JavaTM 2
Platform
Std. Ed. v1.4.0

java.awt.color
クラス ICC_ProfileRGB

java.lang.Object
  |
  +--java.awt.color.ICC_Profile
        |
        +--java.awt.color.ICC_ProfileRGB
すべての実装インタフェース:
Serializable

public class ICC_ProfileRGB
extends ICC_Profile

ICC_ProfileRGB クラスは、ICC_Profile クラスのサブクラスの 1 つで、次の条件を満たすプロファイルを表します。

ICC_ProfilegetInstance メソッドは、これらの条件を満たすプロファイルに対して、ICC_ProfileRGB オブジェクトを返します。このようなプロファイルの例として、3 成分で構成される行列ベースの入力プロファイルや RGB 表示プロファイルなどがあります。

このプロファイルクラスのカラー変換行列およびルックアップテーブルを Java のメソッドやネイティブメソッドで直接使用して、カラー変換を最適化できることもあります。

デバイスプロファイルカラースペースを CIEXYZ プロファイル接続領域に変換するときは、デバイスの色成分を線形化するときに、対応するトーンリプロダクションカーブ (TRC) が検索されます。変換結果の線形 RGB 成分は、RGB 色素から構成される 3x3 行列を使用して CIEXYZ の PCS に変換されます。


                 linearR = redTRC[deviceR]

                 linearG = greenTRC[deviceG]
 
                 linearB = blueTRC[deviceB]
 
   _      _       _                                             _   _         _
  [  PCSX  ]     [  redColorantX  greenColorantX  blueColorantX  ] [  linearR  ]
  [        ]     [                                               ] [           ]
  [  PCSY  ]  =  [  redColorantY  greenColorantY  blueColorantY  ] [  linearG  ]
  [        ]     [                                               ] [           ]
  [_ PCSZ _]     [_ redColorantZ  greenColorantZ  blueColorantZ _] [_ linearB _]
 
 
CIEXYZ プロファイル接続領域をデバイスプロファイルカラースペースに変換するときも、3x3 行列を使用して PCS XYZ 成分を線形 RGB 成分に変換し、次に TRC を使用して線形 RGB をデバイス RGB に変換します。

関連項目:
直列化された形式

フィールドの概要
static int BLUECOMPONENT
          青色成分のガンマ値または TRC を取得するときに使用します。
static int GREENCOMPONENT
          緑色成分のガンマ値または TRC を取得するときに使用します。
static int REDCOMPONENT
          赤色成分のガンマ値または TRC を取得するときに使用します。
 
クラス java.awt.color.ICC_Profile から継承したフィールド
CLASS_ABSTRACT, CLASS_COLORSPACECONVERSION, CLASS_DEVICELINK, CLASS_DISPLAY, CLASS_INPUT, CLASS_NAMEDCOLOR, CLASS_OUTPUT, icAbsoluteColorimetric, icCurveCount, icCurveData, icHdrAttributes, icHdrCmmId, icHdrColorSpace, icHdrCreator, icHdrDate, icHdrDeviceClass, icHdrFlags, icHdrIlluminant, icHdrMagic, icHdrManufacturer, icHdrModel, icHdrPcs, icHdrPlatform, icHdrRenderingIntent, icHdrSize, icHdrVersion, icPerceptual, icRelativeColorimetric, icSaturation, icSigAbstractClass, icSigAToB0Tag, icSigAToB1Tag, icSigAToB2Tag, icSigBlueColorantTag, icSigBlueTRCTag, icSigBToA0Tag, icSigBToA1Tag, icSigBToA2Tag, icSigCalibrationDateTimeTag, icSigCharTargetTag, icSigChromaticityTag, icSigCmyData, icSigCmykData, icSigColorSpaceClass, icSigCopyrightTag, icSigCrdInfoTag, icSigDeviceMfgDescTag, icSigDeviceModelDescTag, icSigDeviceSettingsTag, icSigDisplayClass, icSigGamutTag, icSigGrayData, icSigGrayTRCTag, icSigGreenColorantTag, icSigGreenTRCTag, icSigHead, icSigHlsData, icSigHsvData, icSigInputClass, icSigLabData, icSigLinkClass, icSigLuminanceTag, icSigLuvData, icSigMeasurementTag, icSigMediaBlackPointTag, icSigMediaWhitePointTag, icSigNamedColor2Tag, icSigNamedColorClass, icSigOutputClass, icSigOutputResponseTag, icSigPreview0Tag, icSigPreview1Tag, icSigPreview2Tag, icSigProfileDescriptionTag, icSigProfileSequenceDescTag, icSigPs2CRD0Tag, icSigPs2CRD1Tag, icSigPs2CRD2Tag, icSigPs2CRD3Tag, icSigPs2CSATag, icSigPs2RenderingIntentTag, icSigRedColorantTag, icSigRedTRCTag, icSigRgbData, icSigScreeningDescTag, icSigScreeningTag, icSigSpace2CLR, icSigSpace3CLR, icSigSpace4CLR, icSigSpace5CLR, icSigSpace6CLR, icSigSpace7CLR, icSigSpace8CLR, icSigSpace9CLR, icSigSpaceACLR, icSigSpaceBCLR, icSigSpaceCCLR, icSigSpaceDCLR, icSigSpaceECLR, icSigSpaceFCLR, icSigTechnologyTag, icSigUcrBgTag, icSigViewingCondDescTag, icSigViewingConditionsTag, icSigXYZData, icSigYCbCrData, icSigYxyData, icTagReserved, icTagType, icXYZNumberX
 
