JNDI

以前のリリースでの JNDI 拡張機能

バージョン 5.0 での拡張機能

NameClassPair クラスの絶対名取得のサポート
この機能により、SearchResult から LDAP 識別名を取得できます。この機能をサポートするために、javax.naming.NameClassPair メソッドに次の 2 つの新しいメソッドが追加されています。

標準 LDAP コントロールのサポート
必要な LDAP コントロールは、すでに、JNDI/LDAP サービスプロバイダが利用可能な LDAP Booster Pack 拡張機能パッケージ内でサポートされています。LDAP コントロールは、最近 RFC で標準化されました。これらは J2SE の javax.naming.ldap パッケージの次のクラスを通じて利用できます。
  • ManageReferralControl (RFC 3296)
  • PagedResultsControl (RFC 2696)
  • PagedResultsResponseControl
  • SortControl (RFC 2891)
  • SortKey
  • SortResponseControl
  • BasicControl

LDAP 名操作のサポート
この機能により、識別名または相対識別名をメソッドを使用して構築する場合の LDAP 名の操作が簡単になります。 また、RFC 2253 の定義に従った文字列による表現に、これらの識別名をフォーマットすることが可能になります。

バージョン 1.4.1 での拡張機能

LDAP サービスプロバイダ

バージョン 1.4.0 での拡張機能

DNS サービスプロバイダ

LDAP サービスプロバイダ

バージョン 1.3 での拡張機能

DNS サービスプロバイダ
Internet Domain Naming System (DNS) サービスプロバイダが追加されました。このコンポーネントによって、DNS に格納されたデータをアプリケーションで読み取ることができるようになります。

LDAP サービスプロバイダのセキュリティー機能の拡張
この機能拡張によって、LDAP サービスプロバイダが LDAP の標準的なセキュリティー要件 (RFC 2829) に適合するようになり、広く配備されている LDAP サーバーとの連携が促進されます。

  • 「Start TLS (トランスポート層セキュリティー)」の拡張機能 (RFC 2830) および外部 SASL 認証機構のサポート。既存の LDAP 接続経由でアプリケーションが安全なセッションを確立できるようになります。この機能のために、次の新しいクラスが導入されました。
  • GSS-API/Kerberos v5 SASL 認証機構 (RFC 2222) のサポート。この機能によって、Windows 2000 および XP Active Directory サーバーへの、安全で認証されたアクセスができるようになります。
  • Digest-MD5 SASL 認証機構 (RFC 2831) のサポート。

詳細および例については、「LDAP サービスプロバイダ」および「JNDI チュートリアル」を参照してください。

corbaname および corbaloc URL のサポート
COS ネームサービスプロバイダでは、Interoperable Naming Service (INS) 仕様 (99-12-03) がサポートされています。この機能を使用すると、アプリケーションで、初期コンテキストから「corbaname」の URL を使用したり、「corbaname」および「corbaloc」 の URL を使用してプロバイダを構成したりできるようになります。