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Oracle® GoldenGate Veridataリリース・ノート
12c (12.2.1)
E70098-01
 

 

Oracle® GoldenGate Veridata

リリース・ノート

12c (12.2.1)

E70098-01(原本部品番号:E60965-01)

2015年10月

このドキュメントでは、Oracle GoldenGate Veridataリリース12c (12.2.1)の新機能、主な変更点および既知の問題について説明します。

このリリース・ノートは次の項で構成されています。

1 Oracle GoldenGate Veridata 12c (12.2.1)の新機能および変更点

この項では、12c (12.2.1)リリースのOracle GoldenGate Veridataの新機能および重要な製品の変更点の概要について説明します。

Oracle GoldenGate Veridataリリース12c (12.2.1)には、次の新機能および変更された機能が含まれます。

1.1 Veridata Server 12c (12.2.1)およびVeridataエージェントのバージョンの混在

古いバージョンから新しいバージョンへのデータベース移行が実行できるように、Veridata Server 12c (12.2.1)とVeridataエージェントを異なるバージョンとともに構成することができます。

1.2 比較後の自動修復

修復オプションを使用すると、比較が完了し非同期データがあることを確認した後で修復を自動的に開始できます。

1.3 メモリーの自動管理

メモリー使用は必要に応じて動的に割り当てられるので、ユーザーは使用する最大メモリーのみを設定すればよく、オプションで仮想メモリーとして使用するディスク領域を指定することもできます。

1.4 比較構成

レプリケーション中の表のOracle GoldenGateインスタンスが問合せされ、比較ジョブが実行オプション付きで自動的に作成されます。これはUIやVericomで使用できるため、Oracle GoldenGate Monitorなどのリモートの場所から起動することが可能です。

1.5 エクスポート・ユーティリティ

データベースの比較構成を部分的にXMLファイルへエクスポートして、そのファイルを同じまたは別のリポジトリにインポートすることができます。エクスポートでは比較全体またはサブセットを選択できます。これは、Oracle GoldenGate Veridataリリース11.2、12.1.3および12.2.1のサポート対象データベースすべてに対してサポートされます。この新しいエクスポート・ユーティリティは、12.1.3で導入されたインポート・ユーティリティとともに、以前のveridata_scriptingスクリプトのかわりに使用されます。

1.6 デルタ処理

許容される時間枠内で大規模な表の比較を処理できるデルタ処理の対象が、サポートされているすべてのデータベースに拡張され、Oracle GoldenGate NonStopに限定されなくなりました。

1.7 データベースのサポートの変更

  • Oracle GoldenGate Veridataでは、IBM DB2 for i (IAS400/iseries)データベースの使用を完全にサポートするようになりました。

  • Oracle GoldenGate Veridataでは、IBM Informixデータベースの使用を完全にサポートするようになりました。

  • 無償のOracle Express Edition (XE)データベースがサポートされるようになりました。

  • MySQLデータベースはサポートされません(Oracle WebLogic Serverがこのデータベースをネイティブにサポートしていないため)。

  • リポジトリのエクスポート・ユーティリティは、My SQLがサポートされるリリースを含むリリース11g (11.2)および12c (12.1.3)のすべてのVeridataリポジトリで機能します。

  • コンパクト・ドメインのサポートは除外されました(コンパクト・ドメインでOPSSスキーマが使用されないため)。

2 非推奨になったパラメータおよび設定

この項では、この新規リリースでは使用されなくなったパラメータおよび設定について説明します。これらのパラメータは、veridata.cfgファイルでは非推奨になっています。

3 修正された問題

この項では、修正されたバグについて説明します。具体的なバグまたはチケット番号に関する質問は、Oracleカスタマ・サポートにお問い合せください。SRはOracleサポートSR番号、BugDBはバグID番号です。この項の情報は、次のリリースに分かれています。

3.1 リリース12.2.1.0.0 ­— 2015年10月

初期リリース。

4 既知の問題と回避策

この項では、Oracle GoldenGate Veridataリリース12c (12.2.1)リリースに関する既知の問題と回避策の詳細を説明します。

4.1 データベース関連の問題

DB2 for i: DataDirectドライバとVARCHARキー列

DataDirectを使用する場合、VARCHARキー列は、COOS手順で末尾の空白が切り捨てられた状態で返されます。これは、COOS手順で前提のSELECTが処理されるときにのみ発生します。この問題を回避するには、VARCHARキー列の最後に空の文字列を連結するSQL文を作成し、末尾の空白を保持します。

DB2 for i: DataDirectドライバとCLOBおよびCCSID 1208

DataDirectを使用する場合、CCSID 1208 (UTF-8)で宣言されたCLOBが間違って返されます。正しいデータを適切に挿入して検証するには、値をBLOBにキャストした後で、rawバイトが正しいUTF-8値であることを検査します。JTOpenドライバではこれらの値が正しく選択されないため、この問題の回避策は現在ありません。

