| Oracle® Big Data SQLインストレーション・ガイド リリース3 (3.1) E83729-02 |
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ネットワーク構成やDataNodeサービスの追加、移動または削除の他、Oracle Databaseサーバーでの変更など、時間の経過とともにHadoopクラスタに発生する変更は、Oracle Big Data SQLインストールに対して相応の変更を必要とすることがあります。
DataNodeサービスを稼働しているノードをHadoopクラスタに追加した場合、そのノードにOracle Big Data SQLをインストールする必要があります。
extend引数を指定してsetup-bdsを実行します。この操作により、Oracle Big Data SQLコンポーネントは、それらを必要とするノードにインストールされ、セル・インベントリが更新されます。
# ./setup-bds extend bds-config.json
Oracle Big Data SQLがクラスタ管理サーバーに初めてインストールされる場合、作成したデータベース側のインストール・バンドルには、データベース・サーバー上のOracle Big Data SQLがHadoopクラスタに接続できるようにするクラスタ構成情報が含まれます。Hadoopクラスタで構成を変更した後には、クラスタとの接続性を維持するために、一連の変更をデータベース・ノードに伝播する必要があります。これを行うには、クラスタ管理サーバーでsetup-bds reconfigure bds-config.jsonを実行して変更を取り込みます。次に、bds-database-bundle-creation.sh --reconfigureを実行して更新されたデータベース・バンドルを作成します。最後に、そのバンドルを各データベース・ノードにコピーして解凍し、bds-database-install.sh --reconfigureを実行します。
データベース・ノードでのOracle Big Data SQLの再構成を必要とするHadoop側の変更をいくつか次に示します。
DataNodeインベントリへの変更(DataNodeの追加、移動または削除)。
ネットワーク・セキュリティの変更(HTTPからHTTPSへ、またはその反対の切替えなど)。
クラスタ管理サービス(CMまたはAmbari)でのポートの再割当て。
Hiveの変更(別のノードへのサービスの移行や認証方法に対する変更など)。
その他関連するHadoopサービス(HDFS、MapReduce2、YARNなど)への変更(接続性にも影響することがあります)。
重要:
新しいDataNodeまたは再構成されたDataNodeはデータベース・サーバー上のOracle Big Data SQLから見えないため、このタスクは、クラスタ側の構成変更後にできるだけ早く実行する必要があります。DataNodeインベントリが変更された場合は、次の手順1をスキップします。かわりに、必要な調整をbsd-configに行い、必要に応じてsetup-bds extend bds-config.jsonまたはsetup-bds remove bds-config.jsonを実行します。これは、必要な前提条件であり、この両方のコマンドには暗黙的にsetup-bds reconfigure bds-config.jsonが含まれます。
クラスタ管理サーバーで、ディレクトリを/BDSSetupディレクトリに変更し、reconfigureオプションを使用してsetup-bdsをrootとして実行します。
[root@myclustermgmtserver: BDSSetup] # ./setup-bds reconfigure bds-config.json
これにより、新しいデータベース・バンドルに組み入れられるクラスタ構成ファイルが更新されます。
ディレクトリを/BDSSetup/dbに変更し、bds-database-create-bundle.shスクリプトを実行してバンドル・ファイルを再作成します。--reconfigureスイッチを使用します。
[root@myclustermgmtserver: db] # ./bds-database-bundle-creation.sh --reconfigure
このコマンドは、前述のコマンドで生成した最新の構成ファイルを使用して、古いデータベース・バンドル・ファイルを削除して再作成します。
新しいbds-database-install-config.zipバンドル・ファイルをデータベース・ノード上のoracleホームにコピーします。データベース・ノードでoracleアカウントを使用して接続します。
[root@myclustermgmtserver: db] scp bds-database-install-config.zip oracle@dbnode:/home/oracle
oracleユーザーとしてデータベース・ノードにログオンします。
クラスタ管理サーバーからコピーしたbds-database-install-config.zipファイル(「データベース側のインストール・バンドルの作成」を参照)を探します。
このバンドルを、Oracle Big Data SQLがすでにインストールされているディレクトリに解凍します。既存のインストールを上書きするために、-oスイッチを使用します。
[oracle@mydbserver: bds-database-install] $ unzip -o bds-database-install-config.zip -d /home/oracle/bds-database-install
--reconfigureスイッチを指定してbds-database-install.shを実行します。これにより、データベース・ノードのローカル構成が更新されます。
[oracle@mydbserver: bds-database-install] $ ./bds-database-install.sh --reconfigure
Oracle Big Data SQLの初回インストール後、Oracle Big Data SQLを追加のOracle Databaseノードにインストールする場合はいつでも、それらのノードにデータベース側の完全インストール・バンドル(bds-database-install.zip)をインストールします。
注意:
フル・バンドルには、必要なHadoopクライアントのtarballの他、Hadoopクラスタ構成ファイルも含まれます。データベース・ノードでの完全インストールでは、bds-database-install-config.zipバンドルを使用しないでください。bds-database-install-config.zipは、データベース側の既存のOracle Big Data SQLインストールを再構成するためのもので、完全インストールに必要なファイルがすべて格納されているわけではありません。前のインストールからbds-database-install.zipのコピーを引き続き保持している場合でも、まず、「データベース側のインストール・バンドルの作成」の説明に従ってデータベース・バンドルを再生成し、新バージョンを使用する必要があります。こうすることで、バンドルには現在の構成データが必ず含まれます。
「Oracle Databaseサーバーでのインストール」の説明に従って、新しいデータベース・ノードにバンドルをデプロイしてインストールします。
