JDK 7 および JRE 7 のインストールに関する一般的な情報については、「JDK 7 および JRE 7 インストールガイド」を参照してください。
この情報は、Microsoft Windows で実行される Java SE Runtime Environment (JRE) インストーラに当てはまります。
注:この情報では、JRE のパッチインプレースインストールと静的インストールの概念を示すことを目的に、存在しない JRE バージョンを引用している場合があります。
以前は、JRE の複数のバージョンをインストールすると、複数のインストールディレクトリが作成され、コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」ダイアログには複数のエントリが表示されていました。そのため、使用されていない JRE が必要以上に増えることになりました。
現在、JRE のインストールには、パッチインプレース構成と静的構成の 2 種類を使用できます。JRE 更新は、既存のインストールにパッチを適用するように構成するか、新規インストールを実行するように構成できます。
JRE は、サイレントモード (非対話式) またはサイレントモード以外 (対話式) でインストールできます。サイレントインストールおよびサイレントインストールのアンインストールに関する詳細は、「JRE インストーラのオプション」の「コマンド行インストール」を参照してください。
パッチインプレースモードでは、あるバージョンの JRE がマシンに存在する場合、同じ JRE ファミリに属する更新はすべてインプレースで実行されます。つまり、パッチによって既存の JRE に変更が適用されます。JRE は、デフォルトではパッチインプレースモードでインストールされます。パッチインプレースインストールのデフォルトのインストールディレクトリは C:/Program Files/Java/jre<n>
で、この <n>
は Java SE のマイナーバージョン番号です。
たとえば、JRE 7 Update 1 をデフォルトディレクトリである C:/Program Files/Java/jre7
ディレクトリにすでにインストールしてある場合に、JRE 7 Update 3 をインストールすると、JRE 7 Update 3 のインストーラでは新しいディレクトリは作成されません。代わりに、既存の C:/Program Files/Java/jre7
ディレクトリが新しい 7 Update 3 の内容で更新されます。ユーザーには JRE 7 Update 3 だけが残ります。JRE 7 Update 1 は存在しなくなります。
静的モードでインストールされた JRE は、以降のバージョンによってインプレースで更新されることはありません。同じ JRE ファミリの以降のバージョンは、別のディレクトリにインストールされます。自社の製品に特定のバージョンの JRE を必要とするベンダーは、このモードを使用することで、その JRE が以降のバージョンで上書きされないようにすることができます。
JRE の静的インストールには、次のような特徴があります。
静的 JRE のデフォルトのインストールディレクトリは C:/Program Files/Java/jre<version>
です。たとえば、静的 JRE 7 Update 10 は、デフォルトではディレクトリ C:/Program Files/Java/jre1.7.0_10
にインストールされます。
JRE の静的インストールを実行するには、コマンド行オプション STATIC=1
を使用します。詳細は、「JRE インストーラのオプション」を参照してください。
インストーラの動作の例については、「JRE の更新シナリオ」を参照してください。