Java SE 7 リリース以降では、アプレットの初期化中にその status
変数の値をチェックできます。このチェックは非ブロック型であり、即時にアプレットのステータスを返します。アプレットのロード中にそのステータスを明示的にチェックして適切なアクションを実行することができ、アプレット初期化のさまざまな段階で自動的に呼び出されるイベントハンドラを登録することもできます。この機能を使用するには、アプレットの配備時に java_status_events
パラメータを "true"
に設定するようにしてください。詳細な手順や例については、Java チュートリアルの「Handling Initialization Status With Event Handlers」トピックを参照してください。
次の表では、アプレットの status
メソッドから返される値の意味を示します。
アプレットのステータス | アプレットのステータス変数の値 | 意味 |
---|---|---|
LOADING | 1 | アプレットはロード中です |
READY | 2 | アプレットのロードが完了し、JavaScript 呼び出しを受け取る準備が整いました |
ERROR | 3 | アプレットのロード中にエラーが発生しました |
ユーザーはさまざまなイベントのイベントハンドラを登録できます。Java Plug-in ソフトウェアは、アプレットロード処理のさまざまな段階でそれらのイベントハンドラを呼び出します。次の表では、イベントハンドラを登録可能なアプレットイベントについて説明します。
アプレットイベント | イベントの発生タイミング |
---|---|
onLoad | アプレットのステータスが READY になったときに発生します。アプレットのロードが完了し、JavaScript 呼び出しを受け取る準備が整いました |
onStop | アプレットが停止したときに発生します |
onError | アプレットのステータスが ERROR になったときに発生します。アプレットのロード中にエラーが発生しました |
次の抜粋コードに示すように、Web ページの JavaScript コード内でイベントハンドラの登録や判別を行えます。
// use an anonymous function applet.onLoad(function() { //event handler for ready state } // use a regular function function onLoadHandler() { // event handler for ready state } // Use method form applet.onLoad(onLoadHandler); // Use attribute form applet.onLoad = onLoadHandler; // get current event handler var handler = applet.onLoad