JDK 7 および JRE 7 のインストールに関する一般的な情報については、「JDK 7 および JRE 7 インストールガイド」を参照してください。
次の項目について説明します。
サポートされているプラットフォーム、オペレーティングシステム、およびブラウザについては、Oracle JDK 7 および JRE 7 で認証済みのシステム構成を参照してください。
プロセッサ、ディスク容量、およびメモリーの最小要件については、「JDK および JRE に必要な Windows システムの要件」を参照してください。
注:
このドキュメントのテキストに次の表記が含まれている場合は、その表記を適切な更新バージョン番号で置き換える必要があります。
<version>
たとえば、更新 1.7.0_01 の 32 ビットシステム用 JDK インストーラをダウンロードする場合、ファイル名 jdk-7<version>-windows-i586.exe
は jdk-7u1-windows-i586.exe
になります。
同様に、更新 1.7.0_01 の 64 ビットシステム用 JDK インストーラをダウンロードする場合、ファイル名 jdk-7<version>-windows-x64.exe
は jdk-7u1-windows-x64.exe
になります。
この手順では、自己インストール型の実行可能ファイルを実行することにより、JDK をアンパックしてインストールします。このインストールには、JDK の一部としてパブリック Java Runtime Environment を含めるオプションがあります。(JDK には、そのツールでのみ使用するプライベート JRE も含まれています。詳細は、「プライベート JRE とパブリック JRE」を参照してください。)
JDK をインストールするには、次を行います。
自己インストール型の実行可能ファイルを、Web サイトのダウンロードページから実行せずにディスクに保存する場合は、ダウンロードページに記載されているバイトサイズに注意してください。ダウンロードが完了したあとで、破損していない完全なソフトウェアファイルがダウンロードされたことを確認します。
Microsoft Windows に JDK をインストールするには管理者権限が必要です。
ファイル jdk-7<version>-windows-i586-i.exe は、32 ビットシステム用の JDK インストーラです。ファイル jdk-7<version>-windows-x64.exe は、64 ビットシステム用の JDK インストーラです。どちらかのファイルを Web サイトから直接実行する代わりにダウンロードした場合は、インストーラのアイコンをダブルクリックします。そのあと、インストーラの指示に従います。コンピュータのリブートを求められることがあります。インストールが終了したら、ダウンロードしたファイルを削除してディスク容量を回復できます。
注:JDK 7u6 以降のインストーラは、JavaFX SDK をインストールして JDK インストールディレクトリに統合します。JDK 7u2 から 7u5 までのインストーラは、最初に JDK をインストールし、次に JavaFX JDK インストーラを起動します。この JavaFX JDK インストーラは、JavaFX JDK をデフォルトディレクトリ C:\Program Files\Oracle\JavaFX 2.0 SDK
または C:\Program Files (x86)\Oracle\JavaFX 2.0 SDK
(64 ビットオペレーティングシステムの場合) にインストールします。JavaFX SDK (バージョン 2.0.2) を SDK 7u1 以前とともにインストールする場合は、詳細について、JavaFX のインストールに関するセクションを参照してください。
コマンド行引数を使用して、非対話式のサイレントモードで JDK のインストールを実行できます。インストールシナリオの例とその実行に必要なコマンドを次の表に示します。
インストールシナリオ | コマンド |
---|---|
パブリック JRE をサイレントモードでインストールする | jdk.exe /s |
開発ツールとソースコードをサイレントモードでインストールするが、パブリック JRE はインストールしない | jdk.exe /s ADDLOCAL="ToolsFeature,SourceFeature" |
開発ツール、ソースコード、およびパブリック JRE をサイレントモードでインストールする | jdk.exe /s ADDLOCAL="ToolsFeature,SourceFeature,PublicjreFeature" |
指定されたディレクトリ C:\test\ にパブリック JRE をサイレントモードでインストールする |
jdk.exe /s /INSTALLDIRPUBJRE=C:\test\ |
PATH
環境変数を設定しなくても JDK を実行できますが、必要に応じてこの変数を設定するとコマンドのフルパスを入力する必要がなくなり、JDK の実行可能ファイル (javac.exe
、java.exe
、javadoc.exe
など) を任意のディレクトリから簡単に実行できます。PATH
変数を設定しない場合、実行可能ファイルを実行するには毎回そのフルパスを指定する必要があります。次に例を示します。
C:\> "C:\Program Files\Java\jdk1.7.0\bin\javac" MyClass.java
リブート後も保持されるように PATH
変数を永続的に設定しておくと役立ちます。
PATH
変数を永続的に設定するには、jdk1.7.0\bin
ディレクトリのフルパスを PATH
変数に追加します。一般に、このフルパスは C:\Program Files\Java\jdk1.7.0\bin
