JavaTM 2 Platform
Std. Ed. v1.3

javax.swing
クラス ImageIcon

java.lang.Object
  |
  +--javax.swing.ImageIcon
すべての実装インタフェース:
Accessible, Icon, Serializable

public class ImageIcon
extends Object
implements Icon, Serializable, Accessible

アイコンをイメージから描画する Icon インタフェースの実装です。URL またはファイル名から作成されるイメージがメディアトラッカーを使ってプリロードされると、イメージのロード状態を監視できます。

イメージアイコンの詳細および使用例は、「The Java Tutorial」にある「How to Use Icons」を参照してください。

警告: このクラスの直列化されたオブジェクトは、今後の Swing リリースと互換ではなくなる予定です。現在の直列化のサポートは、短期間の運用や、同じバージョンの Swing を実行するアプリケーション間の RMI に適しています。今後の Swing リリースでは、長期間の持続性をサポートする予定です。

関連項目:
直列化された形式

内部クラスの概要
protected  class ImageIcon.AccessibleImageIcon
          このクラスは ImageIcon クラス用のユーザ補助機能のサポートを実装しています。
 
フィールドの概要
protected static Component component
           
protected static MediaTracker tracker
           
 
コンストラクタの概要
ImageIcon()
          未初期化イメージアイコンを作成します。
ImageIcon(byte[] imageData)
          サポートされている GIF や JPEG などの、イメージ形式を格納しているイメージファイルから読み出されたバイトデータの並びからイメージアイコンを作成します。
ImageIcon(byte[] imageData, String description)
          サポートされている GIF や JPEG などの、イメージ形式を格納しているイメージファイルから読み出されたバイトデータの並びからイメージアイコンを作成します。
ImageIcon(Image image)
          イメージオブジェクトからイメージアイコンを作成します。
ImageIcon(Image image, String description)
          イメージからイメージを作成します。
ImageIcon(String filename)
          指定されたファイルからイメージアイコンを作成します。
ImageIcon(String filename, String description)
          指定されたファイルからイメージアイコンを作成します。
ImageIcon(URL location)
          指定された URL からイメージアイコンを作成します。
ImageIcon(URL location, String description)
          指定された URL からイメージアイコンを作成します。
 
メソッドの概要
 AccessibleContext getAccessibleContext()
          この ImageIcon に関連した AccessibleContext を返します。
 String getDescription()
          イメージの説明を返します。
 int getIconHeight()
          アイコンの高さを返します。
 int getIconWidth()
          アイコンの幅を返します。
 Image getImage()
          アイコンの Image を返します。
 int getImageLoadStatus()
          イメージロード操作の状態を返します。
 ImageObserver getImageObserver()
          イメージのイメージオブザーバを返します。
protected  void loadImage(Image image)
          イメージをロードし、イメージがロードされたときのみ復帰します。
 void paintIcon(Component c, Graphics g, int x, int y)
          アイコンをペイントします。
 void setDescription(String description)
          イメージの説明を設定します。
 void setImage(Image image)
          アイコンによって表示されるイメージを設定します。
 void setImageObserver(ImageObserver observer)
          イメージのイメージオブザーバを設定します。
 String toString()
          このイメージの文字列表現を返します。
 
クラス java.lang.Object から継承したメソッド
clone, equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, wait, wait, wait
 

フィールドの詳細

component

protected static final Component component

tracker

protected static final MediaTracker tracker
コンストラクタの詳細

ImageIcon

public ImageIcon(String filename,
                 String description)
指定されたファイルからイメージアイコンを作成します。イメージは MediaTracker を使ってプリロードされ、イメージのロード状態を監視します。
パラメータ:
filename - イメージを格納するファイルの名前
description - テキストによるイメージの短い説明
関連項目:
ImageIcon(String)

ImageIcon

public ImageIcon(String filename)
指定されたファイルからイメージアイコンを作成します。イメージはメディアトラッカーを使ってプリロードされ、イメージのロード状態を監視します。指定する文字列はファイル名またはファイルパスです。パスを指定するときは、区切り文字としてインターネット標準のスラッシュ (/) を使います (文字列は URL に変換されるため、スラッシュはすべてのシステムで機能します)。たとえば、次のように指定します。
    new ImageIcon("images/myImage.gif")
説明は、filename 文字列に初期化されます。
パラメータ:
filename - ファイル名またはパスを指定する文字列
関連項目:
getDescription()

ImageIcon

public ImageIcon(URL location,
                 String description)
指定された URL からイメージアイコンを作成します。イメージはメディアトラッカーを使ってプリロードされ、イメージのロード状態を監視します。
パラメータ:
location - イメージの URL
description - テキストによるイメージの短い説明
関連項目:
ImageIcon(String)

ImageIcon

public ImageIcon(URL location)
指定された URL からイメージアイコンを作成します。イメージは MediaTracker を使ってプリロードされ、イメージのロード状態を監視します。アイコンの説明は初期化され、URL の文字列表現となります。
パラメータ:
location - イメージの URL
関連項目:
getDescription()

ImageIcon

public ImageIcon(Image image,
                 String description)
イメージからイメージを作成します。
パラメータ:
image - イメージ
description - テキストによるイメージの短い説明

