共通 DOM API

org.w3c.dom.events
インタフェース EventTarget


public interface EventTarget

EventTarget インタフェースは、DOM イベントモデルをサポートする実装において、すべての Nodes によって実装されます。したがって、このインタフェースは、Node インタフェースのインスタンスに対してバインディング固有のキャストメソッドを使用することによって取得できます。このインタフェースでは、EventTarget> 上の EventListeners の登録と削除、およびその EventTarget に対するイベントのディスパッチを実行できます。

「Document Object Model (DOM) Level 2 Events Specification」も参照してください。

導入されたバージョン:
DOM Level 2

メソッドの概要
 void addEventListener(String type, EventListener listener, boolean useCapture)
          このメソッドでは、イベントターゲットにイベントリスナーを登録できます。
 boolean dispatchEvent(Event evt)
          このメソッドでは、実装のイベントモデルにイベントをディスパッチできます。
 void removeEventListener(String type, EventListener listener, boolean useCapture)
          このメソッドでは、イベントターゲットからイベントリスナーを削除できます。
 

メソッドの詳細

addEventListener

void addEventListener(String type,
                      EventListener listener,
                      boolean useCapture)
このメソッドでは、イベントターゲットにイベントリスナーを登録できます。イベントを処理中の EventTarget に対して EventListener を追加した場合、そのリスナーは現在のアクションによってトリガーされませんが、イベントフローのそのあとの段階 (バブルフェーズなど) でトリガーされる可能性があります。
複数の同一の EventListener を同じ EventTarget に対して同じパラメータを使って登録した場合、重複するインスタンスは破棄されます。EventListener が 2 回呼び出されることはありません。また、重複するインスタンスが破棄されるため、removeEventListener メソッドで削除する必要もありません。

パラメータ:
typeThe - ユーザが登録しているイベントの型
listenerThe - listener パラメータには、ユーザによって実装されたインタフェースで、イベントが発生した時点で呼び出されるメソッドを含むものを指定する
useCaptureIf - true の場合、useCapture はユーザがキャプチャの開始を希望していることを示す。キャプチャを開始したあとは、指定した型のすべてのイベントが、ツリー内の下位にある EventTargets にディスパッチされるより前に、登録した EventListener にディスパッチされる。ツリーに沿って上方へバブルしているイベントは、キャプチャを使用するように指定された EventListener をトリガーすることがない

removeEventListener

void removeEventListener(String type,
                         EventListener listener,
                         boolean useCapture)
このメソッドでは、イベントターゲットからイベントリスナーを削除できます。イベントの処理中に EventListenerEventTarget から削除した場合、そのリスナーは現在のアクションによってトリガーされることがありません。EventListener は、削除されたあとは決して呼び出せません。
removeEventListener を、EventTarget に現在登録されている EventListener を指定していない引数で呼び出しても、何も効果はありません。

パラメータ:
typeSpecifies - 削除する EventListener のイベント型を指定する
listenerThe - EventListener パラメータは、削除する EventListener を示す
useCaptureSpecifies - 削除する EventListener がキャプチャリスナーとして登録されたものかどうかを指定する。リスナーを 2 回登録した場合、1 回はキャプチャとして、もう 1 回はキャプチャとしてではなく登録したのであれば、それぞれのリスナーを別々に削除しなければならない。また、そのような場合、キャプチャリスナーを削除しても、非キャプチャリスナーには影響が及ばない。その逆の削除でも同様である

dispatchEvent

boolean dispatchEvent(Event evt)
                      throws EventException
このメソッドでは、実装のイベントモデルにイベントをディスパッチできます。この方法でディスパッチされたイベントのキャプチャとバブルに関する動作は、実装により直接にディスパッチされたイベントの場合と同じです。イベントのターゲットは、dispatchEvent が呼び出された対象の EventTarget です。

パラメータ:
evtSpecifies - イベントの処理で使用されるイベント型、動作、およびコンテキスト情報を指定する
戻り値:
dispatchEvent の戻り値は、イベントを処理するリスナーが preventDefault を呼び出したかどうかを示す。preventDefault が呼び出された場合の値は false、そうでない場合は true
例外:
EventException - UNSPECIFIED_EVENT_TYPE_ERR: dispatchEvent メソッドが呼び出される前に、イベントの初期化によって Event の型が指定されていなかった場合に発生する。Event の型を null と指定した場合、または空の文字列を指定した場合にも、この例外がトリガーされる

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