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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理
11gリリース1 (11.1.1.9.0)
E51441-06
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4 Portal Frameworkアプリケーションの起動および実行

この章では、インストール後に、システム管理者がPortal Frameworkアプリケーションを起動して実行するために必要な作業について説明します。Portal Frameworkアプリケーションは、WebCenter Portal Frameworkアプリケーション・テンプレートを使用して、Oracle JDeveloperで構築されるポータル・アプリケーションです。


注意:

Portal Frameworkではなくポータル・ビルダーを使用して、新しいポータルを作成することをお薦めします。ポータル・ソリューションを開発する場合にカスタムPortal Frameworkアプリケーションが大きな柔軟性を提供する可能性がありますが、通常そのような柔軟性によって製品のサポート可能性および新しいWebCenter Portalリリースにアップグレードする機能が失われます。ポータル・ビルダーを使用すると、複雑さまたはスケーラビリティを損わずにこれらの制約が回避されます。ポータル・ビルダーを使用したポータルの構築は、「Oracle WebCenter Portalによるポータルの作成」を参照してください。

この章の内容は次のとおりです。


権限:

この章のタスクを実行するには、次のロールが付与されている必要があります。
  • WebLogic Server: Adminロール。Oracle WebLogic Server管理コンソールから付与します。

    このロールが付与されたユーザーは、Fusion Middleware管理者とも呼ばれます。

  • Portal Frameworkアプリケーション: Administratorロール。管理コンソールから付与します。

    このロールが付与されたユーザーは、Portal Framework管理者とも呼ばれます。

第1.8項「管理操作、ロールおよびツールの理解」も参照してください。


Oracle WebCenter Portalの初期設定のポータル・アプリケーションであるWebCenter Portalでは、Portal Frameworkアプリケーションでは行わない特別な管理作業が必要です。これらの作業を網羅したリストは、第2章「WebCenter Portalの起動および実行」を参照してください。

4.1 Oracle WebCenter PortalおよびWebCenter Portal Frameworkライブラリのインストール

Oracle WebCenter Portalのインストールは、『Oracle WebCenter Portalインストレーション・ガイド』で説明しています。

Portal Frameworkアプリケーションの構築に必要なOracle JDeveloperのインストールは、『Oracle JDeveloperインストレーション・ガイド』で説明しています。

Portal Frameworkアプリケーションは、WebCenter PortalのFramework共有ライブラリ・ファイルでプロビジョニングされている任意のWebLogic Serverインスタンスにデプロイできます。詳細は、第42.1.4項「管理対象サーバーの作成」を参照してください。

4.2 Portal Frameworkアプリケーションの初回のデプロイ(ロードマップ)

表4-1のロードマップに、Portal Frameworkアプリケーションをデプロイし、それを起動して実行するためにシステム管理者が実行する必要のある作業の概要を示します。


注意:

Oracle WebCenter Portalの初期設定のポータル・アプリケーションであるWebCenter Portalでは、他のPortal Frameworkアプリケーションでは行わない追加の管理作業が必要です。これらの作業を網羅したリストは、第2章「WebCenter Portalの起動および実行」を参照してください。

表4-1 ロードマップ - Portal Frameworkアプリケーションの初回の起動および実行

手順 ドキュメント ロール

手順1: Oracle WebCenter Portalのインストールの検証

Oracle WebCenter Portalのインストールおよび設定を検証します。次を参照してください。

Fusion Middleware管理者

手順2: Fusion Middleware Controlの起動

Fusion Middleware Controlコンソール(WebCenter Portalアプリケーション用のWebベースの管理ツール)を起動します。次を参照してください。

コマンド行管理ツールWLSTについて理解します。第1.13.3項「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)」を参照してください。

Fusion Middleware管理者

手順3: Portal Frameworkアプリケーションのデプロイ

Portal Frameworkアプリケーション・アーカイブのデプロイに適切なコンテナを作成します。

第42項「Portal Frameworkアプリケーションのデプロイ」も参照してください。

Fusion Middleware管理者

手順4: バックエンド・サーバーの再構成

必要な場合は、Fusion Middleware Controlから、バックエンド・サーバー接続を再構成します。

Fusion Middleware管理者

  • コンテンツ・リポジトリ



  • メール・サーバー



  • BPELサーバー



  • コラボレーション



  • Secure Enterprise Search



  • 分析



  • アクティビティ・グラフ



  • 外部アプリケーション



  • ポートレット・プロデューサ



  • ピープル・コネクション、グループ・イベント、リンク、リスト、ノートおよびタグ



手順5: アイデンティティ・ストアへの接続

アイデンティティ・ストアがインストールおよび構成され、必要なすべてのユーザー・データが含まれていることを確認します。次を参照してください。

『Oracle Platform Security Servicesによるアプリケーションの保護』も参照してください。

Fusion Middleware管理者

手順6: 管理対象サーバーの再起動

アプリケーションがデプロイされる管理対象サーバーを再起動します。次を参照してください。

Fusion Middleware管理者

手順7: Portal Frameworkアプリケーションの構成の検証

アプリケーションにログインして、アイデンティティ・ストア、ツール/サービス、アプリケーションなどの構成を検証します。

Portal Frameworkアプリケーション管理者

手順8: アプリケーションの管理コンソールを使用した管理作業の実行

管理作業を実行します。

  • アプリケーションレベルのプリファレンスの設定

  • ユーザーの管理およびアプリケーション・ロールの付与

  • アプリケーション・アセットの管理および構成

  • コンテンツの管理および構成

  • ポートレット・プロデューサの管理および構成

  • 外部アプリケーションの管理および構成

  • 投票の作成および管理

「管理コンソールを使用したPortal Frameworkアプリケーションの管理」を参照してください。

Portal Frameworkアプリケーション管理者