directory Integration Platformを起動してから、dipConfigurator を実行する必要があります。DIPの起動の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Directory Integration Platform管理者ガイド』のWLSTによるOracle Directory Integration Platformの起動および停止に関する項を参照してください。
|
例:
cd $ORACLE_HOME/bin/ $ ./dipConfigurator update Enter WLS Admin Server Host Name [localhost] : machine_name Enter WLS Admin Server Port [7001] : 7001 Enter username to contact WebLogic Server : weblogic Enter password to contact WebLogic Server : Enter backend LDAP Server HostName [localhost] : machine_name Enter backend LDAP Server Port [636] : 1389 Enter if LDAP port is SSL enabled [true] : false Enter username to contact LDAP server : cn=orcladmin Enter password to contact LDAP Server : Enter LDAP Server Admin Port [4444] : 4444
または、次のコマンドラインを使用することもできます。
$ORACLE_HOME/bin/dipConfigurator update -wlshost localhost -wlsport 7001 -wlsuser weblogic -ldaphost localhost -ldapport 1389 -isldapssl false -ldapuser "cn=Directory Manager" -ldapadminport 4444
アップグレードの確認
dipConfigurator update
コマンドを実行すると、dipStatus
コマンドを使用してアップグレード結果を検証できます。このコマンドは$ORACLE_HOME/bin/ディレクトリにあります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Directory Integration Platform管理者ガイド』のOracle Directory Integration Platformの確認に関する項を参照してください。
次のように、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用して、Oracle Directory Integration Platform (ODIP)のアップグレードを確認することもできます。
Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlにログインします。
左のナビゲーション・パネルで、「Identity and Access」をクリックするか展開し、DIPコンポーネントを選択します。
「DIPサーバー」メニューをクリックして、「管理」をポイントし、「サーバー・プロパティ」を選択します。
「接続テスト」をクリックしてインスタンスを確認します。
Oracle Identity Federationには、Oracle Identity Federation構成ファイルの新しいプロパティ定義を必要とする新機能およびバグ修正が導入されています。これらの新たなプロパティで提供される機能を利用する場合は、次のWLSTスクリプトのいずれかを実行する必要があります。
次の場合、oif-upgrade-11.1.1.2.0-11.1.1.9.0.py
スクリプトを実行します。
11.1.1.2.0または11.1.1.3.0から11.1.1.9.0にソフトウェアをアップグレードする場合。
既存の11.1.1.4.0または11.1.1.5.0のインストールで、oif-upgrade-11.1.1.2.0-11.1.1.4.0.py
スクリプトを事前に実行していない場合。
ソフトウェアを11.1.1.4.0または11.1.1.5.0から11.1.1.9.0にアップグレードする場合は、oif-upgrade-11.1.1.4.0-11.1.1.9.0.py
スクリプトを実行します。
ソフトウェアを11.1.1.6.0から11.1.1.9.0にアップグレードする場合は、oif-upgrade-11.1.1.6.0-11.1.1.9.0.py
スクリプトを実行します。
ソフトウェアを11.1.1.7.0から11.1.1.9.0にアップグレードする場合は、oif-upgrade-11.1.1.7.0-11.1.1.9.0.py
スクリプトを実行します。
スクリプトを実行する場合の手順は次のとおりです。
Linuxオペレーティング・システムでは、bash
コマンドを入力します。
bash
DOMAIN_HOME
変数をOracle Identity Federationのドメイン・ホームの場所に設定します。
ORACLE_HOME
変数をOracle Identity FederationのOracleホームの場所に設定します。
setOIFEnv
スクリプトを実行します。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
bash export DOMAIN_HOME=full_path_to_domain_home_directory source ORACLE_HOME/fed/scripts/setOIFEnv.sh
Microsoft Windowsオペレーティング・システムの場合:
cd ORACLE_HOME\fed\scripts
setOIFEnv.cmd
oif-upgrade-11.1.1.2.0-11.1.1.9.0.py
、oif-upgrade-11.1.1.4.0-11.1.1.9.0.py
、oif-upgrade-11.1.1.6.0-11.1.1.9.0.py
またはoif-upgrade-11.1.1.7.0-11.1.1.9.0.py
スクリプトを実行します。
たとえば、UNIXオペレーティング・システムの場合は、次のように指定します。
cd ORACLE_HOME/common/bin>wlst.sh $ORACLE_HOME/fed/scripts/oif-upgrade-11.1.1.2.0-11.1.1.9.0.py
Microsoft Windowsオペレーティング・システムの場合:
cd ORACLE_HOME\common\bin>wlst.cmd $ORACLE_HOME\fed\scripts\oif-upgrade-11.1.1.2.0-11.1.1.9.0.py
WebLogic Server管理者の資格証明(ユーザー名とパスワード)、およびOracle Identity Federationが稼働している管理対象サーバーの場所を入力するように求められます。ドメインに管理対象サーバーが複数ある場合でも、この入力が必要になるのは1つの管理対象サーバーに対してのみです。
11.1.1.6より前のバージョンから11gリリース1 (11.1.1.9)になるようにOracle Identity Managementコンポーネントにパッチ適用し、Oracle Enterprise Managerを使用して、Oracle Virtual Directory、Directory Integration PlatformまたはOracle Unified Directoryの構成設定およびメトリックを表示する場合は、パッチの適用後に次を実行する必要があります。
WebLogic Serverの/lib
ディレクトリに移動します。
例:
cd $WL_HOME/server/lib
次を実行します。
java -jar wljarbuilder.jar
Oracleホームの/jlibディレクトリに移動します。
例:
cd $ORACLE_HOME/sysman/jlib
wlfullclient.jarファイルをORACLE_HOME/sysman/jlib
にコピーします。
cp $WL_HOME/server/lib/wlfullclient.jar .
EMAGENT
を停止して再起動します。
$ORACLE_INSTANCE/bin/opmnctl stopproc ias-component=EMAGENT $ORACLE_INSTANCE/bin/opmnctl startproc ias-component=EMAGENT
Oracle Fusion Middleware Controlコンソールにログインし、「構成設定」ページがOracle Virtual DirectoryまたはOracle Internet Directoryで使用できることを確認します。
既存のWebLogic Serverドメインを、次のタスクを実行することでアップグレードする必要があります。
WebLogic Serverドメインごとに、WLSTコマンドupgradeJRF()
を実行して、ドメイン内の共有ライブラリをアップグレードする必要があります。
ノート: Oracle WebCenter Portalにパッチを適用する場合は、第6章「Oracle WebCenter Portalのパッチ適用」に記述されている指示に従えば、このコマンドを実行する必要はありません。 |
ドメイン内で実行されているインスタンス、管理対象サーバー、管理サーバーおよびノード・マネージャをすべて停止します。詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』の「Oracle Fusion Middlewareの起動と停止」を参照してください。
WLSTを起動します。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
cd oracle_common/common/bin ./wlst.sh
Windowsオペレーティング・システムの場合:
cd oracle_common\common\bin wlst.cmd
アップグレードするドメインごとに、管理サーバーが配置されているノードまたはシステムに対して、upgradeJRF()
コマンドを実行します。ドメインの場所はパラメータとして渡されます。
wlst> upgradeJRF('/DOMAIN_HOME')
ノート: このコマンドを実行すると、setDomainEnv スクリプトに対して行ったカスタム変更はすべて失われます。他のドメイン・テンプレートが適用されてsetDomainEnv スクリプトが再生成される場合の混乱を最小限に抑えるには、カスタム変更をsetDomainEnv と呼ばれる別のスクリプトに保持することをお薦めします。
|
WebLogic Serverドメインごとに、WLSTコマンドupgradeOpss()
を実行し、system-jazn-data
ファイルを使用して、前のリリースの構成およびストアからリリース11.1.1.9.0の構成およびストアにアップグレードする必要があります。
ノート: 11.1.1.9.0に対してupgradeOpss を実行すると、audit-store.xmlファイルで「ファイルが見つかりません」のエラー・メッセージが表示される場合があります。このエラー・メッセージは無視してかまいません。audit-store.xmlファイルはupgradeOpss スクリプトの実行後に提供されます。 |
構成およびストアのアップグレードの詳細は、『Oracle Platform Security Servicesによるアプリケーションの保護』のファイルベースのポリシーおよび資格証明ストアの構成に関する項を参照してください。
ノート: Oracle WebCenter Portalにパッチを適用する場合は、第6章「Oracle WebCenter Portalのパッチ適用」に記述されている指示に従えば、このスクリプトを実行する必要はありません。 |
WebLogic ServerドメインごとにupgradeWSM()
WLSTコマンドを実行して、Oracle WSM構成およびポリシーを以前のリリース(11.1.1.1.0から11.1.1.6.0)からリリース11.1.1.9.0にアップグレードする必要があります。
次のOracle WSM構成およびポリシーがアップグレードされます。
環境に合わせてカスタマイズされていない事前定義済ポリシーは置換され、新しいポリシーは自動的に追加されます。ただし、カスタマイズされた事前定義済ポリシーと、ユーザーがリポジトリに作成したカスタム・ポリシーは置換されないことに注意してください。
DNおよび信頼できる発行者などのWS-Trust構成
セキュアなEJBのカスタム・ロール
ノート: WLSTオフライン・コマンドとして、このコマンドを実行する必要があります。したがって、ドメイン内で実行されているインスタンス、管理対象サーバー、管理サーバーおよびノード・マネージャをすべて停止してください。詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のOracle Fusion Middlewareの起動と停止に関する項を参照してください。 |
upgradeWSM()
WLSTコマンドを実行するには:
WLSTをオフラインで起動します。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
cd oracle_common/common/bin ./wlst.sh
Windowsオペレーティング・システムの場合:
cd oracle_common\common\bin wlst.cmd
アップグレードするドメインごとに、管理サーバーが配置されているノードまたはシステムに対して、upgradeWSM()
コマンドを実行します。ドメインの場所の絶対パスはパラメータとして渡されます。
wls:/offline> upgradeWSM('/domainPath')
次の例で、WebLogic Server 11g 11.1.1.5.0ドメインのOWSM構成は、リリース11.1.1.9.0にアップブレードされます。
oracle_common\common\bin > 'Oracle_HOME/user_projects/domains/ps5_domain')
Starting Operation upgradeWSM ...
