Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisher開発者ガイド 12c (12.2.1) E70034-01 |
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この章では、BI Publisherスケジューラとやり取りする際に使用できるScheduleServiceメソッドの詳細について説明します。ここでは、レポート・ジョブのスケジュール作成、レポート出力の取得、レポート履歴の管理に対応するメソッドについて述べます。
この章には次の項が含まれます:
cancelSchedule()メソッドは、現在実行中のスケジュールされたジョブを取り消します。
シグネチャ
boolean cancelSchedule(String jobInstanceID, String userID, String password);
指定されたユーザーのbipSessionToken文字列に関連付けられたスケジュールを取り消します。
インセッション・メソッドの詳細は、第1.3項「インセッション・メソッドについて」を参照してください。
シグネチャ
String cancelScheduleInSession(String jobInstanceID, String bipSessionToken);
表3-2 cancelScheduleInSession()メソッドのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
String jobInstanceID |
出力を生成したジョブのインスタンスに割り当てられたID。jobInstanceIDは整数の文字列です。 |
String bipSessionToken |
BI Publisherサーバーでユーザーに対して生成された専用トークン文字列です。bipSessionToken文字列を使用すると、ユーザーは資格証明を入力する必要がなくなります。BI Publisherサーバーでは、このトークン文字列を検証し、BI Publisherサーバー・セッションを復元して必要な操作を実行できます。 |
deleteJobHistory()メソッドは、レポート・ジョブに関する履歴情報の一時的削除を実行します。これに対して、purgeJobHistory()メソッドは永久削除を実行します。deleteJobHistory()メソッドはpurgeJobHistory()メソッドに優先している必要があります。
boolean deleteJobHistory(String instanceJobID, String userID, String password);
シグネチャ
指定されたユーザーのbipSessionToken文字列に関連付けられたジョブの履歴を取り消します。
インセッション・メソッドの詳細は、第1.3項「インセッション・メソッドについて」を参照してください。
シグネチャ
boolean deleteJobHistoryInSession(String jobInstanceID, String bipSessionToken);
表3-4 deleteJobHistoryInSession()メソッドのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
String jobInstanceID |
出力を生成したジョブのインスタンスに割り当てられたID。jobInstanceIDは整数の文字列です。 |
String bipSessionToken |
BI Publisherサーバーでユーザーに対して生成された専用トークン文字列です。bipSessionToken文字列を使用すると、ユーザーは資格証明を入力する必要がなくなります。BI Publisherサーバーでは、このトークン文字列を検証し、BI Publisherサーバー・セッションを復元して必要な操作を実行できます。 |
deleteSchedule()メソッドは、スケジューラ・キューからスケジュールされたジョブを削除します。
シグネチャ
boolean deleteSchedule(String jobInstanceID, String userID, String password);
指定されたユーザーのbipSessionToken文字列に関連付けられたスケジュールを削除します。
インセッション・メソッドの詳細は、第1.3項「インセッション・メソッドについて」を参照してください。
シグネチャ
boolean deleteScheduleInSession(String jobInstanceID, String bipSessionToken);
表3-6 deleteScheduleInSession()メソッドのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
String jobInstanceID |
出力を生成したジョブのインスタンスに割り当てられたID。jobInstanceIDは整数の文字列です。 |
String bipSessionToken |
BI Publisherサーバーでユーザーに対して生成された専用トークン文字列です。bipSessionToken文字列を使用すると、ユーザーは資格証明を入力する必要がなくなります。BI Publisherサーバーでは、このトークン文字列を検証し、BI Publisherサーバー・セッションを復元して必要な操作を実行できます。 |
deliveryService()メソッドは、指定された配信チャネルを経由してドキュメントをソースから配信先へ配信します。
シグネチャ
String deliveryService(DeliveryRequest deliveryRequest, String userID, String password);
表3-7 deliveryService()メソッドのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
DeliveryRequest deliveryRequest |
DeliveryRequestオブジェクト。第2.3.21項「DeliveryRequest」を参照してください。 |