のようになります。Microsoft Windows では、PATH
変数を次のように設定します。
「スタート」、「コントロール パネル」、「システム」の順にクリックします。
「詳細設定」、「環境変数」の順にクリックします。
「システム環境変数」の PATH
変数に、JDK インストールの bin
フォルダの場所を追加します。一般に、PATH
変数の値は次のようになります。
C:\WINDOWS\system32;C:\WINDOWS;C:\Program Files\Java\jdk1.7.0\bin
注:
;
) で区切ったもので、大文字と小文字は区別されません。Microsoft Windows は、PATH
のディレクトリを左から右へ順に調べてプログラムを検索します。PATH
変数の値の右に追加してください。PATH
変数を設定したあとで開く新しいコマンドウィンドウでは、新しいパスが有効になります。Java プログラミング言語のプログラムの開発と実行に慣れていない場合は、手引きとしてオンラインの Java チュートリアルを参照してください。特に、「Trails Covering the Basics」という見出しの下にあるチュートリアルトレールに注目してください。
Java SE ダウンロードページから JDK のドキュメントをダウンロードすることもできます。
JDK をアンインストールする必要がある場合は、Microsoft Windows コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」ユーティリティーを使用します。
JDK のディレクトリ構造の詳細については、「JDK および JRE のファイル構造」を参照してください。(JRE のファイル構造は JDK の jre
ディレクトリのものと同一です。)
インストール中またはインストール後に発生することがある問題を回避するためのヒントをいくつか示します。トラブルシューティングの詳細については、「Java SE のトラブルシューティング」を参照してください。
「キャビネット ファイルが壊れています」というエラーメッセージが表示された場合は、ダウンロードしたファイルが壊れています。ファイルのサイズを手順に示された想定ファイルサイズと比較してください。サイズが一致しない場合は、バンドルを再度ダウンロードしてみてください。(キャビネットファイルには、アプリケーション、データ、リソース、および DLL ファイルが圧縮されて格納されています。)
「圧縮解除中にシステム エラーが発生しました」というエラーメッセージが表示された場合は、TEMP
ディレクトリが置かれているディスクに十分な領域がない可能性があります。
「このプログラムは DOS モードで実行できません」というエラーメッセージが表示された場合は、次の操作を行います。
JDK をインストールするとプライベート JRE もインストールされ、オプションでパブリック JRE もインストールできます。プライベート JRE は、JDK に含まれるツールを実行するために必要です。これはレジストリに設定を持たず、全体が jre
ディレクトリ (通常は C:\Program Files\jdk1.7.0\jre
) に格納されます。この場所を認識しているのは JDK のみです。
一方、パブリック JRE は、ほかの Java アプリケーションで使用でき、JDK の外部 (通常は C:\Program Files\Java\jre1.7.0
) に格納され、Windows レジストリ (HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\JavaSoft
上) に登録され、「プログラムの追加と削除」を使用して削除できます。また、ブラウザに登録したり、java.exe
を Windows のシステムディレクトリにコピー (デフォルトシステムの Java プラットフォームとなるように) したりすることもできます。
Microsoft Windows では、Microsoft メモ帳で新しいファイルを作成して最初に保存するときに、通常は .txt
拡張子がファイル名に追加されます。したがって、Test.java
という名前を付けたファイルは、Test.java.txt
として保存されます。拡張子の表示をオンに (Microsoft Windows エクスプローラで「フォルダ オプション」の「既知のファイルタイプのファイル拡張子は表示しない」を選択解除) しないかぎり、.txt
拡張子は表示されないことに注意してください。.txt
拡張子が追加されないようにするには、「名前を付けて保存」ダイアログボックスでファイル名を入力するときに、"Test.java"
のように引用符で囲みます。
一方、Microsoft ワードパッドでは、別の拡張子を指定した場合は .txt
拡張子は追加されません。ただし、「テキストドキュメント」としてファイルを保存する必要があります。
Windows XP では、システムロケールのコードページに含まれていない文字を使用してディレクトリに名前を付けることができます。そのようなディレクトリがインストールパスに含まれている場合、一般的なエラー 1722 が発生し、インストールは完了しません。エラー 1722 は Windows インストーラのエラーコードです。これはインストールプロセスが失敗したことを示します。このエラーの正確な理由は、この時点では不明です。
この問題の発生を防ぐには、ユーザーロケールとシステムロケールが同一であることと、システムロケールのコードページに含まれている文字だけがインストールパスに使用されていることを確認してください。ユーザーロケールとシステムロケールは、「地域のオプション」または「地域の設定」コントロールパネルで設定できます。
関連するバグ番号は 4895647 です。