Foundation 1.1.2

java.net
クラス NetPermission

java.lang.Object
  上位を拡張 java.security.Permission
      上位を拡張 java.security.BasicPermission
          上位を拡張 java.net.NetPermission
すべての実装されたインタフェース:
Serializable, Guard

public final class NetPermission
extends BasicPermission

このクラスは、各種のネットワークアクセス権のために使います。NetPermission は名前 (ターゲット名ともいう) を含みますが、アクションリストは含みません。名前付きのアクセス権は、持っていても、持っていなくてもかまいません。 

ターゲット名には、ネットワークアクセス権 (下記を参照) の名前を指定します。命名規約は、階層型プロパティーの命名規約に従います。また、ターゲット名のあとにアスタリスクを指定し (「.」のあとに指定するか、単独で指定)、ワイルドカードによる照合を行うこともできます。たとえば、「foo.*」や「*」は有効ですが、「*foo」や「a*b」は無効です。 

NetPermission に指定できるターゲット名と、それで与えられるアクセス権により可能になる操作、およびそのアクセス権をコードに与えることにより生じるリスクを次の表に示します。 

アクセス権ターゲット名 アクセス権により許可される機能 このアクセス権を許可した場合のリスク
setDefaultAuthenticator プロキシまたは HTTP サーバーが証明書を要求したときに使用する、認証情報の取得方法を設定する。 悪意のあるコードがオーセンティケータを設定して、ユーザーからの入力を取得し、認証の入力を監視して入手できます。
requestPasswordAuthentication システムに登録されたオーセンティケータにパスワードを要求。 悪意のあるコードにより、このパスワードが盗まれる可能性があります。
specifyStreamHandler URL の作成時にストリームハンドラを指定。 悪意あるコードは、アクセス可能な場所から実際のバイトを取得するストリームハンドラを指定することで、通常ならばアクセスできないリソースを使って URL を作成できます (file:/foo/fum/ など)。こうすると、クラスが位置する URL を偽って、そのクラスのための ProtectionDomain または CodeSource をシステムに作成できます。

関連項目:
BasicPermission, Permission, Permissions, PermissionCollection, SecurityManager, 直列化された形式

コンストラクタの概要
NetPermission(String name)
          指定された名前で NetPermission を新しく作成します。
NetPermission(String name, String actions)
          指定された名前で、新しい NetPermission を作成します。
 
メソッドの概要
 
クラス java.security.BasicPermission から継承されたメソッド
equals, getActions, hashCode, implies, newPermissionCollection
 
クラス java.security.Permission から継承されたメソッド
checkGuard, getName, toString
 
クラス java.lang.Object から継承されたメソッド
clone, finalize, getClass, notify, notifyAll, wait, wait, wait
 

コンストラクタの詳細

NetPermission

public NetPermission(String name)
指定された名前で NetPermission を新しく作成します。名前は、NetPermission の記号名 (「setDefaultAuthenticator」など) です。名前の末尾には「*」や「.*」を付けて、ワイルドカードを指定できます。

パラメータ:
name - NetPermission の名前

NetPermission

public NetPermission(String name,
                     String actions)
指定された名前で、新しい NetPermission を作成します。名前は、NetPermission の記号名です。String の actions は現在未使用なので、null にしておいてください。

パラメータ:
name - NetPermission の名前
actions - null でなければならない

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バグの報告と機能のリクエスト
さらに詳しい API リファレンスおよび開発者ドキュメントについては、Java SE 開発者用ドキュメントを参照してください。開発者向けの詳細な解説、概念の概要、用語の定義、バグの回避策、およびコード実例が含まれています。

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