String userID |
BI Publisherユーザー名を指定します。 |
String password |
ユーザー名のパスワードを指定します。 |
指定されたユーザーのdeliveryRequestとbipSessionToken文字列に関連付けられたドキュメントを配信します。
インセッション・メソッドの詳細は、第1.3項「インセッション・メソッドについて」を参照してください。
シグネチャ
String deliveryServiceInSession(String jobInstanceID, String bipSessionToken);
表3-8 deliveryServiceInSession()メソッドのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
DeliveryRequest deliveryRequest |
DeliveryRequestオブジェクト。第2.3.21項「DeliveryRequest」を参照してください。 |
String bipSessionToken |
BI Publisherサーバーでユーザーに対して生成された専用トークン文字列です。bipSessionToken文字列を使用すると、ユーザーは資格証明を入力する必要がなくなります。BI Publisherサーバーでは、このトークン文字列を検証し、BI Publisherサーバー・セッションを復元して必要な操作を実行できます。 |
レポート・ドキュメントをBI Publisherサーバーのローカル一時ディレクトリに格納して、後でダウンロードできるようにユーザーのfileIDを返します。これは、レポートのデータ・サイズが大きな影響を与える場合に備えてパフォーマンスを考慮して実装されます。
シグネチャ
String downloadDocumentData(String JobOutputID, String userID, String password);
指定されたユーザーのjobInstanceIDとbipSessionToken文字列に関連付けられたドキュメントのレポートをダウンロードします。
インセッション・メソッドの詳細は、第1.3項「インセッション・メソッドについて」を参照してください。
シグネチャ
String downloadDocumentDataInSession(String jobInstanceID, String bipSessionToken);
表3-10 downloadDocumentDataInSession()メソッドのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
String jobInstanceID |
出力を生成したジョブのインスタンスに割り当てられたID。jobInstanceIDは整数の文字列です。 |
String bipSessionToken |
BI Publisherサーバーでユーザーに対して生成された専用トークン文字列です。bipSessionToken文字列を使用すると、ユーザーは資格証明を入力する必要がなくなります。BI Publisherサーバーでは、このトークン文字列を検証し、BI Publisherサーバー・セッションを復元して必要な操作を実行できます。 |
レポートのドキュメントを生成する際に使用されるXMLデータを返します。生データをXML形式で返します。
シグネチャ
downloadXMLData(String jobInstanceID, String userID, String password);
指定されたユーザーのbipSessionToken文字列に関連付けられたドキュメント・レポートのXMLデータをダウンロードします。
インセッション・メソッドの詳細は、第1.3項「インセッション・メソッドについて」を参照してください。
シグネチャ
String downloadXMLDataInSession(String jobInstanceID, String bipSessionToken);
表3-12 downloadXMLDataInSession()メソッドのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
String jobInstanceID |
出力を生成したジョブのインスタンスに割り当てられたID。jobInstanceIDは整数の文字列です。 |
String bipSessionToken |
BI Publisherサーバーでユーザーに対して生成された専用トークン文字列です。bipSessionToken文字列を使用すると、ユーザーは資格証明を入力する必要がなくなります。BI Publisherサーバーでは、このトークン文字列を検証し、BI Publisherサーバー・セッションを復元して必要な操作を実行できます。 |
getAllScheduledReportInfo()メソッドは、JobFilterPropertiesオブジェクトを介して渡されるフィルタ条件に一致するスケジュール済レポート・ジョブすべてに関する情報を返します。
シグネチャ
JobInfosList getAllScheduledReportInfo(JobFilterProperties filter, int beginIdx, String userID, String password);
表3-13 getAllScheduledReport()メソッドのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
JobFilterProperties filter |
JobFilterPropertiesオブジェクトは、情報を返そうとするレポート・ジョブに対して特定の条件を指定します。第2.3.30項「JobFilterProperties」を参照してください。 |
int beginIdx |
索引の開始ポイント(デフォルトは |
String userID |
BI Publisherユーザー名を指定します。 |
String password |
ユーザー名のパスワードを指定します。 |