Upgrading Oracle Web Services Manager configuration started.
Upgrading Oracle Web Services Manager configuration files started.
Upgrading Oracle Web Services Manager configuration files completed.
Migration of custom roles and policies started.
Migration of custom roles and policies completed.
Oracle Web Services Manager successfully upgraded to version 11.1.1.9.0.
ドメイン内のすべてのサーバーとインスタンスを再起動します。
upgradeWSM()
WLSTコマンドの使用の詳細は、『WebLogic Server WLSTコマンド・リファレンス』のWebサービス・カスタムWLSTコマンドに関する項を参照してください。Oracle WSMの使用の詳細は、『Webサービスの管理』を参照してください。
WS-AtomicTransactionは、Oracle Fusion Middlewareリリース11.1.1.3.0で導入されたWebサービス機能です。リリース11.1.1.2.0のドメインをアップグレードする場合は、次のステップを実行して、WS-AtomicTransactionを有効化しておく必要があります。
次のファイルを編集します。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
DOMAIN_HOME/config/fmwconfig/policy-accessor-config.xml
Windowsオペレーティング・システムの場合:
DOMAIN_HOME\config\fmwconfig\policy-accessor-config.xml
Interceptorsセクションで、次のXMLコードを追加します。
<interceptor name="ClientWSATInterceptor" class="oracle.j2ee.ws.client.transaction.ClientWSATInterceptor" category="transaction" /> <interceptor name="ServerWSATInterceptor" class="oracle.j2ee.ws.server.transaction.ServerWSATInterceptor" category="transaction" />
Interceptor Chainsセクションでは次のようにします。
SOAPServiceBindingInterceptorChain
の既存のエントリで、Context InterceptorとRM Interceptorの間に<interceptor-ref name="ServerWSATInterceptor"/>
を追加する必要があります。例:
<interceptor-chain name="SOAPServiceBindingInterceptorChain" @ class="oracle.integration.platform.common.SOAPBindingInterceptorChain"> <interceptor-ref name="MTOMInterceptor"/> <interceptor-ref name="BindingSecurityInterceptor"/> <interceptor-ref name="ServerAddressingInterceptor"/> <interceptor-ref name="MEXInterceptor"/> <interceptor-ref name="WSRMServerInterceptor"/> <interceptor-ref name="ServerWSATInterceptor"/> <interceptor-ref name="ContextInterceptor"/> <interceptor-ref name="BindingManagementInterceptor"/> </interceptor-chain>
SOAPReferenceBindingInterceptorChain
の既存のエントリで、Context InterceptorとRM Interceptorの間に<interceptor-ref name="ClientWSATInterceptor"/>
を追加する必要があります。例:
<interceptor-chain name="SOAPReferenceBindingInterceptorChain" @ class="oracle.integration.platform.common.SOAPBindingInterceptorChain"> <interceptor-ref name="BindingManagementInterceptor"/> <interceptor-ref name="ContextInterceptor"/> <interceptor-ref name="ClientWSATInterceptor"/> <interceptor-ref name="WSRMClientInterceptor"/> <interceptor-ref name="ClientAddressingInterceptor"/> <interceptor-ref name="BindingSecurityInterceptor"/> <interceptor-ref name="MTOMInterceptor"/> </interceptor-chain>
既存の11g Oracle WebLogicドメインをリリース11.1.1.9.0にアップグレードする場合は、パフォーマンスを最適化するために、setDomainEnv
ファイルで次の変更を行うことをお薦めします。
if [ "${JAVA_USE_64BIT}" = "true" ] ; then if [ "${JAVA_VENDOR}" = "Oracle" ] ; then EXTRA_JAVA_PROPERTIES="-XXcompressedRefs:enable=TRUE ${EXTRA_JAVA_PROPERTIES}" export EXTRA_JAVA_PROPERTIES fi fi if [ "${JAVA_VENDOR}" = "Oracle" ] ; then EXTRA_JAVA_PROPERTIES="-XX:+UseLargePagesForHeap ${EXTRA_JAVA_PROPERTIES}" export EXTRA_JAVA_PROPERTIES fi EXTRA_JAVA_PROPERTIES="-Djps.auth.debug=false ${EXTRA_JAVA_PROPERTIES}" export EXTRA_JAVA_PROPERTIES
適用可能なEXTRA_JAVA_PROPERTIES
の説明は次にあります:
表5-9 EXTRA_JAVA_PROPERTIESのパラメータの説明
プロパティ | 説明 |
---|---|
|
このオプションは、圧縮参照の使用を制御し、ヒープに格納されるすべてのポインタを32ビットに制限します。圧縮参照を使用することで、Javaヒープ・リソースの使用量が削減され、メモリー・バスで転送されるデータも少なくなるため、パフォーマンスが向上します。このオプションによってヒープ上の領域も解放されます。
|
|
このオプションにより、JVMのJavaヒープおよびコードに対する大容量ページの使用が可能になります(使用可能な場合)。大容量ページにより、アプリケーションでは、プロセッサ内の変換索引バッファ(TLB)をより効率的に使用できるようになります。 このオプションはJRockit JVMに適用可能です。 |
|
このオプションは、JPSデバッグがオフになっていることを確認するために使用されます。 このオプションは、すべてのJVMタイプに適用可能です。 |
WebLogic Serverのセキュリティ変更のため、WebLogic Serverの直前にmod_wl_ohsなどのプロキシ・モジュールを実行する場合は、『Oracle WebLogic Serverプロキシ・プラグイン12.1.3の使用』で説明されているステップを実行する必要があります。
また、Webサーバーおよびプラグインの直前にデプロイされたロード・バランサやその他のソフトウェアがSSL終了ポイントであり、その製品でクライアントがSSLを使用して接続するかどうかに応じてWL-Proxy-SSLリクエスト・ヘッダーがtrueまたはfalseに設定される場合、WLProxySSLおよびWLProxySSLPassThroughパラメータは、『Oracle WebLogic Serverプロキシ・プラグイン12.1.3の使用』のWebサーバー・プラグインのパラメータに関する項の説明のとおりに構成できます。
この項には、Oracle SOA Suiteのパッチ適用の完了に関する次の項目が含まれています。
Oracle Fusion Middlewareデータベース内のデータの量が非常に多くなった場合、データベースの保守が困難になり、パフォーマンスに影響を及ぼす可能性があります。Oracle Fusion Middleware 11gリリース1 (11.1.1.4.0以降)に用意されている一連のツールを使用すると、不要なデータをOracle Fusion Middlewareからパージしやすくなります。
Oracle Fusion Middlewareの新規ユーザーがリポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を使用して最新のOracle SOA Suiteスキーマをインストールすると、Oracle SOA Suiteのパージ・スクリプトで要求されるストアド・プロシージャがデータベースに自動的にインストールされます。
ただし、実行しているOracle Fusion Middleware 11gがリリース1 (11.1.1.2.0)またはリリース1 (11.1.1.3.0)の場合は、これらのストアド・プロシージャは自動的にはインストールされません。そのため、パッチ・セット・アシスタントを実行してOracle SOA Suiteスキーマを最新のバージョンにアップグレードした後で、次の手順を使用して、必要なデータベース・オブジェクトを手動でインストールする必要があります。この手順は、Oracle SOA Suite 11g リリース1 (11.1.1.4.0以降)に用意されているパージ機能を使用する場合に必要です。
最新のOracle Fusion Middleware 11gのリポジトリ作成ユーティリティ(RCU)ソフトウェアのアーカイブを見つけてダウンロードし、解凍します。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utilityユーザーズ・ガイド』のRCUの入手に関する項を参照してください。
RCUソフトウェアを解凍するディレクトリをRCU_HOME
ディレクトリと呼びます。
SOAINFRAスキーマを所有するデータベース・ユーザーを使用してOracle SOA Suiteスキーマがインストールされているデータベースに、SQLPlusを使用して接続します。
次のスクリプトを実行して、Oracle SOA Suiteデータのパージに必要なデータベース・オブジェクトをロードします。
RCU_HOME/rcu/integration/soainfra/sql/soa_purge/soa_purge_scripts.sql
次のスクリプトを実行して、データベース内のOracle SOA Suiteデータの検証に必要なデータベース・オブジェクトをロードします。
