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Oracle® Databaseリファレンス
12cリリース2 (12.2)
E72905-02
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1.163 LOG_ARCHIVE_DEST_n

LOG_ARCHIVE_DEST_n初期化パラメータでは、最大で31(n = 1, 2, 3, ... 31)の宛先を定義します。それぞれでLOCATIONまたはSERVICE属性のいずれかを指定して、REDOデータのアーカイブ先を指定する必要があります

特性 説明

パラメータ・タイプ

文字列

構文

LOG_ARCHIVE_DEST_[1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31] =

 { null_string |
 { LOCATION=path_name | SERVICE=service_name }
 [ MANDATORY ]
 [ REOPEN[=seconds] ]
 [ DELAY[=minutes] ]
 [ ENCRYPTION=ENABLED|DISABLED ]
 [ GROUP=group ]
 [ NOREGISTER ]
 [ PRIORITY=priority ]
 [ TEMPLATE=template ]
 [ ALTERNATE=destination ]
 [ MAX_FAILURE=count ]
 [ SYNC | ASYNC ]
 [ AFFIRM | NOAFFIRM ]
 [ NET_TIMEOUT=seconds ]
 [ VALID_FOR=(redo_log_type,database_role) ]
 [ DB_UNIQUE_NAME ]
 [ MAX_CONNECTIONS=count ]
 [ COMPRESSION={ENABLE|DISABLE|ZLIB|LZO} ]
 }

デフォルト値

デフォルト値はありません。

変更可能

ALTER SESSIONALTER SYSTEM

PDBで変更可能

いいえ

基本

はい

LOCATION属性またはSERVICE属性以外のすべての属性はオプションです。LOCATION属性またはSERVICE属性のいずれを指定する場合でも、この属性を属性リストの最初に指定する必要があります。

属性を指定しない場合は、次のように入力してNULL文字列を指定できます。

LOG_ARCHIVE_DEST_n=' ';

LOG_ARCHIVE_DEST_n初期化パラメータの属性を設定して、REDO転送サービスが本番用またはプライマリ・データベースの宛先から別の(スタンバイ)データベースの宛先にREDOデータを送信する方法について、様々な側面を制御します。V$ARCHIVE_DESTビューを問い合せて、各宛先(n)の現在の属性設定を参照できます。

注意:

このパラメータの一部の属性は非推奨ですが、下位互換性のために残されています。LOG_ARCHIVE_DEST_nの非推奨の属性を参照してください。

定義するすべてのLOG_ARCHIVE_DEST_n初期化パラメータについて、対応するLOG_ARCHIVE_DEST_STATE_nパラメータを指定する必要があります。LOG_ARCHIVE_DEST_STATE_n(nは1から31の整数)初期化パラメータには、対応する宛先が現在使用可能か使用禁止かを指定します。

関連項目:

LOG_ARCHIVE_DEST_STATE_n

宛先LOG_ARCHIVE_DEST_11からLOG_ARCHIVE_DEST_31は、SYNCARCHLOCATIONMANDATORYまたはALTERNATE属性をサポートしていません。また、ALTERNATE属性のターゲットとして指定することもできません。

LOG_ARCHIVE_DEST_11からLOG_ARCHIVE_DEST_31を使用できるのは、COMPATIBLE初期化パラメータを11.2.0以上に設定した場合のみです。

値:

関連項目:

この項で説明している値の詳細は、『Oracle Data Guard概要および管理』を参照してください。

  • AFFIRMおよびNOAFFIRM

    REDO転送先が、受信済REDOデータをスタンバイREDOログに書き込む前または書き込んだ後に、受信済REDOデータを確認するかどうかを制御します。デフォルトはNOAFFIRMです。

  • ALTERNATE=LOG_ARCHIVE_DEST_n

    元のアーカイブ先で障害が発生したときに使用する代替アーカイブ先を指定します。デフォルト値はありません。代替の宛先を指定しない場合、元の宛先に障害が発生したときにアーカイブは別の宛先に自動的に変更されません。

  • ASYNC

    トランザクションによって生成されたREDOデータは、トランザクションのコミット前にこの属性を持つ宛先で受信している必要はありません。これは、SYNCおよびASYNCのいずれも指定しない場合のデフォルトの動作です。

  • COMPRESSION

    ネットワーク圧縮が有効か無効か、またZLIBまたはLZOのいずれのアルゴリズムを使用するかを示します。可能な値は、次のとおり。
    • DISABLE: 圧縮は無効。

    • ENABLE: 圧縮は有効。ZLIB圧縮アルゴリズムが使用されます。

    • ZLIB: ZLIB圧縮が使用されます。

    • LZO: LZO圧縮が使用されます。

    COMPRESSION属性を使用するには、拡張圧縮オプションが必要です。

  • DB_UNIQUE_NAME=name

    この宛先にあるデータベースの一意の名前を指定します。名前を指定する必要があります。デフォルト値はありません。

  • DELAY[=minutes]

    プライマリからREDOを取得しているスタンバイ・サイトでREDOデータがアーカイブされてから、スタンバイ・データベースまたはこのデータベースからカスケード接続している任意のスタンバイにアーカイブREDOログ・ファイルが適用されるまでの最小タイム・ラグを指定します。時間間隔を設定しないでDELAY属性を指定した場合、デフォルトは30分です。

  • ENCRYPTION=DISABLE|ENABLE

    Zero Data Loss Recovery Appliance (リカバリ・アプライアンス)に送信されたREDOストリームの暗号化が使用可能か使用禁止かを制御します。この属性のデフォルト値はDISABLEです。

    この属性はCOMPRESSIONLOCATION、またはSYNC属性と一緒には使用できません。

    ENCRYPTION属性を使用するには、保護対象データベースのCOMPATIBLE初期化パラメータを11.2.0.4以上に設定する必要があります。

    関連項目:

