Java SE 7 での Java 2D の拡張機能

次の項目について説明します。

XRender ベースのレンダリングパイプライン

新しい XRender ベースの Java 2D レンダリングパイプラインが最新の X11 ベースのデスクトップに対してサポートされており、グラフィックスのパフォーマンスが向上します。パイプラインはデフォルトで無効にされていますが、コマンド行プロパティー -Dsun.java2d.xrender=true を設定して有効にできます。 古い X11 構成では、XRender をサポートできないことがあります。詳細形式 -Dsun.java2d.xrender=True を使用すると、パイプラインが実際に有効にされているかどうかを示すメッセージを標準出力に出力できます。

このフラグは、「Java 2D テクノロジのシステムプロパティー」ページにリストされています。

OpenType/CFF フォントのサポート

JDK は、インストールされた OpenType/CFF フォントを GraphicsEnvironment.getAvailableFontFamilyNames などのメソッドを通じて列挙および表示するようになりました。また、これらのフォントは Font.createFont メソッドによっても認識されます。Java チュートリアルの「Selecting a Font」を参照してください。

TextLayout はチベット語の書体をサポート

TextLayout クラスはチベット語の書体をサポートします。

Linux フォントのサポート

Solaris と Windows では、JDK の論理フォントが fontconfig.properties ファイルに静的に指定されています。Linux の各種の実装では、特有のロケールをサポートする特定のフォントが存在する保証はありません。Java SE 7 以降、libfontconfig を使用して、「認識されない」 Linux プラットフォームの論理フォントに使用するフォントを選択します。詳細は、Fontconfig を参照してください。


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