RCU_HOME/rcu/integration/soainfra/sql/verify/soa_verify_scripts.sql
提供されているSQLスクリプトを使用してデータベース・オブジェクトをロードした後、『Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suiteの管理』のデータベース成長の管理に関する項で詳細を参照してください。
この手動ステップを実行する必要があるのは次の場合です。
前のSOAリリースからアップグレードする場合、最新バージョンのパッチ適用後、B2Bの「管理」タブが表示されない場合があります。
Oracle SOA Composerをリリース11.1.1.2.0または11.1.1.3.0からアップグレードする場合。最新バージョンにパッチを適用したら、SOA Composerのログイン画面が空白で表示される可能性があります。
Oracle BPM Workspaceをリリース11.1.1.3.0からアップグレードする場合。最新バージョンにパッチを適用したら、Oracle BPM Workspaceアプリケーションが起動しなくなります。
これらの問題を解決するには、次を実行する必要があります。
すべてのサーバー(管理サーバーとすべての管理対象サーバー)を停止します。
DOMAIN_HOME
/servers/AdminServer
(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはDOMAIN_HOME
\servers\AdminServer
(Windowsオペレーティング・システムの場合)にあるtmp
ディレクトリを削除します。
DOMAIN_HOME
/servers/soa_server1
(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはDOMAIN_HOME
\servers\soa_server1
(Windowsオペレーティング・システムの場合)にあるtmp
ディレクトリを削除します。
SOAの管理対象サーバーの名前がsoa_server1
でない場合は、soa_server1
をSOAの管理対象サーバーの名前に置き換えます。
すべてのサーバーを停止します。
bpelRecoveryAlertDurationInDays
キーにより、「必須のBPELメッセージ・リカバリ」インライン警告メッセージの表示が、リカバリ可能なBPELメッセージが過去7日間で作成された場合のみに制限されます。7日間のデフォルト設定は変更できます。このプロパティは、-1などのマイナス値または0には設定できません。このような場合、キーではデフォルト値(7日間)が使用されます。
アラート・メッセージを無効にするには、bpelRecoveryStatus
キーを使用します。期間の値は、フロー・トレースのアラート・メッセージには適用されません。
Oracle SOAリリース11.1.1.4.0、5.0または6.0から最新リリースにアップグレードする場合、MAXRECOVERATTEMPT
属性(デフォルトは0)をゼロ以外の値に手動でリセットし、アクティビティのリカバリ可能メッセージを正しく表示する必要があります。
Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用してこのシステムMBeanブラウザ・プロパティをリセットします。
次のいずれかのオプションを使用して、このページにアクセスします。
SOAインフラストラクチャのメニュー | ナビゲータのSOAフォルダ |
---|---|
|
|
「BPELサービス・エンジン・プロパティ」が表示されます。
「詳細BPEL構成プロパティ」をクリックします。
「属性」タブで、「MAXRECOVERATTEMPT」をクリックします。
「値」フィールドに2
を入力します。
「適用」をクリックします。
リリース11.1.1.3.0のOracle SOA Suiteのドメインに、(Oracle BAMとOracle BPMは構成されず)Oracle SOAのみが構成されている場合、または(Oracle BPMは構成されず)Oracle SOAとOracle BAMのみが構成されている場合は、soa-infra
アプリケーション(SOA Suiteインフラストラクチャの基礎となるロジックを含むWebLogic ServerのEARファイル)のデプロイメント・ステータスは「警告」となり、WebLogic Server管理コンソール内で見えます。この状態になったことが原因でサービスが失われたり低下することはありません。
ノート: このステップは、リリース11.1.1.4.0ソフトウェアがリリース11.1.1.3.0からアップグレードされている場合にのみ対象となります。リリース11.1.1.4.0がインストールして構成した唯一のバージョンである場合は、このタスクを実行する必要はありません。 |
この問題を解決するには、JMS接続ファクトリとトピックを次のように作成する必要があります。
WebLogic Server管理コンソールから、「ドメイン構造」→「JMSモジュール」→「SOAJMSModule」に移動し、次のオブジェクトを追加します。
jms/bpm/PeopleQueryConnectionFactory
jms/bpm/CubeCommandXAConnectionFactory
jms/bpm/PeopleQueryConnectionFactory
jms/bpm/MeasurementTopic
jms/bpm/PeopleQueryTopic
追加のパッチ適用後タスクを完了します。
WebLogic Serverおよび管理コンソールを再起動します。
ポリシー・ストアをアップグレードして新しいコード・ソース権限を追加するには、SOA Oracleホーム内のbin
ディレクトリからbpm-ps6-upgrade.py
スクリプトを実行します。開始バージョンが11.1.1.5.0以降の場合は、このスクリプトを実行する必要はありません。
ノート: このスクリプトは、WLSTオンライン・スクリプトとして実行する必要があります。このスクリプトを実行する前に、管理サーバーと管理対象サーバーが起動し稼働中であることを確認してください。 |
UNIXオペレーティング・システムの場合:
cd SOA_ORACLE_HOME/bin
../common/bin/wlst.sh bpm-ps6-upgrade.py
Windowsオペレーティング・システムの場合:
cd SOA_ORACLE_HOME\bin
..\common\bin\wlst.cmd bpm-ps6-upgrade.py
このコマンドを実行すると、次の情報を入力するプロンプトが表示されます。
Oracle BPMドメインの管理者ユーザー名。
Oracle BPMドメインの管理者パスワード。
WebLogic Server/Oracle BPMドメインがインストールされているホスト名と管理サーバーのリスニング・ポート番号。これは次の書式で指定する必要があります。
t3://host:port
スクリプトの完了後、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のOracle WebLogic Serverインスタンスの開始および停止に関する項の説明に従って、すべてのサーバーを停止し、再起動します。
ポリシー・ストアをアップグレードし、共有ライブラリをデプロイするには、soa-upgrade.py
WLSTスクリプトを実行します。これにより、次が実行されます。
ポリシー・ストアのsoa-infra
アプリケーション・ストライプ内に新しいロール付与とポリシー付与を追加します。
oracle.soa.worklist.webapp
共有ライブラリをSOAドメインにデプロイします。
SOA Oracleホーム内のbin
ディレクトリからsoa-upgrade.py
スクリプトを実行する必要があります。soa-upgrade.py
スクリプトの構文は次のとおりです。
ノート: このスクリプトは、WLSTオンライン・スクリプトとして実行する必要があります。リリース11.1.1.4.0以前からアップグレードする場合は、このスクリプトの実行前に稼働しているサーバーが管理サーバーのみであることを確認します。その他の管理対象サーバーは停止している必要があります。 リリース11.1.1.4以上からアップグレードする場合は、このスクリプトを実行する前に、管理サーバーと他のすべての管理対象サーバーが稼働していることを確認します。 |
UNIXオペレーティング・システムの場合:
cd SOA_ORACLE_HOME/bin ../common/bin/wlst.sh soa-upgrade.py --targetList list_of_SOA_servers_or_migratable_targets
Windowsオペレーティング・システムでは、同じディレクトリからwlst.cmd
を実行します。
cd SOA_ORACLE_HOME\bin ..\common\bin\wlst.cmd soa-upgrade.py --targetList list_of_SOA_servers_or_migratable_targets
このコマンドを実行すると、次の情報を入力するプロンプトが表示されます。
Oracle SOAドメインの管理者ユーザー名。
Oracle SOAドメインの管理者パスワード。
WebLogic Server/Oracle SOAドメインがインストールされているホスト名と管理サーバーのリスニング・ポート番号。これは次の書式で指定する必要があります。
t3://host:port
このコマンドを実行したら、すべてのサーバーを停止して再起動します。
現在Oracle BAMとOracle Data Integrator (ODI)の統合を使用している場合は、ソフトウェアにパッチを適用した後に、インストール・スクリプトを再実行してODIクライアントをアップグレードする必要があります。
ODIによって使用されるOracle BAMインタフェースは、いくつかの変更が加えられており、すべてのODIクライアント・エンドポイントでアップグレードが必要です。この手動のステップは、BAM-ODI統合が構成されているドメインに対してのみ必要です。
そのようなドメインそれぞれに対して、SOA_ORACLE_HOME
/bam/bin/bam_odi_configuration.sh
スクリプト(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはSOA_ORACLE_HOME
\bam\bin\bam_odi_configuration.bat
スクリプト(Microsoft Windowsオペレーティング・システムの場合)を実行する必要があります。PATCH
コマンドライン・パラメータを使用して、Oracle BAMアーティファクトをコピーします。詳細は、『Oracle SOA SuiteでのSOAアプリケーションの開発』のOracle Data IntegratorとOracle BAMの併用に関する項を参照してください。
ODIとOracle BAMサーバーが異なるネットワークのホストにインストールされている場合、またはなんらかの理由で現在の環境でスクリプトを使用できない場合は、手動で次のように実行し、ODIクライアントをアップグレードする必要があります。
Oracle BAMが下にインストールされているMiddlewareホーム・ディレクトリを使用して、wlfullclient.jar
ファイルを生成します。その手順は、『Oracle WebLogic Serverスタンドアロン・クライアントの開発』のWebLogic JarBuilderツールの使用方法に関する項に記載されています。
ODI_ORACLE_HOME
/lib/weblogic
ディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはODI_ORACLE_HOME
