JDK には、次の 5 つのサンプルを収録した sample/jnlp ディレクトリがあります。
次に、それぞれのサンプルについて簡単に説明します。詳細については、SDK の samples/jnlp
ディレクトリに置かれた、各サンプルの README
ファイルを参照してください。
このサンプルでは、Java Web Start 内での CORBA の使用方法を示します。CORBA を使用した単純な Java プログラムを Java Web Start でパッケージ化、ダウンロード、および JNLP アプリケーションとして実行する方法を示しています。RMI-IIOP は、Java CORBA Object Request Broker (ORB) および IIOP を使用します。このため、Java ですべてのコードを記述し、rmic コンパイラを使用して、アプリケーションを、CORBA 準拠言語で記述されたほかのアプリケーションに Internet InterORB Protocol (IIOP) を介して接続するために必要なコードを生成できます。このサンプルでは、JNLP API は使用していません。
このサンプルでは、Java Web Start JRE 自動ダウンロードインストーラを構築する方法を示します。
このサンプルでは、JNLPRandomAccessFile
API の機能を示します。ユーザーが選択するファイルは、書き込みおよび読み取りのどちらの場合でも、ランダムファイルとして開かれます。このアプリケーションはまず、いくつかのハードコーディングされた文字列を、ユーザーが選択したファイルに書き込みます。続いて、このファイルに書き込まれているものをすべて読み取り、awt
Container
および TextArea
コンポーネントを使用して、画面上に表示します。
Java Web Start の sample/jnlp/servlet
ディレクトリに含まれているサーブレットを使えば、JNLP ファイルとその関連リソースを、Web アーカイブ (.war
) ファイル内にパッケージ化できます。このサーブレットの目的は、JNLP アプリケーション用の簡単で利便性の高いパッケージング形式を提供することによって、Tomcat や J2EE 準拠のアプリケーションサーバーなどの Web コンテナに JNLP アプリケーションを容易に配備できるようにすることです。
この単純なワードプロセッサアプリケーションを使用すれば、ファイルを作成し、開き、修正し、保存し、出力できます。Webpad アプリケーションは、信頼できない実行環境で実行するときにもローカルリソースにアクセスするために、FileOpenService
、FileContent
、FileSaveService
、ClipboardService
、PrintService
、DownloadService
、BasicService
、および PersistenceService
という JNLP API を幅広く使用します。