DB2 for i: DataDirectドライバとDB2ネイティブ・ドライバ

DataDirectドライバとDB2ネイティブ・ドライバを使用する場合、IDENTITY列はJDBCメタデータから検出できません。この問題を回避するには、DB2 iSeries SYSCOLUMNSを直接問い合せて、JDBCメタデータを補足します。

DB2 for i: DataDirectドライバとNULLIDライブラリ

DataDirectドライバでは、DB2パッケージに問合せの実行計画が格納されている必要があります。デフォルトではNULLIDライブラリが使用されます。それがない場合は、初回接続時に作成されます。パッケージがすでにNULLIDライブラリに存在し、現在のユーザーにパッケージへのアクセス権がない場合は、エラーが発生します。DataDirectドライバには、このパッケージを手動で作成したり、代替ライブラリを使用してパッケージを格納する回避策が用意されています(詳細はドライバのドキュメントを参照してください)。

DB2 for i: ネイティブ・ドライバとUTF-8

修復時、LOB列がUTF-8で、挿入データがマルチバイトの場合、ネイティブ・ドライバでエラーが発生します。ドライバは、UTF-8拡張で大規模なバッファが必要になる可能性があることを認識していません。

Informix: DataDirect JDBCドライバでサポートされないデータ型

DataDirect JDBCドライバを使用する場合、INTERVALBIGINTおよびBIGSERIALデータ型はサポートされません。

Informix: 整数の最小値の制限

SMALLINTINTEGERおよびBIGINTデータ型の最小値に対する制限は-(2x-1)です(xは順に31、15、63)。修復時に、Informix以外のデータベースからInformixデータへ(-2x)を挿入/更新しようとすると、修復の警告として失敗します。

4.2 アップグレードの問題

次のリリース・アップグレード・パスでは、レポートとジョブ実行の詳細は使用できません。

  • Veridata 11g MySQLからVeridata 12c (12.1.3) OracleおよびSQL Server

  • Veridata 11g MySQLからVeridata 12c (12.2.1) OracleおよびSQL Server

  • Veridata 12c (12.1.3) MySQLからVeridata 12c (12.2.1) OracleおよびSQL Server

5 My Oracle Supportの利用

My Oracle Supportを使用すると、顧客、パートナー、オラクル社社員が報告したナレッジ・ソリューション、回避策、その他の情報を見つけることができます。My Oracle Supportで、サービス・リクエストをオープンすることもできます。サービス・リクエストを解決するためにパッチが必要な場合、My Oracle Supportからパッチをダウンロードする方法が指示されます。


注意:

Oracle GoldenGate Veridataを販売代理店から購入し、サポートを受ける場合は、My Oracle Supportからサービス・リクエストを作成せず、その代理店に問い合せてください。

5.1 Oracle GoldenGateナレッジ・ベースの使用

Oracle GoldenGateナレッジ・ベースを表示するには、次の手順に従います。

  1. http://support.oracle.comに移動します。

  2. 言語を選択し、電子メールとOracleパスワードでログインします。

  3. 「ナレッジ」タブをクリックします。

  4. 「製品ラインの選択」で"GoldenGate"と入力して、Oracle GoldenGate製品をコンテキスト・メニューから選択します。(このリストが表示されるまで数秒待機する必要が生じる場合があります)。もう1つの方法としてドロップダウン・リストから選択、または「参照」リンクを使用して「ミドルウェア」「データ統合」「GoldenGate」の順に選択します。

  5. 「タスク」で、作成する問合せのタイプ(「トラブルシュート」など)を選択します。

  6. 「バージョン」で、使用しているOracle GoldenGateのバージョンを選択します。

  7. 「検索条件の入力」で、検索キーワード、または問合せを対象とする複数のキーワードを入力します。

My Oracle Supportに関するヘルプが必要な場合は、アプリケーション・ウィンドウの上部にある「ヘルプ」をクリックします。

5.2 Oracle GoldenGateサポート・ケースの作成

質問または問題に対する回答をナレッジ・ベースで見つけられない場合は、次の手順に従ってOracle Supportによるサポート・ケースをオープンできます。

  1. http://support.oracle.comに移動します。

  2. 言語を選択し、電子メールとOracleパスワードでログインします。

  3. 「サービス・リクエスト」タブをクリックします。

  4. 「SRの作成」をクリックします。

  5. フォームに入力し、必要に応じてアプリケーション・ウィンドウの上部にある「ヘルプ」を参照します。

6 ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。

Oracle Supportへのアクセス

サポートを購入したオラクル社のお客様は、My Oracle Supportを介して電子的なサポートにアクセスできます。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info)か、聴覚に障害のあるお客様は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs)を参照してください。


Oracle GoldenGate Veridataリリース・ノート12c (12.2.1)

E70098-01

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