\lib\weblogic
ディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)にwlfullclient.jar
をコピーします。
ODI Oracleホームのlib
ディレクトリに次のOracle BAM .jar
ファイルをコピーします。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
SOA_ORACLE_HOME/bam/modules/oracle.bam_11.1.1/oracle-bam-common.jar SOA_ORACLE_HOME/bam/modules/oracle.bam_11.1.1/oracle-bam-etl.jar SOA_ORACLE_HOME/bam/modules/oracle.bam_11.1.1/oracle-bam-adc-ejb.jar SOA_ORACLE_HOME/bam/modules/oracle.bam.thirdparty_11.1.1/commons-codec-1.3.jar SOA_ORACLE_HOME/bam/modules/oracle.bam.thirdparty_11.1.1/xstream-1.3.1.jar oracle_common/modules/oracle.odl_11.1.1/ojdl.jar oracle_common/modules/oracle.jps_11.1.1/jps-api.jar oracle_common/modules/oracle.dms_11.1.1/dms.jar oracle_common/modules/org.jaxen_1.1.1.jar
Windowsオペレーティング・システムの場合:
SOA_ORACLE_HOME\bam\modules\oracle.bam_11.1.1\oracle-bam-common.jar SOA_ORACLE_HOME\bam\modules\oracle.bam_11.1.1\oracle-bam-etl.jar SOA_ORACLE_HOME\bam\modules\oracle.bam_11.1.1\oracle-bam-adc-ejb.jar SOA_ORACLE_HOME\bam\modules\oracle.bam.thirdparty_11.1.1\commons-codec-1.3.jar SOA_ORACLE_HOME\bam\modules\oracle.bam.thirdparty_11.1.1\xstream-1.3.1.jar oracle_common\modules\oracle.odl_11.1.1\ojdl.jar oracle_common\modules\oracle.jps_11.1.1\jps-api.jar oracle_common\modules\oracle.dms_11.1.1\dms.jar oracle_common\modules\org.jaxen_1.1.1.jar
SOA_ORACLE_HOME
/bam/ODI/knowledge_modules
ディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはSOA_ORACLE_HOME
\bam\ODI\knowledge_modules
ディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)からODI_HOME
/lib
ディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはODI_HOME
\lib
ディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)に、次のOracle BAMナレッジ・モジュールをコピーします。
KM_CKM Get Oracle BAM Metadata.xml KM_IKM SQL to Oracle BAM (delete).xml KM_IKM SQL to Oracle BAM (insert).xml KM_IKM SQL to Oracle BAM (looksert natural).xml KM_IKM SQL to Oracle BAM (looksert surrogate).xml KM_IKM SQL to Oracle BAM (update).xml KM_IKM SQL to Oracle BAM (upsert).xml KM_LKM Get Source Metadata.xml KM_LKM Oracle BAM to SQL.xml KM_RKM Oracle BAM.xml
次のODI_HOME
構成ファイルをバックアップします。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
ODI_HOME/lib/bam_odi.logging.properties ODI_HOME/lib/config/BAMODIConfig.xml
Windowsオペレーティング・システムの場合:
ODI_HOME\lib\bam_odi.logging.properties ODI_HOME\lib\config/BAMODIConfig.xml
SOA_ORACLE_HOME
/bam/ODI
ディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはSOA_ORACLE_HOME
\bam\ODI
ディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)からODI_ORACLE_HOME
ディレクトリに、新しいバージョンのODI構成ファイルを次のようにコピーします。
ノート: パッチ・セットをインストールする前にODI構成ファイルを変更した場合は、SOA Oracleホームから新しい構成ファイルをコピーした後でこれらの変更を再度行う必要があります。 |
UNIXオペレーティング・システムの場合:
SOA_ORACLE_HOME/bam/ODI/config/bam_odi.logging.properties to ODI_HOME/lib/bam_odi.logging.properties SOA_ORACLE_HOME/bam/ODI/config/BAMODIConfig.xml to ODI_HOME/lib/config/BAMODIConfig.xml
Windowsオペレーティング・システムの場合:
SOA_ORACLE_HOME\bam\ODI\config\bam_odi.logging.properties to ODI_HOME\lib\bam_odi.logging.properties SOA_ORACLE_HOME\bam\ODI\config\BAMODIConfig.xml to ODI_HOME\lib\config\BAMODIConfig.xml
この項の手順は、B2BサーバーがB2B EDIエンドポイントと統合されている環境で、カスタムのXEngine構成を使用している場合にのみ必要です。
そのような環境では、同じインストールで作成されたすべてのB2Bドメインが、次のディレクトリ内に格納されている単一のXEngine構成を共有します。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
MW_HOME/SOA_ORACLE_HOME/soa/thirdparty/edifecs/XEngine
Windowsオペレーティング・システムの場合:
MW_HOME\SOA_ORACLE_HOME\soa\thirdparty\edifecs\XEngine
XEngineのカスタマイズを保持するには:
Oracle SOA Suiteにパッチを適用する前に、次のディレクトリに格納されている内容をすべてバックアップします。
MW_HOME/SOA_ORACLE_HOME/soa/thirdparty/edifecs/XEngine
たとえば、UNIXオペレーティング・システムの場合:
cp -pr SOA_ORACLE_HOME/soa/thirdparty/edifecs/XEngine backup_location
インストーラを実行して、ソフトウェアをアップグレードします。
次のディレクトリに格納されているXEngine ZIPファイルを解凍します。
MW_HOME/SOA_ORACLE_HOME/soa/thirdparty/edifecs/XEngine
たとえば、UNIXオペレーティング・システムの場合:
cd SOA_ORACLE_HOME/soa/thirdparty/edifecs
gunzip XEngine.tar.gz
tar -xvf XEngine.tar
バックアップの場所からカスタマイズ済の構成ファイルをリストアします。
たとえば、UNIXオペレーティング・システムでXERegistry.xml
ファイルを変更した場合は、次のように指定します。
cp backup_location/config/XERegistry.xml SOA_ORACLE_HOME/soa/thirdparty/edifecs/XEngine/config
このステップは、Oracle SOA Suiteをリリース11.1.1.2.0以前から最新リリースにアップグレードする際、IBM WebSphere MQをメッセージ転送/永続サービスに使用しているJMSメッセージにOracle JMSアダプタを利用してアクセスするコンポジットが開発およびデプロイされている場合に必要になります。
JMSアダプタ用に作成したアウトバウンド接続プール・エントリをTopics
とともに使用する場合は、次の追加の接続プロパティを使用して、それをアウトバウンド接続プール・エントリの接続ファクトリ・プロパティの終わりに追加する必要があります。
ThirdPartyJMSProvider=true
詳細は、『テクノロジ・アダプタの理解』のIBM WebSphere MQ JMSを使用したOracle JMSアダプタの構成に関する項を参照してください。
この手動のステップは、Oracle SOA Suiteをリリース11.1.1.6.0以前から最新リリースにアップグレードし、新しくユーザー・メッセージング・サービス(UMS)アダプタ機能を有効化する場合に必要です。
『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のOracle WebLogic Serverインスタンスの開始および停止に関する項の説明に従って、すべての管理サーバーと管理対象サーバーを停止します。
『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』のグラフィック・モードでの構成ウィザードの開始に関する項の説明に従って、Oracle WebLogic構成ウィザードを開始します。
構成ウィザードの「拡張ソースの選択」画面から「既存の拡張テンプレートを使用してドメインを拡張する」を選択し、「テンプレートの場所」フィールドでSOAアップグレード拡張テンプレートへの次のパスを指定します。
SOA_HOME/common/templates/applications/oracle.soa_template_111160_111170.jar
画面の残りを続行し、拡張を完了します。
『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』の"Oracle WebLogic Serverインスタンスの開始および停止に関する項の説明に従って、管理サーバーおよび管理対象サーバーを再起動します。
この手動のステップは、Oracle SOA Suiteを11.1.1.6.0以前のバージョンから最新バージョンにアップグレードし、ケース管理やFrevvo Webフォームなど、新しいBPM機能を有効化する場合に必要です。