ImageIcon

public ImageIcon(Image image)
イメージオブジェクトからイメージアイコンを作成します。イメージに文字列の「コメント」プロパティがある場合、その文字列はアイコンの説明に使用されます。
パラメータ:
image - イメージ
関連項目:
getDescription(), Image.getProperty(java.lang.String, java.awt.image.ImageObserver)

ImageIcon

public ImageIcon(byte[] imageData,
                 String description)
サポートされている GIF や JPEG などの、イメージ形式を格納しているイメージファイルから読み出されたバイトデータの並びからイメージアイコンを作成します。通常、このバイトデータの並びは Class.getResourceAsStream() を使ったイメージの読み出しによって作成されますが、クラス内に静的にも格納されます。
パラメータ:
imageData - AWT Toolkit によってサポートされる GIF や JPEG などのイメージ形式によるピクセルの並び
description - テキストによるイメージの短い説明
関連項目:
Toolkit.createImage(java.lang.String)

ImageIcon

public ImageIcon(byte[] imageData)
サポートされている GIF や JPEG などの、イメージ形式を格納しているイメージファイルから読み出されたバイトデータの並びからイメージアイコンを作成します。通常、このバイトデータの並びは Class.getResourceAsStream() を使ったイメージの読み出しによって作成されますが、クラス内に静的にも格納されます。作成されたイメージに文字列の「コメント」プロパティがある場合、その文字列はアイコンの説明に使用されます。
パラメータ:
imageData - AWT Toolkit によってサポートされる GIF や JPEG などのイメージ形式によるピクセルの並び
関連項目:
Toolkit.createImage(java.lang.String), getDescription(), Image.getProperty(java.lang.String, java.awt.image.ImageObserver)

ImageIcon

public ImageIcon()
未初期化イメージアイコンを作成します。
メソッドの詳細

loadImage

protected void loadImage(Image image)
イメージをロードし、イメージがロードされたときのみ復帰します。
パラメータ:
image - イメージ

getImageLoadStatus

public int getImageLoadStatus()
イメージロード操作の状態を返します。
戻り値:
java.awt.MediaTracker によって定義されるロード状態
関連項目:
MediaTracker.ABORTED, MediaTracker.ERRORED, MediaTracker.COMPLETE

getImage

public Image getImage()
アイコンの Image を返します。
戻り値:
この ImageIconImage オブジェクト

setImage

public void setImage(Image image)
アイコンによって表示されるイメージを設定します。
パラメータ:
image - イメージ

getDescription

public String getDescription()
イメージの説明を返します。これは、テキストによるオブジェクトの短い説明のことです。たとえば、目の不自由なユーザに対して、イメージの目的を指示するために提示されます。説明は null となることがあります。
戻り値:
テキストによるイメージの短い説明

setDescription

public void setDescription(String description)
イメージの説明を設定します。これは、テキストによるオブジェクトの短い説明のことです。たとえば、目の不自由なユーザに対して、イメージの目的を指示するために提示されます。
パラメータ:
description - テキストによるイメージの短い説明

paintIcon

public void paintIcon(Component c,
                      Graphics g,
                      int x,
                      int y)
アイコンをペイントします。アイコンの左上隅は、グラフィックコンテキスト g の座標空間にある点 (x, y) に描画されます。このアイコンにイメージオブザーバがない場合、このメソッドではオブザーバとして c コンポーネントを使用します。
定義:
インタフェース Icon 内の paintIcon
パラメータ:
c - このアイコンにイメージオブザーバがない場合にオブザーバとして使用されるコンポーネント
g - グラフィックスコンテキスト
x - アイコンの左上隅の X 座標
y - アイコンの左上隅の Y 座標

getIconWidth

public int getIconWidth()
アイコンの幅を返します。
定義:
インタフェース Icon 内の getIconWidth
戻り値:
このアイコンのピクセル単位の幅

getIconHeight

public int getIconHeight()
アイコンの高さを返します。
定義:
インタフェース Icon 内の getIconHeight
戻り値:
このアイコンのピクセル単位の高さ

setImageObserver

public void setImageObserver(ImageObserver observer)
イメージのイメージオブザーバを設定します。イメージアイコンが動画 GIF を格納している場合にはこのプロパティを設定するので、オブザーバはその表示を更新するように通知されます。次に例を示します。
     icon = new ImageIcon(...)
     button.setIcon(icon);
     icon.setImageObserver(button);
パラメータ:
observer - イメージオブザーバ

getImageObserver

public ImageObserver getImageObserver()
イメージのイメージオブザーバを返します。
戻り値:
イメージオブザーバ。null の場合もある

toString

public String toString()
このイメージの文字列表現を返します。
オーバーライド:
クラス Object 内の toString
戻り値:
このイメージの文字列表現

getAccessibleContext

public AccessibleContext getAccessibleContext()
この ImageIcon に関連した AccessibleContext を返します。イメージアイコンの場合、AccessibleContext は AccessibleImageIcon の形式を取ります。必要に応じて新規の AccessibleImageIcon インスタンスが作成されます。
定義:
インタフェース Accessible 内の getAccessibleContext
戻り値:
この ImageIcon の AccessibleContext として機能する AccessibleImageIcon

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バグや機能要求の報告
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