はじめに

Sun Javatrademark Wireless Toolkit for CLDC 基本カスタマイズガイド』には、Sun Java Wireless Toolkit for CLDC のカスタマイズに関する詳細な技術情報が記載されています。


対象読者

このガイドは、新しいデバイスへの対応を可能にしたり、またはソースコードを修正してエミュレータ用に新しい API への対応を可能にしたりするなどの目的のために、Sun Java Wireless Toolkit for CLDC をカスタマイズする必要がある開発者を対象としています。


マニュアルの構成

このマニュアルは、以下の章で構成されています。

第 1 章では、カスタマイズの可能性について概要を説明します。

第 2 章では、新しいエミュレータスキンの作成方法について説明します。

第 3 章では、難読化ツールのプラグインの作成方法について説明します。


パスとオペレーティングシステムのコマンド

このマニュアルでは、ターミナルウィンドウを開く、ディレクトリを変更する、環境変数を設定するなど、UNIX®、Linux、または Microsoft Windows の各オペレーティングシステムで使用する基本的なコマンドと操作手順については、説明を省略している場合があります。これらの情報については、使用するシステムに付属のソフトウェアマニュアルを参照してください。

このマニュアルの例は、Windows プラットフォーム用です。Linux システムでは、パス区切り文字の円記号 (¥) をスラッシュ (/) に置き換えてください。たとえば、次のようになります。


Windows

toolkit¥wtklib¥devices¥DefaultColorPhone¥netIndicatorOn.png

Linux

toolkit/wtklib/devices/DefaultColorPhone/netIndicatorOn.png


 

このマニュアルでは、toolkit は Sun Java Wireless Toolkit for CLDC がインストールされているディレクトリを常に表します。workdir は、ユーザーの作業用ディレクトリを表します。workdir のデフォルトの場所は、一般的に次のいずれかの場所になります。


Windows:

C:¥Documents and Settings¥User¥j2mewtk¥2.5.2
(User はユーザーのアカウント名)

Linux:

~/j2mewtk/2.5.2 (~ はユーザーのホームディレクトリ)


 


書体と記号について


表 P-1 書体と記号について

書体または記号[1]

意味

AaBbCc123

コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コード例。

.login ファイルを編集します。

ls -a を実行します。

% You have mail.

AaBbCc123

ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して表します。

マシン名% su

Password:

AaBbCc123

コマンド行の可変部分。実際の名前や値と置き換えてください。

rm filename と入力します。

『 』

参照する書名を示します。

『Solaris ユーザーマニュアル』

「 」

参照する章、節、または、強調する語を示します。

第 6 章「データの管理」を参照。

この操作ができるのは「スーパーユーザー」だけです。

\

枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅を超える場合に、継続を示します。

% grep `^#define \
XV_VERSION_STRING'


 


関連マニュアル

この節では、関連する Java Platform, Micro Edition (Java ME) の仕様を示します。Java ME は、これまで Java 2 Platform、Micro Edition、または J2MEtrademark の仕様名で呼ばれていました。


表 P-2 関連マニュアル

内容

マニュアル名

Sun Java Wireless Toolkit for CLDC

Sun Java Wireless Toolkit for CLDC ユーザーズガイド

カスタマイズ

Sun Java Wireless Toolkit for CLDC Advanced Customization Guide[2]

統合エミュレータインタフェース

Unified Emulator Interface Specification

PDAP Option Packages - JSR 75

PDA Optional Packages for the J2ME Platform

Bluetooth および OBEX - JSR 82

Java APIs for Bluetooth

MIDP 2.1 - JSR 118

Mobile Information Device Profile 2.0

CLDC 1.1 - JSR 139

J2ME Connected Limited Device Configuration

MMAPI - JSR 135

Mobile Media API

J2ME Web Services - JSR 172

J2ME Web Services Specification

SATSA - JSR 177

Security and Trust Services APIs for J2ME

Location API - JSR 179

Location API for J2ME

SIP API - JSR 180

SIP API for J2ME

Mobile 3D Graphics - JSR 184

Mobile 3D Graphics API for J2ME

JTWI - JSR 185

Java Technology for the Wireless Industry

WMA 2.0 - JSR 205

Wireless Messaging API (WMA)

CHAPI 1.0 - JSR 211

Content Handler API

SVG API - JSR 226

Scalable 2D Vector Graphics API for J2ME

Payment API - JSR 229

Payment API

Advanced Multimedia - JSR 234

Advanced Multimedia Supplements

Mobile Internationalization - JSR 238

Mobile Internationalization API

Java Binding for OpenGL® ES API - JSR 239

Java Binding for OpenGL® ES API

MSA - JSR 248

Mobile Service Architecture


 

仕様はもっとも信頼できる確定的なものですが、必ずしも利用しやすい情報ではありません。Mobility ページでこのほかの情報を確認してください。

http://developers.sun.com/techtopics/mobility/


Sun のオンラインマニュアル

次のサイトで、Java テクノロジに関連したテクニカルドキュメントを参照できます。


コメントをお寄せください

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developers.sun.com

ご意見をお寄せいただく際には、下記のタイトルを記載してください。

『Sun Java Wireless Toolkit for CLDC 基本カスタマイズガイド

 


1 (表の脚注) 使用しているブラウザにより、これらの設定と異なって表示される場合があります。
2 (表の脚注) 入手にはソースライセンスが必要です。