第5.12.11項「UMSアダプタ機能を含むSOAドメインの拡張」の説明に従い、SOAアップグレード・テンプレートを適用します。これは必須の前提条件です。
『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のOracle WebLogic Serverインスタンスの開始および停止に関する項の説明に従って、すべての管理サーバーと管理対象サーバーを停止します。
『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』のグラフィック・モードでの構成ウィザードの開始に関する項の説明に従って、Oracle WebLogic構成ウィザードを開始します。
構成ウィザードの「拡張ソースの選択」画面から「既存の拡張テンプレートを使用してドメインを拡張する」を選択し、「テンプレートの場所」フィールドでBPMアップグレード拡張テンプレートへの次のパスを指定します。
[SOA_HOME]/common/templates/applications/oracle.bpm_template_1111xx_1111xx.jar
画面の残りを続行し、拡張を完了します。
『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』の"Oracle WebLogic Serverインスタンスの開始および停止に関する項の説明に従って、管理サーバーおよび管理対象サーバーを再起動します。
この項の内容は、次のとおりです。
Oracle WebCenter Contentソフトウェアを11.1.1.3.0またはこれよりも前のバージョンからリリース11.1.1.9.0にアップグレードした後、この項に記載されているステップを手動で実行して、新しく分散されたライブラリの対象をOracle WebCenter Content: Imagingデプロイメントに設定する必要があります。これらのステップが実行されていないと、Oracle WebCenter Content: Imagingの管理対象サーバー(デフォルトでIPM_server1
)が起動しません。
Oracle WebLogic Serverが起動されていることを確認してから、次のようにしてOracle WebLogic Server管理コンソールを開きます。
http://administration_server_host:administration_server_port/console
本番システムでは、左側のナビゲーション・パネルの「チェンジ・センター」部分に進み、「ロックして編集」をクリックします。
次のようにして、Oracle Application Core Stubファイルをターゲットに指定します。
左側のナビゲーション・パネルの「ドメイン構造」部分で「デプロイメント」をクリックします。
「デプロイメント」表の上で、「インストール」ボタンをクリックします。
「パス」フィールドで、Oracle Application Core Stubファイルが格納されているディレクトリを参照します。
デフォルトの場所は、MW_HOME
/oracle_common/atgpf/modules/oracle.applcore.model_11.1.1
(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはMW_HOME
\oracle_common\atgpf\modules\oracle.applcore.model_11.1.1
(Windowsオペレーティング・システムの場合)です。
oracle.applcore.model.stub.ear
ファイルを選択して「次へ」をクリックします。
「このデプロイメントをライブラリとしてインストールする」を選択し、「次へ」をクリックします。
デプロイメント・ターゲットとしてIPM_server1
を選択し、「次へ」をクリックします。
「終了」をクリックします。
次のようにして、BPMのOracle SOA Librariesファイルをターゲットに指定します。
ノート: Oracle SOA Suiteがドメインの一部であるためにoracle.soa.workflow.wc.jar がすでにインストールされている場合は、次のステップa - fはスキップしてください。かわりに、デプロイメント内のoracle.soa.workflow.wc に移動してその「ターゲット」タブをクリックし、IPM_server1 をターゲットに指定します。 |
左側のナビゲーション・パネルの「ドメイン構造」部分で「デプロイメント」をクリックします。
「デプロイメント」表の上で、「インストール」ボタンをクリックします。
「パス」フィールドで、Oracle SOA Librariesファイルが格納されているディレクトリを参照します。
デフォルトの場所は、ECM_ORACLE_HOME
/soa/modules/oracle.soa.workflow_11.1.1
(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはECM_ORACLE_HOME
\soa\modules\oracle.soa.workflow_11.1.1
(Windowsオペレーティング・システムの場合)です。
oracle.soa.workflow.wc.jar
ファイルを選択して「次へ」をクリックします。
画面上部の「メッセージ」ボックスには、デプロイメントの解析中にエラーが発生したことを示すメッセージが表示されます。構成では、これはライブラリ・デプロイメントとして扱われます。これが予想される動作です。
デプロイメント・ターゲットとしてIPM_server1
を選択し、「次へ」をクリックします。
「終了」をクリックします。
本番システムでは、左側のナビゲーション・パネルの「チェンジ・センター」部分に進み、「変更のアクティブ化」をクリックします。
この変更を有効にするには、IPM管理対象サーバーのインスタンスを再起動する必要があります。
パッチ・セットによってインストールされたimaging.ear
ファイルを再デプロイします。
imaging.ear
ファイルは、インストーラによって次のディレクトリに保存されています。
ECM_ORACLE_HOME/ipm/lib/imaging.ear ECM_ORACLE_HOME\ipm\lib\imaging.ear
EARファイルを再デプロイするには、コマンドラインを使用するか、Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用できます。
管理コンソールからのEARファイルの再デプロイの詳細は、Oracle WebLogic Server管理コンソールのオンライン・ヘルプのエンタープライズ・アプリケーションのアップグレード(再デプロイ)に関する項を参照してください。
コマンドラインから、Oracle WebLogic Serverのdeployerコマンドを使用できます。次に例を示します。
java weblogic.Deployer -redeploy -name appName
ここで、appName
はconfig.xml
ファイルに定義されているEARファイルの名前です。
WLSTのredeploy()
コマンドを使用して再デプロイすることもできます。
redeploy("appName")
redeploy()
WLSTコマンドの詳細は、『WebLogic Server WLSTコマンド・リファレンス』のredeployに関する項を参照してください。
『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterアプリケーション・アダプタの管理』で説明されているように、Oracle WebCenter Contentのアプリケーション・アダプタには、それぞれのERPシステム(EBSおよびPeopleSoft)にアダプタをインストールするための手動のステップが含まれています。前のリリースからリリース11.1.1.9.0にアップグレードするには、これらのアダプタを再インストールする必要があります。
EBSアダプタを再インストールするには:
『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterアプリケーション・アダプタの管理』のOracle E-Business Suite Formsのコンパイルに関する項に記述されている手順を実行して、AXF_CUSTOM.PLL
モジュールをアップグレードします。
SSL用に構成する場合は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterアプリケーション・アダプタの管理』のSSL用の統合の構成についての説明に記載されている手順に従います。
PeopleSoftプロジェクトを再インポートするには、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterアプリケーション・アダプタの管理』のOracle PeopleSoftプロジェクトのインポートに関する項に記述されているステップ(ステップ1 - 6)を実行します。
コンテンツ・サーバーでレコード管理機能を構成する場合は、WebCenter Content管理対象サーバーを含むドメインを作成した後、最初に起動する前に、レコード管理のためのレポート・ライブラリを構成する必要があります。このライブラリがない場合は、テンプレートをコンテンツ・サーバーにチェックインできません。
レコード管理用のレポート・ライブラリの構成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentのインストールと構成』のContent Serverでのレコード管理用のレポート・ライブラリの構成に関する項を参照してください。
IBRを監視するためのEnterprise Manager Fusion Middleware ControlでIBRテンプレート用のOracle Enterprise Managerプラグインを使用するために、Inbound Refinery (IBR)が11.1.1.9.0にアップグレードされた際にドメインを拡張する必要があります。
次のステップは、IBRテンプレート用Oracle Enterprise Managerプラグインを含めるためにドメインを拡張する方法を説明しています。
ECM_Home/common/bin/に移動します。
config.sh
を実行します。
./config.sh
「既存のWebLogicドメインの拡張」を選択します。
拡張するドメインを選択します。
次の画面で、IBR用のOracle Enterprise Managerプラグインを選択します。
「拡張」をクリックして、IBRテンプレートでドメインを拡張します。
WebCenter ContentがOracle SOAまたはOracle Business Activity Monitoring (BAM)と統合されている場合、Oracle WebCenter ContentまたはOracle Inbound Refinery (IBR)を起動する前に、SOAやBAMを起動しておく必要があります。
Fusion Middleware ControlからのWebCenter Contentサーバーの起動の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentの管理』のOracle WebCenter Contentのスタート・ガイドを参照してください。
Oracle SOAまたはBAMサーバーを起動する前にWebCenter ContentまたはIBRを起動しようとすると、次のエラーが表示されます。
oracle.wsm.policymanager.PolicyManagerException: WSM-02120 : Unable to connect to the policy access service.