    リカバリ・アプライアンスの概要は、『Zero Data Loss Recovery Appliance管理者ガイド』を参照してください。

  • GROUP=group

    GROUP属性を使用して、ログのアーカイブ先の特定のコレクションでメンバーシップを指定します。グループは1から8まで番号付けされます。デフォルトのグループ(GROUP=0)は、割り当てることができないという点において特殊です。デフォルトのグループには、明示的にグループに割り当てられないすべての宛先が移入されます。デフォルトのグループ以外のすべてのグループは、リモート宛先セットで構成する必要があります。グループ(デフォルトのグループ以外)はローカルの宛先を含むことができません。

  • LOCATION=local_disk_directoryまたはUSE_DB_RECOVERY_FILE_DEST

    ローカル・ファイル・システムの宛先、または高速リカバリ領域として機能するディレクトリ、ファイル・システムまたは自動ストレージ管理ディスク・グループを指定します。この属性に1つ以上の宛先を指定する必要があります。LOCATION属性では、ローカル・ディスク・ディレクトリまたは高速リカバリ領域のどちらでも指定できます。REDOデータのアーカイブ先を指定するために、各宛先に対してLOCATIONまたはSERVICE属性のいずれかを指定する必要があります

  • MANDATORY

    ローカルのオンラインREDOログ・ファイルが再利用できるようになる前に、REDOデータが宛先へ正常に送信される必要があることを指定します。MANDATORY属性を指定する場合、宛先は省略可能です。

  • MAX_CONNECTIONS

    REDOデータをこの宛先へ送信するために使用できるネットワーク接続の最大数を指定します。デフォルトは1です。

  • MAX_FAILURE

    プライマリ・データベースが失敗した宛先を放棄する前に、REDO転送サービスが通信を再確立してその宛先へのREDOデータを転送する連続試行回数を制御します。Oracle Database 12cリリース2 (12.2.0.1)とOracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)でこの属性を異なる方法で処理する方法についての使用上の注意事項は、『Oracle Data Guard概要および管理』MAX_FAILUREの説明を参照してください。

  • NET_TIMEOUT=seconds

    ネットワーク接続を終了する前に、プライマリ・システム上のログ・ライター・プロセスがSYNC (NSSn)プロセスからの状態を待機する秒数を指定します。デフォルトは30秒です。

  • NOREGISTER

    アーカイブREDOログ・ファイルの場所が、対応する宛先で記録されないことを示します。

  • PRIORITY=priority

    PRIORITY属性を使用して、ログのアーカイブ先の特定のグループ内でプリファレンスを指定します。優先度は1から8まで番号付けされます。値が低いほど高い優先度を表します。最も低い優先度(PRIORITY=8)は、その優先度がアクティブである場合、その優先度のすべての宛先がアクティブになるという点において特殊です。高い優先度の宛先がサービスに戻る場合、その宛先はアクティブになり、すべての低い優先度の宛先は非アクティブになります。これは、カスケードまたは遠隔同期のいずれかを介して、その宛先がある宛先から別のREDOの宛先にREDOを受信しているためです。

  • REOPEN[=seconds]

    アーカイバ・プロセス(ARCn)またはログ・ライター・プロセス(LGWR)が以前に失敗した宛先へのアクセスを再試行するまでの最短の秒数を指定します。デフォルトは300秒です。

  • SERVICE=net_service_name

    REDOデータが送信されるリモートOracle Databaseインスタンスを識別する、有効なOracle Netのサービス名(SERVICE=net_service_name)を指定します。各宛先は、LOCATIONまたはSERVICE属性を指定する必要があります。デフォルトのネット・サービス名はありません。

  • SYNC

    トランザクションによって生成されたREDOデータは、トランザクションのコミット前にこの属性を持つ使用可能なすべての宛先で受信している必要があります。

  • TEMPLATE=filename_template_%t_%s_%r

    この属性を指定したデータベースのREDOデータを含むREDO転送先で作成されるアーカイブREDOログ・ファイルについて、パス名およびファイル名のテンプレートを指定します。この属性は、REDO転送先でLOG_ARCHIVE_FORMAT初期化パラメータの値をオーバーライドします。この属性にデフォルト値はありません。

  • VALID_FOR=(redo_log_type, database_role)

    REDO転送サービスがREDOデータを宛先にいつ送信できるかを、次の要因に基づいて指定します。

    • redo_log_type: オンラインREDOログ・ファイル、スタンバイREDOログ・ファイル、または両方が現在この宛先のデータベース上にアーカイブされているか

    • database_role: データベースが現在プライマリ・ロールまたはスタンバイ・ロールで実行されているか

LOG_ARCHIVE_DEST_nの非推奨の属性

LOG_ARCHIVE_DEST_nパラメータでは、次の属性が非推奨です。これらは、下位互換性のためにのみ残されています。

表1-3 LOG_ARCHIVE_DEST_n初期化パラメータの非推奨の属性

非推奨の属性 代替方法

ARCH

SYNCまたはASYNCを指定します。いずれの属性も指定しない場合、デフォルトはASYNCです。

LGWR

SYNCまたはASYNCを指定します。いずれの属性も指定しない場合、デフォルトはASYNCです。

OPTIONAL

デフォルトでは、宛先は省略可能です。

VERIFY

なし。この属性は、非推奨のARCH属性にのみ使用できます。

また、ASYNCおよびSYNC属性の次の変更に注意してください。

  • ASYNC属性のBLOCKSキーワードは不要になりました。

    ブロック・カウントは、必要に応じてData Guardによって適切なブロック数へ動的に調整されるため、このキーワードの設定は不要になりました。

  • SYNC属性のPARALLELおよびNOPARALLELキーワードは不要になりました。