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Oracle® Fusion Middleware Oracle Sales Cloudアダプタの使用
Release 12.2.1.1.0
E79311-01
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アダプタ構成ウィザードとの統合の設計

アダプタ構成ウィザードを使用して、SOAコンポジット・アプリケーションまたはOracle Service Busビジネス・サービスにOracle Sales Cloudアダプタを含めます。

アダプタ構成ウィザードは、Oracle Sales Cloudアプリケーションとの通信に必要なアーティファクトを選択できる構成ページで構成されます。インバウンド(ソース)方向またはアウトバウンド(ターゲット)方向にアダプタを構成できます。

注意:

アダプタの構成中に「ファイルのローカライズ」ダイアログが表示された場合は、「取消」をクリックしてください。WSDLファイルはローカライズできません。
  • インバウンド(ソース)方向:

    • 基本情報ページでは、わかりやすい名前とオプションの説明を入力するよう求められます。

    • 接続ページでは、使用するWSDL、セキュリティ・ポリシー(ユーザー名パスワード・トークン)およびCSF認証キーの指定が求められます。認証キーを作成するには、追加アイコンをクリックして、キー名、ユーザー名およびパスワードを指定します。

      接続ページでOracle Sales Cloudアプリケーションへの接続をテストすることもできます。これによって、サービス・カタログ・サービスへのURLと資格証明が正しいことを確認できます。接続が成功したか、資格証明がOracle Sales Cloudアプリケーションによって認証されたかどうかを示すステータスが表示されます。接続の試行時に発生したエラーも表示されます。

    • 「リクエスト」ページでは、Oracle Sales Cloudアプリケーションからのリクエストとして受信するビジネス・オブジェクトまたはイベント・サブスクリプションの選択が求められます。

      注意:

      • インバウンド方向でビジネス・オブジェクトを選択すると、表の下に説明が表示されますが、選択オブジェクトのライフサイクル情報(アクティブまたは非推奨など)は表示されません。アウトバウンド方向では、ビジネス・オブジェクトのライフサイクル情報が表示されます。

      • イベント・サブスクリプションの場合、コールバックは必要ありません。したがって、「レスポンス」ページでレスポンスに「なし」を選択する必要があります。

      Oracle Sales Cloudインスタンスで利用可能なすべてのデータ・オブジェクトを取得するために、アダプタは最初にサービスのWSDLで参照されるスキーマ・ドキュメント(.XSD)を読み込みます。次に、アダプタは、このXSDを解析してすべてのスキーマ・インポートのリストを取得し、それらをデータ・オブジェクトとして表示します。

      たとえば、アダプタでは、案件サービスのWSDLと参照スキーマOpportunityService.xsdファイルを読み込むことで、最初に案件ビジネス・オブジェクトとその有用なメタデータを表示します。XSDは、案件ビジネス・オブジェクトが定義される別のスキーマOpportunity.xsdを順にインポートします。 案件ビジネス・オブジェクトのメタデータは、このスキーマで定義されます。

      すぐに選択できるように、ビジネス・オブジェクトの表示をフィルタ処理できる検索機能が用意されています。検索文字列を入力すると、すべてのオブジェクトを表示するのではなく、一致したビジネス・オブジェクトのみがリストに表示されます。

    • レスポンス・ページでは、Oracle Sales Cloudアプリケーションにレスポンス・ドキュメントとして送信する、統合のビジネス・オブジェクトの選択が求められます。レスポンスを送信しないためには、「なし」を選択します。Oracle Sales Cloudアプリケーションにすぐにレスポンスを返すようにオプションで選択することもできます。即時レスポンスは、対話型のレスポンスを表します。即時レスポンスの場合、いずれかのデータ・オブジェクトをレスポンス・ドキュメントとして選択できます。

    • 「サマリー」ページには、前のページでの選択内容が表示されます。

  • アウトバウンド(ソース)方向:

    • 基本情報ページでは、わかりやすい名前とオプションの説明を入力するよう求められます。これは、インバウンド方向で表示されるページと同じです。

    • 接続ページでは、使用するWSDL、セキュリティ・ポリシー(なし、基本認証またはユーザー名パスワード・トークン)およびCSF認証キーの指定が求められます。これは、インバウンド方向で表示されるページと同じです。

      操作ページでは、ビジネス・オブジェクトまたはサービスと、選択内容に対して実行する操作の選択が求められます。

      サービス名に基づく検索機能も備えています。ビジネス・オブジェクトをすばやく選択するには、検索文字列を入力します。リスト・ブラウザでは、すべてのサービスを表示するかわりに、一致するビジネス・サービスのみがレンダリングされます。

    • 「サマリー」ページには、前のページでの選択内容が表示されます。
次のアーティファクトがアダプタ・インスタンスごとに作成され、Oracle JDeveloperの「アプリケーション」ウィンドウに表示されます。
  • WSDLファイル: Oracle Sales Cloudアプリケーション・サービスに統合すると同時に、データ・マッピングの作成に関して簡略化されたユーザー・エクスペリエンスを提供します。たとえば、抽象WSDLでは、強力な型のタイプ、選択した操作とビジネス・オブジェクトの名前、リクエストとレスポンスの構造を定義します。

  • JCAファイル: 実行時にアダプタが使用する内部実装の詳細が含まれます。これには、アダプタが使用する様々な相互作用と接続のプロパティが含まれます。

アプリケーションの構成が完了したら、Oracle JDeveloperからランタイム環境にアプリケーションをデプロイできます。

注意:

ウィザードでは、レスポンス・メッセージ・コールバックの作成はサポートされません。かわりに、コールバックをサポートするアクティビティを含めるBPELプロセスを設計できます。

注意:

構成済のOracle Sales Cloudアダプタやリファレンスを再編集する場合は、サービス・カタログWSDLがサービスURLに置き換えられます。正しく動作させるには、アダプタのサービス・カタログWSDLを再入力する必要があります。

ウィザード・ページのフィールドで指定する詳細内容については、「Oracle Sales Cloudプロパティの構成」を参照してください。