アップグレード・プロセスの前にコンポーネントを無効化して、アップグレードの前に有効化しなかった場合、アップグレード後にコンポーネントを起動することによって問題が発生する可能性があります。この場合、コンポーネントを有効化してアップグレードを再試行します。影響を受ける可能性があるコンポーネントの完全なリストについては、第3.3.5.1項「アップグレード前のWebCenter Contentコンポーネントの有効化」を参照してください。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentの管理』のコンポーネント・マネージャの使用によるコンポーネントの有効化または無効化に関する項を参照してください。
この項の手順では、アップグレードの開始点に基づいて、実行が必要になる可能性あるタスクについて説明します。アップグレードの開始点の表を確認し、Oracle Service Busリリースのドメイン構成情報を最新リリースにアップグレードした後に実行する必要があるタスクを判断します。
Oracle Service Busドメインの構成情報をアップグレードするには:
アップグレード対象のドメインをすべて、バックアップして停止しておいてください。
アップグレード対象のOracle Service Busドメインそれぞれの下でコマンド・ウィンドウを開き、user_projects
/bin/setDomainEnv.sh
コマンド(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはuser_projects
\bin\setDomainEnv.cmd
コマンド(Windowsオペレーティング・システムの場合)を実行します。
コマンド・ウィンドウで、次のようにして、アップグレード・スクリプトが格納されているディレクトリに切り替えます。
OSB_ORACLE_HOME
/common/lib/upgrade
コマンドラインで、次のようにオペレーティング・システムごとのスクリプトを実行します。
(UNIX) java weblogic.WLST ./domainUpgrade.py (Windows) java weblogic.WLST domainUpgrade.py
Oracle Fusion Middleware 11gでは、Oracle WebLogic Serverのリリース10.3.5および10.3.6の両方がサポートされます。ただし、すでにOracle Service BusをOracle WebLogic Server 10.3.5で構成していて、Oracle Service BusをOracle Service Bus IDEとともに11gリリース1 (11.1.1.9.0)にアップグレードする場合、Oracle WebLogic Serverもリリース10.3.6にアップグレードする必要があります。Oracle Service Bus IDE 11gリリース1 (11.1.1.9.0)環境では、Oracle WebLogic Server 10.3.5はサポートされません。
Oracle Service Busを11gリリース1 (11.1.1.9.0)にアップグレードする必要はあるが、Oracle WebLogic Serverのリリースは10.3.5のままにする場合は、次のファイルを手動で削除してOracle Service Bus IDEを無効化する必要があります。
(UNIX) MW_HOME/oepe_11.1.1.9.0/dropins/oracle.osb.ide.lnk (Windows) MW_HOME\oepe_11.1.1.9.0\dropins\oracle.osb.ide.lnk
Oracle WebLogic Server (バージョン10.3.6)をインストールし、Oracle Service Busを11gリリース1 (11.1.1.9.0)にアップグレードしてある場合、次のOracle Technology Networkサイトの「Oracle SOA製品およびOracle AIA Foundation Packの既知の問題」ページの説明に従って、必要なパッチをインストールする必要があります。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/docs/aiasoarelnotesps6-1866030.html
この項では、環境内でOracle Service Bus IDEを使用している場合に、Oracle Service Busソフトウェアの最新バージョンへのアップグレード後に必要なタスクについて説明します。
Oracle Service Bus構成をサーバーに正常に公開するには、Weblogic Server 11gリリース1 (10.3.6)を指すサーバーを新規作成する必要があります。そのためには、Oracle WebLogic Server 11g リリース1 (10.3.3)を削除する必要があります。
Oracle WebLogic Server 11g リリース1 (10.3.3)を削除するステップは次のとおりです。
Oracle WebLogic Server 11g リリース1 (10.3.3)を選択して右クリックし、「削除」オプションを選択します。
削除前にサーバーを停止を選択解除して「OK」をクリックします。
Eclipse内で稼働中のサーバーにOracle Service Bus構成をデプロイ(公開)してテストすることができます。開発環境で稼働中のサーバーに接続されている場合は、JNDIリソースやリモートEJBなど、ランタイム環境内のリソースにも接続できます。
接続先のOracle WebLogic Serverがすでに存在している場合は、サーバー作成プロセスで行う作業は、既存のサーバー・ドメインを指すことのみです。新規サーバーを作成する場合は、新規サーバー・ウィザードで、Oracle Fusion Middleware構成ウィザードを使用してサーバーを作成できます。
Eclipse内にサーバーを作成するステップは次のとおりです。
Oracle Service Busパースペクティブで、「ファイル」→「新規作成」→「サーバー」を選択します。新規サーバー・ウィザードが表示されます。
作成または接続するサーバーのタイプ/バージョンを選択します。
サーバーのホスト名に、ローカル・サーバーのlocalhostを入力するか、あるいは既存のサーバーをホストしているリモート・システムの名前またはIPアドレスを入力します。
「サーバー名」は、Eclipseで表示するためのものです。
「次へ」をクリックします。
「WebLogicホーム」で「参照」をクリックして、Oracle Fusion Middlewareインストールの中でサーバー・ドメインが格納されようとする(またはすでに格納されている)WebLogic_Server_HOME
を選択します。デフォルトのWebLogicホーム・ディレクトリはwlserver_10.3と呼ばれます。
たとえば、MW_HOME_1
に新しいサーバーを作成する場合はMW_HOME_1
/wlserver_10.3
を選択します。または、MW_HOME_2
内の既存のサーバー・ドメインに接続する場合はMW_HOME_2
/wlserver_10.3
を選択します。
ノート: サーバーのインストールMW_HOME の外にあるWebLogic_Server_HOME は、外部のMW_HOME が同じバージョンの製品であっても参照できません。 |
「Javaホーム」には、データが自動的に入力されます。デフォルトのOracle JRockit JREのように、別のJREを使用する場合は、「参照」をクリックし、同じMW_HOME
の下にあるJREをサーバーとして選択します。
「次へ」をクリックします。
サーバーが「ローカル」か「リモート」かを選択します。リモートは、既存のリモート・サーバーであることを示します。
「ローカル」の場合は、「ドメイン・ディレクトリ」フィールドで既存のサーバーを選択するか、またはリンクをクリックして新規ドメインを作成します。新規ドメインを作成したら、「ドメイン・ディレクトリ」フィールドでそのドメインを選択します。
自動公開やデバッグ・モードなど、目的に応じて他のオプションを設定します。
Oracle Service Busの新規ドメインの作成の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Service Busインストレーション・ガイドのOracle Service Busの構成に関する項を参照してください。
「リモート」の場合は、既存のリモート・サーバーへの接続設定を入力します。
「次へ」をクリックします。
サーバーに公開するOracle Service Bus構成があれば、「構成済」ペインに移動します。サーバーを作成したら、そのサーバーを右クリックして追加および削除を選択することによって、このターゲット指定を変更できます。
「終了」をクリックします。Eclipseの「Servers」ビューに新しいサーバーが表示され、そのサーバーの起動、停止およびサーバーへの公開ができます。
この項では、Oracle Business Intelligenceのパッチ適用後のタスクについて説明します。内容は次のとおりです。
ノート: 続行する前に、第5.9項「システム・コンポーネントのパッチ適用後のタスク」に記載されているタスクを実行してOracle Business Intelligenceシステム・コンポーネントをアップグレード済であることを確認します。 |
アップグレード後にBIPCreateWCCQueue.py
WLSTスクリプトを実行して、11.1.1.9.0に追加したWebCenter Contentデリバリ・チャネルの新規WebLogic JMSキューを追加する必要があります。
このスクリプトは次のディレクトリにあります。
MW_HOME/Oracle_BI1/bifoundation/install/BIPCreateWCCQueue.py
手動でスクリプトを実行するには (config.shを使用しない場合):
cd <WLS_Home>/common/bin
./wlst.sh BIPCreateWCCQueue.py <WLS_Username> <WLS_Password> t3://<Adminserver_host>:<Adminserver_port>
リリース11.1.1.3.0から最新バージョンのOracle Business Intelligence (BI)にアップグレードする場合、Oracle BIドメインごとにbi-upgrade.py
スクリプトを実行する必要があります。このスクリプトによって、SSLがOracle BIに対して適切に機能するために必要なコード権限付与が構成されます。SSLが使用されていない場合でも実行する必要があります。
このスクリプトをUNIXオペレーティング・システムで実行するには:
cd MW_HOME/oracle_common/common/bin ./wlst.sh BI_ORACLE_HOME/bin/bi-upgrade.py --bioraclehome BI_ORACLE_HOME --domainhome bi_domain_home
このスクリプトをWindowsオペレーティング・システムで実行するには:
cd MW_HOME\oracle_common\common\bin wlst.cmd BI_ORACLE_HOME\bin\bi-upgrade.py --bioraclehome BI_ORACLE_HOME --domainhome bi_domain_home
BI_ORACLE_HOME
をBusiness IntelligenceのOracleホームの場所のフルパスに、bi_domain_home
をBusiness Intelligenceのドメイン・ホームの場所のフルパスに置き換えます。
Oracle Business Intelligence (BI)ソフトウェアをリリース11.1.1.3.0、11.1.1.5.0または11.1.1.6.xからアップグレードする場合、手動でOracle BI Presentation Catalogをアップグレードする必要があります。手順は次のとおりです。
Oracle Enterprise Managerを使用してOracle BI Presentation Servicesを停止します。
詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイドのFusion Middleware Controlを使用したOracle Business Intelligenceシステム・コンポーネントとJavaコンポーネントの起動と停止に関する項を参照してください。
リリース11.1.1.3.0、11.1.1.5.0または11.1.1.6.xのカタログを、7-Zipユーティリティを使用して圧縮ファイルを作成することでバックアップします。
instanceconfig.xml
ファイルのバックアップ・コピーを作成します。
instanceconfig.xml
ファイルは、ORACLE_INSTANCE
/config/OracleBIPresentationServicesComponent/coreapplication_obips
n
ディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはORACLE_INSTANCE
\config\OracleBIPresentationServicesComponent\coreapplication_obips
n
ディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)にあります。
instanceconfig.xml
ファイルでupgradeAndExit
オプションをtrue
に変更します。
次のコードを見つけます。
<Catalog> <UpgradeAndExit>false</UpgradeAndExit> </Catalog>
この行を次のように変更します。
<Catalog> <UpgradeAndExit>true</UpgradeAndExit> </Catalog>
次のOPMNコマンドを使用してOracle BI Presentation Servicesを起動し、カタログをアップグレードします。
opmnctl startproc ias-component=coreapplication_obipsn
たとえば、UNIXオペレーティング・システムの場合:
cd ORACLE_INSTANCE/bin
./opmnctl startproc ias-component=coreapplication_obips1
Windowsオペレーティング・システムの場合:
cd ORACLE_INSTANCE\bin
opmnctl startproc ias-component=coreapplication_obips1
カタログをアップグレードした後、再びinstanceconfig.xml
ファイルを編集し、upgradeAndExit
オプションをfalse
に戻します。
Fusion Middleware Controlを使用してOracle BI Presentation Servicesを再起動します。
Oracle Business Intelligenceを11gリリース1 (11.1.1.5.0)をアップグレードする際に、bicontentserver
構成テンプレート機能を有効化するには、次の操作を実行する必要があります。
すべてのOracleインスタンス、管理サーバー、すべての管理対象サーバーおよびノード・マネージャを含む、ドメイン内のすべてのプロセスが停止していることを確認します。
構成ウィザードを起動します。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
cd WLHOME/common/bin
where WLHOME is the directory in which WebLogic Server is installed.