getAllScheduledReportHistory()メソッドは、JobFilterPropertiesオブジェクトを介して渡されるフィルタ条件に一致するスケジュール済レポート履歴に関する情報を返します。
重要: getAllScheduledReportHistoryメソッドには、1回のコールにつき50レコードの制限があります。50を超えるレコードを返すには、ループを記述する必要があります。 |
シグネチャ
JobInfosList getAllScheduledReportHistory(JobFilterProperties filter, int beginIdx, String userID, String password);
表3-14 getAllScheduledReportHistory()メソッドのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
JobFilterProperties filter |
JobFilterPropertiesオブジェクトは、情報を返そうとするレポート・ジョブに対して特定の条件を指定します。第2.3.30項「JobFilterProperties」を参照してください。 |
int beginIdx |
索引の開始ポイント(デフォルトは |
String userID |
BI Publisherユーザー名を指定します。 |
String password |
ユーザー名のパスワードを指定します。 |
getAllScheduledReportHistoryInSession()メソッドは、JobFilterPropertiesオブジェクトを介して渡されるフィルタ条件に一致し、指定ユーザーのbipSessionToken文字列に基づいたスケジュール済レポート履歴に関する情報を返します。
インセッション・メソッドの詳細は、第1.3項「インセッション・メソッドについて」を参照してください。
重要: getAllScheduledReportHistoryInSessionメソッドには、1回のコールにつき50レコードの制限があります。50を超えるレコードを返すには、ループを記述する必要があります。 |
シグネチャ
JobInfosList getAllScheduledReportHistoryInSession(JobFilterProperties filter, int beginIdx, String bipSessionToken);
表3-15 getAllScheduledReportHistoryInSession()メソッドのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
JobFilterProperties filter |
JobFilterPropertiesオブジェクトは、情報を返そうとするレポート・ジョブに対して特定の条件を指定します。第2.3.30項「JobFilterProperties」を参照してください。 |
int beginIdx |
索引の開始ポイント(デフォルトは |
String bipSessionToken |
BI Publisherサーバーでユーザーに対して生成された専用トークン文字列です。bipSessionToken文字列を使用すると、ユーザーは資格証明を入力する必要がなくなります。BI Publisherサーバーでは、このトークン文字列を検証し、BI Publisherサーバー・セッションを復元して必要な操作を実行できます。 |
getAllScheduledReportInSession()メソッドは、JobFilterPropertiesオブジェクトを介して渡されるフィルタ条件に一致し指定ユーザーのbipSessionToken文字列に基づいているスケジュール済レポートすべてに関する情報を返します。
インセッション・メソッドの詳細は、第1.3項「インセッション・メソッドについて」を参照してください。
シグネチャ
JobInfosList getAllScheduledReportInSession(JobFilterProperties filter, int beginIdx, String bipSessionToken);
表3-16 getAllScheduledReportInSession()メソッドのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
JobFilterProperties filter |
JobFilterPropertiesオブジェクトは、情報を返そうとするレポート・ジョブに対して特定の条件を指定します。第2.3.30項「JobFilterProperties」を参照してください。 |
int beginIdx |
索引の開始ポイント(デフォルトは |
String bipSessionToken |
BI Publisherサーバーでユーザーに対して生成された専用トークン文字列です。bipSessionToken文字列を使用すると、ユーザーは資格証明を入力する必要がなくなります。BI Publisherサーバーでは、このトークン文字列を検証し、BI Publisherサーバー・セッションを復元して必要な操作を実行できます。 |
getDeliveryServiceDefinition()メソッドは、指定ユーザーのIDとパスワードに対する配信サービスの定義を取得します。deliveryService()メソッドを参照してください。
シグネチャ
DeliveryServiceDefinition getDeliveryServiceDefinition(String userID, String password);
getDeliveryServiceDefinitionInSession()メソッドは、指定ユーザーのbipSessionTokenに基づいて配信サービスの定義を取得します。deliveryService()メソッドを参照してください。
インセッション・メソッドの詳細は、第1.3項「インセッション・メソッドについて」を参照してください。
シグネチャ
DeliveryServiceDefinition getDeliveryServiceDefinitionInSession(String bipSessionToken);
