目次 | 前の項目 | 次の項目 Java オブジェクト直列化仕様


1.4 コンテナとしてのオブジェクトストリーム

オブジェクト直列化によって、1 つまたは複数のプリミティブやオブジェクトが入ったバイトストリームが作成され、消費されます。ストリームに書き込まれたオブジェクトは、そのストリームに表されている他のオブジェクトを順に参照します。オブジェクトの直列化によって、ストリームに含まれるオブジェクトをコード化し格納するストリーム形式が 1 つだけ作成されます。

コンテナとして作用する各オブジェクトには、プリミティブやオブジェクトをそこに格納したり、そこから取り出したりすることができるインタフェースが実装されています。これらのインタフェースは ObjectOutputObjectInput で、次のことを行います。

ストリームに格納される各オブジェクトは、格納できることを明示的に示さなければなりません。 また、その状態の保管と復元に必要なプロトコルを実装していなければなりません。オブジェクトの直列化では、そのようなプロトコルが 2 つ定義されています。これらのプロトコルによって、コンテナは、オブジェクトの状態を書き込んだり、読み込んだりすることをオブジェクトに依頼することができます。

オブジェクトストリームに格納されるためには、各オブジェクトは、SerializableExternalizable インタフェースを実装しなければなりません。



目次 | 前の項目 | 次の項目
Copyright © 1997-2001 Sun Microsystems, Inc. All Rights Reserved.