./config.sh
Windowsオペレーティング・システムの場合:
cd WLHOME\common\bin
config.bat
「ようこそ」画面で「既存のWebLogicドメインの拡張」を選択します。
「WebLogicドメイン・ディレクトリの選択」画面で、既存のOracle BIドメインの場所を選択します。
「拡張ソースの選択」画面で、「既存の拡張テンプレートを使用してドメインを拡張する」を選択し、次のように選択します。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
ORACLE_HOME/common/templates/applications/oracle.bicontentserver_template_11.1.1.jar
Windowsオペレーティング・システムの場合:
ORACLE_HOME\common\templates\applications\oracle.bicontentserver_template_11.1.1.jar
構成ウィザードの残りの画面を続行し、このテンプレートを適用します。
テンプレートが適用されたら、すべてのOracleインスタンス、管理サーバー、管理対象サーバーおよびノード・マネージャを再起動します。
Oracle Business Intelligenceを11gリリース1 (11.1.1.x)からアップグレードする際、Oracle BI ComposerまたはOracle BI Composerランタイム構成テンプレート機能を有効化する場合は、次の操作を実行する必要があります。
すべてのOracleインスタンス、管理サーバー、すべての管理対象サーバーおよびノード・マネージャを含む、ドメイン内のすべてのプロセスが停止していることを確認します。
構成ウィザードを起動します。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
cd WLHOME/common/bin
where WLHOME is the directory in which WebLogic Server is installed.
./config.sh
Windowsオペレーティング・システムの場合:
「スタート・メニュー」から、「WebLogic Server」→「ツール」→「WebLogic Server」メニュー・オプションを選択し、WebLogicの構成ウィザードを開始します。
「ようこそ」画面で「既存のWebLogicドメインの拡張」を選択します。
「WebLogicドメイン・ディレクトリの選択」画面で、既存のOracle BIドメインの場所を選択します。
「拡張ソースの選択」画面で、「既存の拡張テンプレートを使用してドメインを拡張する」を選択し、oracle.bicomposer_template_11.1.1.jarファイルの場所を入力します。
UNIXオペレーティング・システムでは、次のようにコマンドを入力します。
ORACLE_HOME/common/templates/applications/oracle.bicomposer_template_11.1.1.jar
構成ウィザードの残りの画面を続行し、このテンプレートを適用します。
テンプレートが適用されたら、すべてのOracleインスタンス、管理サーバー、管理対象サーバーおよびノード・マネージャを再起動します。
ノート: この項のステップを実行した後、MBeanを編集してOracle BI Composerを有効化する必要があります。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligenceアップグレード・ガイドのBI Composerの手動での有効化に関する項を参照してください。 |
Oracle Business Intelligenceを11gリリース1 (11.1.1.x)からアップグレードする際に、Smartviewクライアントに対してOracle BI JBIPS構成テンプレート機能を有効化するには、次の操作を実行する必要があります。
すべてのOracleインスタンス、管理サーバー、すべての管理対象サーバーおよびノード・マネージャを含む、ドメイン内のすべてのプロセスが停止していることを確認します。
構成ウィザードを起動します。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
cd WLHOME/common/bin
where WLHOME is the directory in which WebLogic Server is installed.
./config.sh
Windowsオペレーティング・システムの場合:
「スタート・メニュー」から、「プログラム」→Oracle WebLogic→「WebLogic Server」→「ツール」→「構成ウィザード」メニュー・オプションを選択して構成ウィザードを開始します。
「ようこそ」画面で「既存のWebLogicドメインの拡張」を選択します。
「WebLogicドメイン・ディレクトリの選択」画面で、既存のOracle BIドメインの場所を選択します。
「拡張ソースの選択」画面で、「以下の追加製品をサポートするために、自動的にドメインを拡張する:」を選択し、Oracle JBIPSを選択します。
構成ウィザードの残りの画面を続行し、このテンプレートを適用します。
「構成のサマリー」画面を確認し、JBIPS Enterprise Webアプリケーションと次のJBIPS共有ライブラリがリストされていることを確認します。
oracle.bi.jbips
oracle.bi.jbips.commons
oracle.bi.jbips.soap
ノート: JBIPS WebアプリケーションおよびJBIPS共有ライブラリは、分析Webアプリケーションと同じターゲットにデプロイする必要があります。デフォルトのターゲットは「bi_cluster」です。
テンプレートが適用されたら、すべてのOracleインスタンス、管理サーバー、管理対象サーバーおよびノード・マネージャを再起動します。
Weblogic管理コンソールで、デプロイされたモジュールのリストに「jbips (11.1.1)」エンタープライズ・アプリケーションおよびJBIPS共有ライブラリが表示されます。
Oracle Business Intelligenceを11gリリース1 (11.1.1.x)からアップグレードし、BIインストールにEssbase Studioが含まれる場合、Essbase Studioパスワード暗号化ユーティリティを使用してEssbase Studioパスワードを手動で再暗号化する必要があります。
詳細は、『Oracle Essbase Studioユーザー・ガイド』のBIインストールでの手動によるカタログ・パスワードの暗号化
に関する項を参照してください。
この項では、Oracle Real-Time Decisions (RTD)を最新パッチ・セットにアップグレードする方法を説明します。次のステップは11gリリース1 (11.1.1.3.0)からパッチを適用している場合のみ必要であり、11gリリース1 (11.1.1.5.0)からパッチを適用している場合は、このステップを実行する必要はありません。
rtd_ils
リソース・タイプにアクションを追加する手順は次のとおりです。
MW_HOME
/oracle_common/common/bin
ディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはMW_HOME
\oracle_common\common\bin
ディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)に移動します。
WebLogic Scripting Tool (WLST)を起動します。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
./wlst.sh
Windowsオペレーティング・システムの場合:
wlst.cmd
connect()
コマンドを使用してWebLogic Serverに接続します。
connect('adminuser', 'adminuser_password', 't3://admin_server_host:admin_server_port')
adminuser
とadminuser_password
を、Oracle BIのインストール時に指定した管理者の名前とパスワードに置き換えます。admin_server_host
とadmin_server_port
を、Oracle WebLogic Serverが稼働しているシステムのホスト名とポート番号に置き換えます。コマンドの例を次に示します。
connect('exampleuser', 'examplepassword', 't3://examplehost:7001')
次のコマンドを使用してリソース・タイプrtd_ilsのすべてのリソースをリストします。
listResources(appStripe="obi", type="rtd_ils")
これにより、RTDサーバーにデプロイされたすべてのILSがリストされます。たとえば、サンプルILS CrossSellがRTDサーバーにデプロイされている場合、次のように表示されます。
[Name: CrossSell Type: rtd_ils DisplayName: CrossSell Description: CrossSell ]
次のコマンドを使用して、リソース・タイプrtd_ilsのすべてのリソースを削除します。
deleteResource(appStripe="obi", name=resource_name, type="rtd_ils")
たとえば、次のコマンドはCrossSellリソースを削除します。
deleteResource(appStripe="obi", name="CrossSell", type="rtd_ils")
listResources()
コマンドを再び実行し、すべてのリソースが削除されていることを確認します。
listResources(appStripe="obi", type="rtd_ils")
リストされるリソースはありません。
リソースタイプrtd_ilsを削除します。
deleteResourceType(appStripe="obi", resourceTypeName="rtd_ils")
次のcreateResourceType()
コマンドを使用してリソース・タイプrtd_ilsを作成します。
createResourceType(appStripe="obi", resourceTypeName="rtd_ils", displayName="ILS", description="Inline Service name", matcher="oracle.security.jps.ResourcePermission", allowedActions="choice_editor,decision_service:stress,open_service:write,decision_service:normal,open_service:read,deploy_service,download_service,clear_choice_history,clear_statistics,clear_study,clear_all_operational_data,delete_service,unlock_service,clear_model", delimiter=",")
Oracle WebLogic Serverから切断します。
disconnect()
WebLogic Scripting Toolを終了します。
exit()
この項のステップは、製品に含まれているBIAdministratorプリンシパルを使用している場合、または製品に含まれているBIAdministratorプリンシパルを独自のプリンシパルで置き換えている場合に実行する必要があります。
次の構文でFusion Middleware Controlを開始します。
http://admin_server_host:admin_server_port/em
左側のツリー・ビューで「WebLogicドメイン」→「bifoundation_domain」を選択します。
コンテンツ・ペインで、「WebLogicドメイン」ドロップダウンから「セキュリティ」→「アプリケーション・ポリシー」を選択します。
「検索するアプリケーション・ストライプの選択」を選択し、そのドロップダウン・リストから「obi」を選択します。
「プリンシパル」および「権限」は空白のままにします。