getDocumentData()メソッドは、BI Publisherのスケジュールされたジョブにより生成されたドキュメントを返します。getDocumentData()メソッドは、jobOutputIDをパラメータとして取得し、適切なドキュメントを返します。
jobOutputIDを取得する方法: scheduleReport()メソッドからjobIDが返されます。この親jobIDを使用してgetAllScheduledReportHistory()をコールし、その子(スケジュール・ジョブ)のリストを取得します。適切な子jobIDを使用してgetScheduledOutputInfo()をコールし、この特定ジョブに対するoutputIDのリストを取得します。目的のジョブのoutputIDをgetDocumentData()メソッドへの入力(JobOutputIDパラメータ)として使用し、ドキュメント・データを取得します。
getDocumentData()メソッドはレポート・ドキュメントのbyte[]を返し、downloadDocumentData()メソッドはレポート・ドキュメントをBI Publisherサーバーにローカル・ファイルとして格納する点に注意してください。後のメソッドはファイルのIDを返し、それにより配信サービスを介してレポート・ドキュメントをダウンロードできます。これは、レポート・ドキュメントのサイズが大きい場合に備えてパフォーマンスを考慮したためです。
シグネチャ
byte[] getDocumentData(String jobOutputID, String userID, String password);
指定ユーザーのJobOutputIDとbipSessionTokenに基づいてレポート・ドキュメントのbyte[]を返します。
インセッション・メソッドの詳細は、第1.3項「インセッション・メソッドについて」を参照してください。
シグネチャ
byte[] getDocumentDataInSession(String jobOutputID, String bipSessionToken);
getScheduledJobInfo()メソッドは、レポート・パラメータやその他のプロパティなど、発行済のジョブに関する詳細が含まれているJobDetailオブジェクトを返します。このメソッドは、指定されたjobInstanceID、userIDおよびパスワードのデータベースに格納されている情報をすべて取得します。
シグネチャ
JobInfo getScheduledJobInfo(int jobInstanceID, String userID, String password);
指定されたユーザーのjobInstanceIDとbipSessionTokenに関連付けられたジョブの詳細が含まれているJobDetailオブジェクトを返します。
インセッション・メソッドの詳細は、第1.3項「インセッション・メソッドについて」を参照してください。
シグネチャ
JobDetail getScheduledJobInfoInSession(String jobInstanceID, String bipSessionToken);
表3-22 getScheduledJobInfoInSession()メソッドのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
String jobInstanceID |
ジョブ・インスタンスに割り当てられたID。jobInstanceIDは整数の文字列です。 |
String bipSessionToken |
BI Publisherサーバーでユーザーに対して生成された専用トークン文字列です。bipSessionToken文字列を使用すると、ユーザーは資格証明を入力する必要がなくなります。BI Publisherサーバーでは、このトークン文字列を検証し、BI Publisherサーバー・セッションを復元して必要な操作を実行できます。 |
getScheduledReportdeliveryInfo()メソッドは、スケジュールされたジョブ出力の配信に関する情報を取得します。各スケジュールされたジョブには、複数のoutputIDが存在することがあります。各outputIDには、複数の配信情報が存在することがあります。第2.3.35項「JobOutputDeliverysList」を参照してください。
シグネチャ
JobOutputDeliverysList getScheduledReportDeliveryInfo(String jobOutputID, String userID, String password);
指定されたユーザーのjobOutputIDとbipSessionTokenに対する詳細が含まれているJobOutputDeliverysListオブジェクトを返します。
インセッション・メソッドの詳細は、第1.3項「インセッション・メソッドについて」を参照してください。
シグネチャ
JobOutputDeliverysList getScheduledReportDeliveryInfoInSession(String jobOutputID, String bipSessionToken);
表3-24 getScheduledReportDeliveryInfoInSession()メソッドのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
String jobOutputID |
ジョブ出力に割り当てられたID。jobOutputIDは整数の文字列です。 |
String bipSessionToken |
BI Publisherサーバーでユーザーに対して生成された専用トークン文字列です。bipSessionToken文字列を使用すると、ユーザーは資格証明を入力する必要がなくなります。BI Publisherサーバーでは、このトークン文字列を検証し、BI Publisherサーバー・セッションを復元して必要な操作を実行できます。 |
getScheduledReportOutputInfo()メソッドは、特定のスケジュールされたレポート出力に関する情報を返します。
