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付録 1: JNDI 標準環境プロパティー

環境構成

プロパティー名 説明

java.naming.applet

(Context.APPLET)

java.applet.Applet のインスタンス。そのアプレットパラメータが一部の環境プロパティーを取得するために使用されます。
詳細は、第 6 章を参照してください。デフォルトは存在しない。

プログラム構成 2

プロパティー名 説明

java.naming.factory.initial

(Context.INITIAL_CONTEXT_FACTORY)

使用する初期コンテキストファクトリのクラス名。

InitialContext を参照してください。

デフォルトは存在しません。

java.naming.factory.object

(Context.OBJECT_FACTORIES)

使用するオブジェクトファクトリクラスのクラス名のコロンで区切られたリスト。

NamingManager.getObjectInstance() および DirectoryManager.getObjectInstance() を参照してください。

デフォルトは、空のリストです。

java.naming.factory.state

(Context.STATE_FACTORIES)

使用する状態ファクトリクラスのクラス名のコロンで区切られたリスト。

NamingManager.getStateToBind() および DirectoryManager.getStateToBind() を参照してください。

デフォルトは、空のリストです。

java.naming.factory.control

(LdapContext.CONTROL_FACTORIES)

使用する応答コントロールファクトリクラスのクラス名のコロンで区切られたリスト。

ControlFactory.getControlInstance() を参照してください。

デフォルトは、空のリストです。

java.naming.factory.url.pkgs

(Context.URL_PKG_PREFIXES)

URL コンテキストファクトリにロードするときに使用するパッケージの接頭辞のコロンで区切られたリスト。リストの最後には常に com.sun.jndi.url が追加されます。

NamingManager.getURLContext() を参照してください。

デフォルトは、空のリストです。


アクセス構成 3

プロパティー名 説明

java.naming.provider.url

(Context.PROVIDER_URL)

プロバイダが使用する構成情報を指定します。

デフォルトは、プロバイダの独自の構成または検出プロトコルを使用したプロバイダのデフォルトです。

java.naming.dns.url

(Context.DNS_URL)

DNS のホスト名とドメイン名を指定します。

デフォルトは存在しません。


サービス関連

プロパティー名 説明

java.naming.authoritative

(Context.AUTHORITATIVE)

要求されたサービスの権限を指定します。「true」の場合は、もっとも権限のあるソースを使用するように指定します (キャッシュをすべて省略する、一部のシステムでは複製を省略するなど)。そうでない場合は、権限のあるソースを使用する必要はない (ただし、使用することもできる)。

デフォルトは「false」です。

java.naming.batchsize

(Context.BATCHSIZE)

サービスのプロトコル経由でデータを返すときに使用する優先的バッチサイズを指定します。操作の結果を指定したサイズのバッチで返すように、プロバイダに通知されます。プロバイダでは、性能およびリソースの使用率が最適化されます。返すデータの合計数またはサイズは変更されません。

デフォルトは、プロバイダのデフォルトです。

java.naming.referral

(Context.REFERRAL)

サービスプロバイダによって検出された照会が自動的に追跡されるように指定します。「follow」の場合は、照会が自動的に follow されます。「ignore」の場合は、検出された照会が ignore されます。「throw」の場合は、照会が検出されたときに ReferralException をスローします。

デフォルトは、プロバイダのデフォルトです。


セキュリティー

プロパティー名 説明

java.naming.security.protocol

(Context.SECURITY_PROTOCOL)

サービスに使用するセキュリティープロトコル。

デフォルトは、プロバイダのデフォルトです。

java.naming.security.authentication

(Context.SECURITY_AUTHENTICATION)

none」、「simple」、「strong」の値を取るか、またはプロバイダ固有の文字列 (「CRAM-MD5 DIGEST-MD5 EXTERNAL」など)。

デフォルトは、プロバイダのデフォルトです。

java.naming.security.principal

(Context.SECURITY_PRINCIPAL)

認証スキームのプリンシパル (ユーザーなど) の識別。

デフォルトは、プロバイダのデフォルトです。

java.naming.security.credentials

(Context.SECURITY_CREDENTIALS)

認証スキームのプリンシパルの資格。

特定の型の資格は、選択された認証スキームによって決定されます。資格には、パスワード、キー、証明書などがあります。

デフォルトは、プロバイダのデフォルトです。


国際化

プロパティー名 説明

java.naming.language

(Context.LANGUAGE)

このサービスで使用する優先言語 (「en-US」、「fr」、「fr-CH」、「ja-JP-kanji」など) のコロンで区切られたリストを指定します。

言語は、RFC 1766 で定義されているタグを使用して指定されます。

デフォルトは、プロバイダのデフォルトです。


1. Context および LdapContext インタフェースは、これらのプロパティー名の定数を定義します。定数の名前は、プロパティーの文字列名の下の括弧内を参照。

2. これらのプロパティーは、Java Runtime のシステムプロパティーまたはアプレットのパラメータリストで設定できます。

3. これらのプロパティーは、Java Runtime のシステムプロパティーまたはアプレットのパラメータリストで設定できます。

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