「権限」フィールドの横にある「検索」ボタンをクリックします。
検索結果から、プリンシパル「BIAdministrator」(BIAdministratorを使用していない場合は独自のプリンシパルの名前)をクリックします。
「編集」ボタンをクリックします。
「アプリケーション権限の編集」ペインで、「権限」セクションに移動し、「追加」ボタンをクリックします。
「カスタマイズ」セクションの下の「権限の追加」ダイアログで次のエントリを追加します。
Permission Class: oracle.security.jps.ResourcePermission Resource Name: resourceType=rtd_ils,resourceName=_all_ Permission Actions: clear_choice_history,clear_statistics,clear_study,clear_all_operational_data,delete_service,unlock_service,clear_model
「権限の追加」ダイアログで「OK」をクリックします。
「アプリケーション権限の編集」ペインで「OK」をクリックします。
これまでのリリースでは、Oracle RTDはメンバー内クラスタ通信をJMSに依存していました。最新のリリースでは、JMSがJRF Webサービスに置き換えられています。これはオプションのステップであり、このステップを実行しなくても機能に影響はありません。
Oracle RTDのJMSを削除するには:
ブラウザを使用して、管理サーバー・コンソールに接続します。
http://admin_server_host:admin_server_port/console
「ロックして編集」をクリックします。
ドメイン構造の下で、「サービス」→「メッセージング」の順に開きます。
「JMSモジュール」をクリックします。
右のペインの「JMSモジュール」表で、RTDJMSMODULEを選択します。
「削除」ボタンをクリックし、「はい」ボタンをクリックして確定します。
左のペインで、「JMSサーバー」(「サービス」→「メッセージング」の下にある)をクリックします。
右のペインの「JMSサーバー」表で、RTDJmsServerを選択します。
「削除」ボタンをクリックし、「はい」ボタンをクリックして確定します。
「変更のアクティブ化」ボタンをクリックします。
BIモバイル・アプリケーション・ライブラリを使用して、ユーザーがアプリケーションをモバイル・デバイスで実行できるようにします。Business Intelligence (BI)モバイル・アプリケーション・デザイナをインストールしていない場合、アップグレード後にこのライブラリを構成する必要があります。
アプリケーション・ライブラリおよび設定ステップの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Mobileアプリケーション・デザイナ・ユーザーズ・ガイドのアプリケーション・ライブラリに関する項を参照してください。
この項では、Oracle Data Integratorのパッチ適用後のタスクについて説明します。内容は次のとおりです。
使用しているデータベースのOracle Data Integratorスキーマにパッチを適用(第4章「パッチ・セット・アシスタントによるスキーマのアップグレード」)した後、次のリポジトリ・オブジェクト(テクノロジ、プロファイル、ナレッジ・モジュール)をアップグレードする必要があります。これらは、パッチ・セット・アシスタントではアップグレードされません。
テクノロジの変更
追加済: ComplexFileおよびGroovy
変更済: Oracle
NATURALキーワードを使用した結合が追加されました
結合機能がBOTHに拡張されました
デフォルトの表名接頭辞が追加されました
変更済: Teradata
変更済: PostgreSQL
変更済: Netezza
変更済: OracleBI
変更済: Hypersonicインメモリー・エンジン
変更済: シーケンスを取得するためのSQLがPostgreSQLでサポートされています
言語の変更: Groovyが追加されました
プロファイルの変更
次のプロファイルにおいてLoadPlanのサポートに変更が行われました。
[NG] DESIGNER
[NG] REPOSITORY EXPLORER
[NG] VERSION ADMIN
OPERATOR
SECURITY_ADMIN
ナレッジ・モジュール
LKM File to Oracle (SQLLDR)は、KMステップcall sqlldrからimport javaosを削除した後に機能します。古いLKMは、アップグレード済Jythonバージョンでは機能しません。
これらのリポジトリ・オブジェクトのアップグレード方法の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Data Integratorアップグレード・ガイドのアップグレード後のODIの再構成に関する項を参照してください。
ノート: ODIがすでにドメインにデプロイされている場合は、ODI 11.1.1.9.0へのアップグレード後に構成ウィザードを再実行する必要はありません。
デフォルトでは、ODIには、静的Java EEエージェント・デプロイメント・テンプレートが付属しています。このJava EEエージェントを再構成するには:
構成ウィザードを実行します。「ドメイン・ソースの選択」画面で、環境に対応したOracle Data Integratorエージェント・テンプレートを選択します。
UNIXオペレーティング・システムでは、user_projects
/bin/setDomainEnv.sh
で次の行を確認します。
-Dodi.oracle.home=${ODI_ORACLE_HOME}
Windowsオペレーティング・システムでは、user_projects
\bin\setDomainEnv.cmd
で次の行を確認します。
-Dodi.oracle.home=%ODI_ORACLE_HOME%
いずれのオペレーティング・システムでも、この行が存在しない場合は、それをEXTRA_JAVA_PROPERTIES
パラメータに追加します。
アップグレード後に、管理サーバーおよび管理対象サーバーが再起動され、実行中であることを確認します。
ODIでは、ODI StudioからJava EEエージェント・デプロイメント・テンプレートを生成することもできます。追加のデータ・ソースおよびライブラリでJava EEエージェントをカスタマイズできます。これを行うには:
前のバージョンのJava EEエージェントをドメインからアンデプロイします。
詳細は、『Oracle WebLogic Serverへのアプリケーションのデプロイ』のデプロイ済アプリケーションの管理に関する項を参照してください。
ODI Studioまたはコマンドライン・スクリプトを使用して、必須のデータ・ソースと追加のライブラリで同等のJava EEエージェント・テンプレートを生成します。
ODI Studioでのデータ・ソース宣言、デプロイメントおよびテンプレート生成の詳細は、『Oracle Data Integrator開発者ガイド』のJava EEエージェントに関する項を参照してください。
構成ウィザードを実行します。「ドメイン・ソースの選択」画面で、Oracle Data Integrator – エージェント・ライブラリ – 11.1.1.0を選択し、テンプレートをデプロイします。
構成ウィザードをもう一度実行し、「ドメイン・ソースの選択」画面で、生成したバージョン11.1.1.9.0 ODI Java EEエージェント・テンプレートをドメインにデプロイします。
ODIスタンドアロン・エージェントを再構成するには:
第3.4.6項「追加の構成情報のバックアップ」の説明に従い、必要なファイルおよびディレクトリをバックアップしてあることを確認します。
Oracle Data Integratorインストーラを実行します。
「リポジトリの構成」画面で、リポジトリの作成のスキップを選択します。
インストール後の処理:
ODI_HOME
/oracledi/agent/bin/odiparams.sh
ファイル(UNIXオペレーティング・システムの場合)、またはODI_HOME
\oracledi\agent\bin\odiparams.bat
ファイル(Windowsオペレーティング・システムの場合)をリストアします。
ODI_HOME
/oracledi/agent/drivers
ディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)、またはODI_HOME
\oracledi\agent\drivers
ディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)をリストアします。
詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Data Integratorインストレーション・ガイドのスタンドアロン・エージェントの停止に関する項およびスタンドアロン・エージェントの手動による構成および起動に関する項を参照してください。
Oracle Data Integratorにパッチを適用すると、Oracle Enterprise Managerのプロパティのいくつかが失われます。それらのプロパティをリストアするには、Oracle Data Integratorコンソールがデプロイされている管理対象サーバーを起動する前に、次のプロパティを設定します。
set JAVA_OPTIONS="-Doracle.odi.repex.view.main.init.skipem=false"
リリース11.1.1.3.0で作成されたドメインにodiconsole
コンポーネントが含まれている場合、odiconsole
アプリケーションを次のように再構成します。
Oracle Shared SDK Library 11.1.1.0でドメインを拡張し、そのデプロイメントのターゲットをodi_server1
に設定します。
Weblogic_Home
/server/bin/setWLSEnv.shスクリプト(UNIXオペレーティング・システムの場合)または
Weblogic_Home\server\bin\setWLSEnv.cmdスクリプト(Windowsオペレーティング・システムの場合)を実行することで
CLASSPATHを設定します。
管理サーバーおよびodi_server1
管理対象サーバーを起動します。
次のコマンドを使用して、odiconsole
アプリケーションを再デプロイします。
java weblogic.Deployer -url administration_server_url -username administration_server_username -password administration_server_password -targets odi_server_name -name odi_console_name –redeploy
例:
java weblogic.Deployer -url t3://examplehost.com:7001 -username exampleuser -password examplepassword -targets odi_server1 -name odiconsole –redeploy
11gリリース1 (11.1.1.6.0)以降、odi-sdk-ws
アプリケーションがアップグレードされ、バージョン番号が導入されました。このバージョン番号は、リリース11.1.1.3.0、11.1.1.4.0、11.1.1.5.0、11.1.1.7.0からリリース11.1.1.9.0にアップグレードするドメイン内の管理サーバーまたは管理対象サーバーを起動する前に、config.xml
ファイルに追加する必要があります。
これを行うには:
user_projects
/config/config.xml
ファイル(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはuser_projects
\config\config.xml
ファイル(Windowsオペレーティング・システムの場合)を編集します。
次の行を変更します:
<name>odi-sdk-ws</name>
バージョン番号を追加するには、次のように指定します。
<name>odi-sdk-ws#11.1.1.9.0.0</name>
ドメイン内の管理サーバーおよび管理対象サーバーを起動または再起動します。