シグネチャ
JobOutputsList getScheduledReportOutputInfo(String jobInstanceID, String userID, String password);
getScheduledReportOutputInfo()メソッドは、特定のスケジュールされたレポート出力のjobInstanceIDと指定ユーザーのbipSessionTokenに基づいて、そのレポート出力に関する情報を返します。
インセッション・メソッドの詳細は、第1.3項「インセッション・メソッドについて」を参照してください。
シグネチャ
JobOutputsList getScheduledReportOutputInfoInSession(String jobInstanceID, String bipTokenSession);
getXMLData()メソッドは、BI Publisherのスケジュールされたジョブにより生成されたデータ・ドキュメントをXML形式で返します。scheduleReport()メソッドから返されたJobOutputIDを使用して、生成済のXMLドキュメントを取得できます。
getXMLData()メソッドはレポート・ドキュメントのbyte[]を返し、downloadXMLData()メソッドはXMLデータをBI Publisherサーバーにローカル・ファイルとして格納する点に注意してください。後のメソッドはファイルのIDを返し、それにより配信サービスを介してXMLベースのドキュメントをダウンロードできます。これは、レポート・ドキュメントのサイズが非常に大きい場合に備えてパフォーマンスを考慮したためです。
シグネチャ
byte[] getXMLData(String JobInstanceID, String userID, String password);
指定ユーザーのjobInstanceIDとbipSessionTokenに基づいてXMLデータのbyte[]を返します。
インセッション・メソッドの詳細は、第1.3項「インセッション・メソッドについて」を参照してください。
シグネチャ
byte[] getXMLDataInSession(String jobInstanceID, String bipSessionToken);
表3-28 getXMLDataInSession()メソッドのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
String jobInstanceID |
ジョブ・インスタンスに割り当てられたID。jobInstanceIDは整数の文字列です。 |
String bipSessionToken |
BI Publisherサーバーでユーザーに対して生成された専用トークン文字列です。bipSessionToken文字列を使用すると、ユーザーは資格証明を入力する必要がなくなります。BI Publisherサーバーでは、このトークン文字列を検証し、BI Publisherサーバー・セッションを復元して必要な操作を実行できます。 |
purgeHistory()メソッドは、レポート・ジョブに関する履歴情報の完全削除を実行します。つまり、情報をデータベースから永久的に消去します。
purgeJobHistory()メソッドよりdeleteJobHistory()を優先させる必要があります。そうしないと、次のSOAP障害がスローされます。
purgeJobHistory failed due to job is not deleted. You have to delete JobHistory first prior to purge
シグネチャ
boolean purgeJobHistory(String instanceJobID, String userID, String password);
指定されたinstanceJobIDと指定されたユーザーのbipSessionTokenのデータベースからジョブ履歴を永久的に消去します。そのアクションより、deleteJobHistoryInSessionの方が優先している必要があります。
インセッション・メソッドの詳細は、第1.3項「インセッション・メソッドについて」を参照してください。
シグネチャ
boolean purgeJobHistoryInSession(String instanceJobID, String bipSessionToken);
表3-30 purgeJobHistoryInSession()メソッドのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
String instanceJobID |
ジョブ・インスタンスに割り当てられたID。instanceJobIDは整数の文字列です。 |
String bipSessionToken |
BI Publisherサーバーでユーザーに対して生成された専用トークン文字列です。bipSessionToken文字列を使用すると、ユーザーは資格証明を入力する必要がなくなります。BI Publisherサーバーでは、このトークン文字列を検証し、BI Publisherサーバー・セッションを復元して必要な操作を実行できます。 |
resendScheduledReport()メソッドは、事前定義のスケジュールされたジョブを再送信します。再送信されたアクションは、それぞれoutputJobIDに送信されます。この再送信アクションを実行する際に使用されるのは事前定義された配信パラメータであるため、配信チャネルのオプションを定義する必要はありません。
シグネチャ
boolean resendScheduledReport(String outputJobID, String userID, String password);
事前定義されたスケジュール・レポートのoutputJobIDと指定ユーザーのbipSessionTokenに基づいて、そのレポートを再送信します。
インセッション・メソッドの詳細は、第1.3項「インセッション・メソッドについて」を参照してください。
シグネチャ
boolean resendScheduledReportInSession(String outputJobID, String bipSessionToken);
