Oracle® Solaris での OpenStack (Kilo) のインストールと構成

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更新: 2016 年 6 月
 
 

Keystone のインストール

Keystone サービスはコントローラノードにインストールし、構成してください。この手順では、サンプルの Keystone スクリプトで説明されているサンプルスクリプトを使用します。スクリプトを使用する前に、そのセクションを参照してください。

Keystone をインストールし、構成する方法

  1. Keystone およびその他の OpenStack サービス用の共有トークンを作成します。

    トークンは、ランダムな文字列で構成されます。openssl コマンドから、鍵を構成するコンポーネント (国や州など) の入力を求められます。

    controller# openssl rand -hex 10
    token-string
  2. トークンをシェル変数に設定します。
    controller# export MY_SERVICE_TOKEN=token-string

    ここで token-string は前のステップのコマンドからの出力です。

  3. /etc/keystone/keystone.conf ファイル内のパラメータを変更します。

    構成は次の例のようになります。

    [DEFAULT]
    admin_token = token-string
    ...
    [database]
    connection = mysql://keystone:service-password@$CONTROLLER_ADMIN_NODE/keystone
    
    [oslo_messaging_rabbit]
    rabbit_host=$CONTROLLER_ADMIN_NODE
    
  4. Keystone SMF サービスを有効にします。
    controller# svcadm enable keystone
  5. Keystone サンプルスクリプトを使用して Keystone データベースを移入します。

    スクリプトを実行する前に、そのスクリプトを確認し、設定に従って変更したことを確認してください。この手順では、サンプルスクリプトがカスタマイズされていないことを前提にしています。

    controller# CONTROLLER_PUBLIC_ADDRESS=$CONTROLLER_ADMIN_NODE \
    CONTROLLER_ADMIN_ADDRESS=$CONTROLLER_ADMIN_NODE \
    CONTROLLER_INTERNAL_ADDRESS=$CONTROLLER_ADMIN_NODE \
    SERVICE_TOKEN=$MY_SERVICE_TOKEN \
    ADMIN_PASSWORD=admin-password
    SERVICE_PASSWORD=service-password
    /usr/demo/openstack/keystone/sample_data.sh