アップグレード・プロセスが失敗した場合は、アップグレード・アシスタントを閉じて問題を修正し、アップグレード・アシスタントを再起動する必要があります。
アップグレード・プロセスの起動後にアップグレード・プロセスが失敗した場合は、クローニングされたリポジトリを削除して、根本的な問題を修正してから、新たにクローニングしたリポジトリで起動する必要があります。失敗したアップグレード・プロセスを再起動することはできません。
トラブルシューティングの詳細は、『Upgrade Assistantによるアップグレード』のアップグレードのトラブルシューティングに関する項を参照してください。
アップグレード・ログ・エラーのトラブルシューティング
アップグレード・アシスタント・ログ・ファイルに<#>, 11g interfaces are converted with errors.
が含まれている場合は、アップグレード・アシスタント・ログでインタフェース名およびIDをチェックし、11gリポジトリでODI Studioを使用して問題を修正してください。インタフェース変換中のエラーは、11gインタフェースの検証の失敗(式のカッコが一致しないなど)により発生することがあります。変換エラーがある場合、結果のマッピングが不完全になることがありますが、他の変換に影響を与えることはありません。
このようなインタフェース・アップグレード・エラーが発生した場合の対処方法は次のとおりです。
アップグレード・アシスタント・ログ・ファイルで強調表示されているインタフェースが使用されておらず、無視できる場合は、アップグレード済の12cリポジトリを引き続き使用できます。
インタフェースを有効な12cマッピングに変換する場合は、エラーのある各インタフェースを11g環境で修正し、次の2つの方法のいずれかを使用して再変換する必要があります。
これらのインタフェースのみエクスポートし、アップグレード済の12cリポジトリにインポートします。インポート・プロセスによって、内部的に11gインタフェースが12cマッピングにアップグレードされます。12cリポジトリへのインタフェースのインポートの詳細は、『Oracle Data Integratorの管理』を参照してください。
修正したインタフェースを使用してアップグレード全部を再度実行します。エラーのあるインタフェースが多数ある場合は、この方法をお薦めします。
アップグレードのパフォーマンス・エラーのトラブルシューティング
リポジトリに存在するセッションの数が、アップグレードのパフォーマンスに影響します。アップグレードのパフォーマンス向上を図るには、セッションのログをアーカイブしてパージすることをお薦めします。