resumeSchedule()メソッドは、一時停止のスケジュール・ジョブを再開します。
シグネチャ
boolean resumeSchedule(String jobInstanceID, String userID, String password);
事前に一時停止されたスケジュール・ジョブを、そのジョブのjobInstanceIDと指定ユーザーのbipSessionTokenに基づいて再開します。
インセッション・メソッドの詳細は、第1.3項「インセッション・メソッドについて」を参照してください。
シグネチャ
boolean resumeScheduleInSession(String outputJobID, String bipSessionToken);
表3-34 resumeScheduleInSession()メソッドのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
String jobInstanceID |
再開されるジョブのインスタンスに割り当てられたID。jobInstanceIDは整数の文字列です。 |
String bipSessionToken |
BI Publisherサーバーでユーザーに対して生成された専用トークン文字列です。bipSessionToken文字列を使用すると、ユーザーは資格証明を入力する必要がなくなります。BI Publisherサーバーでは、このトークン文字列を検証し、BI Publisherサーバー・セッションを復元して必要な操作を実行できます。 |
scheduleReport()メソッドは、BI Publisherカタログ内のレポートをスケジュールします。レポートを送信して即時に実行するか、またはレポートの実行をスケジュールするジョブを作成できます。レポートをスケジュールする場合、BI Publisher Enterpriseサーバーのインスタンスで設定されている任意の配信先にレポートを配信することもできます。
このメソッドは、スケジュールされたジョブのJobIDを返します。
シグネチャ
String scheduleReport(ScheduleRequest scheduleRequest, String userID, String password);
表3-35 scheduleReport()メソッドのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
ScheduleRequest scheduleRequest |
実行対象レポートのScheduleRequestオブジェクトを指定します。第2.3.48項「ScheduleRequest」を参照してください。 |
String userID |
BI Publisherユーザー名を指定します。 |
String password |
ユーザー名のパスワードを指定します。 |
指定ユーザーのbipSessionToken、スケジュール・リクエストおよび配信チャネルに基づいてレポートをスケジュールします。
インセッション・メソッドの詳細は、第1.3項「インセッション・メソッドについて」を参照してください。
シグネチャ
String scheduleReportInSession(ScheduleRequest scheduleRequest, DeliveryChannel deliveryChannel, String bipSessionToken);
表3-36 scheduleReportInSession()メソッドのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
ScheduleRequest scheduleRequest |
実行対象レポートのScheduleRequestオブジェクトを指定します。第2.3.48項「ScheduleRequest」を参照してください。 |
DeliveryChannel deliveryChannel |
レポートの配信に使用される配信チャネルを指定します。第2.3.20項「DeliveryChannels」を参照してください。 |
String bipSessionToken |
BI Publisherサーバーでユーザーに対して生成された専用トークン文字列です。bipSessionToken文字列を使用すると、ユーザーは資格証明を入力する必要がなくなります。BI Publisherサーバーでは、このトークン文字列を検証し、BI Publisherサーバー・セッションを復元して必要な操作を実行できます。 |
suspendSchedule()メソッドは、スケジュール・ジョブを一時停止します。
シグネチャ
boolean suspendschedule(String jobInstanceID, String userID, String password);
スケジュールされたレポートに関連付けられたjobInstanceIDと指定ユーザーのbipSessionTokenに基づいて、そのレポートを一時停止します。
インセッション・メソッドの詳細は、第1.3項「インセッション・メソッドについて」を参照してください。
シグネチャ
boolean suspendScheduleInSession(String jobInstanceID, String bipSessionToken);
表3-38 suspendScheduleInSession()メソッドのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
String jobInstanceID |
一時停止されるジョブのインスタンスに割り当てられたID。jobInstanceIDは整数の文字列です。 |
String bipSessionToken |
BI Publisherサーバーでユーザーに対して生成された専用トークン文字列です。bipSessionToken文字列を使用すると、ユーザーは資格証明を入力する必要がなくなります。BI Publisherサーバーでは、このトークン文字列を検証し、BI Publisherサーバー・セッションを復元して必要な操作を実行できます。 |