メソッドの概要
 float getGamma(int component)
          特定の成分のトーンリプロダクションカーブ (TRC) を表すガンマ値を返します。
 float[][] getMatrix()
          プロファイルの redColorantTaggreenColorantTag、および blueColorantTag の X、Y、および Z 成分から構成される、3x3 float 行列を返します。
 float[] getMediaWhitePoint()
          プロファイルの mediaWhitePointTag の成分を含む配列を返します。
 short[] getTRC(int component)
          特定の成分の TRC を配列として返します。
 
クラス java.awt.color.ICC_Profile から継承したメソッド
finalize, getColorSpaceType, getData, getData, getInstance, getInstance, getInstance, getInstance, getMajorVersion, getMinorVersion, getNumComponents, getPCSType, getProfileClass, readResolve, setData, write, write
 
クラス java.lang.Object から継承したメソッド
clone, equals, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait
 

フィールドの詳細

REDCOMPONENT

public static final int REDCOMPONENT
赤色成分のガンマ値または TRC を取得するときに使用します。

関連項目:
定数フィールド値

GREENCOMPONENT

public static final int GREENCOMPONENT
緑色成分のガンマ値または TRC を取得するときに使用します。

関連項目:
定数フィールド値

BLUECOMPONENT

public static final int BLUECOMPONENT
青色成分のガンマ値または TRC を取得するときに使用します。

関連項目:
定数フィールド値
メソッドの詳細

getMediaWhitePoint

public float[] getMediaWhitePoint()
プロファイルの mediaWhitePointTag の成分を含む配列を返します。

オーバーライド:
クラス ICC_Profile 内の getMediaWhitePoint
戻り値:
要素が 3 の float の配列を返す。この配列は、プロファイルの mediaWhitePointTag の x、y、および z 成分で構成される

getMatrix

public float[][] getMatrix()
プロファイルの redColorantTaggreenColorantTag、および blueColorantTag の X、Y、および Z 成分から構成される、3x3 float 行列を返します。

この行列を使用して、プロファイルカラースペースから CIEXYZ PCS へのカラー変換を行うことができます。

戻り値:
3x3 float の配列。プロファイルの redColorantTaggreenColorantTag、および blueColorantTag の x、y、および z 成分で構成される

getGamma

public float getGamma(int component)
特定の成分のトーンリプロダクションカーブ (TRC) を表すガンマ値を返します。成分パラメータは、REDCOMPONENT、GREENCOMPONENT、または BLUECOMPONENT でなければなりません。

プロファイルの TRC の対応する成分が、単一ガンマ値ではなくテーブルとして表されている場合は、例外がスローされます。この場合、TRC のテーブルは getTRC(int) メソッドを使って取得できます。ガンマ値を使用している場合、線形成分 (R、G、または B) は次のように計算されます。

 
                                           gamma
          linearComponent = deviceComponent

オーバーライド:
クラス ICC_Profile 内の getGamma
パラメータ:
component - 取得する TRC の成分を表す ICC_ProfileRGB 定数
戻り値:
float として表されたガンマ値
例外:
ProfileDataException - プロファイルの対応する TRC が単一ガンマ値として指定されていない場合

getTRC

public short[] getTRC(int component)
特定の成分の TRC を配列として返します。成分は REDCOMPONENTGREENCOMPONENT、または BLUECOMPONENT でなければなりません。返される配列はルックアップテーブルを表しており、入力成分値は [0.0, 1.0] の範囲に定義されています。値 0.0 は配列インデックスの 0 に割り当てられ、値 1.0 は配列インデックスの長さ -1 に割り当てられます。入力値が配列インデックスに正確に割り当てられないときは、出力値を生成するときに補間が使用されます。出力値も、範囲 [0.0, 1.0] に線形的に割り当てられます。値 0.0 は配列の値 0x0000 として表され、値 1.0 は配列の値 0xFFFF として表されます。つまり、返される値は short 配列ですが、実際には符号なしの short 値です。プロファイルの対応する TRC が線形 (ガンマ = 1.0) または単純なガンマ値として指定されている場合は、例外がスローされます。この場合、このガンマ値を取得するには、getGamma(int) メソッドを使用する必要があります。

オーバーライド:
クラス ICC_Profile 内の getTRC
パラメータ:
component - 取得する TRC の成分を表す ICC_ProfileRGB 定数。REDCOMPONENTGREENCOMPONENTBLUECOMPONENT のいずれか
戻り値:
TRC を表す short 配列
例外:
ProfileDataException - プロファイルの TRC がテーブルとして指定されていない場合

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