注: この Java 配備ガイドでは、Java SE 6 update 10 リリースより前にリリースされた機能について説明します。最新情報については、Java Rich Internet Application の開発および配備を参照してください。

トレースおよびロギング

トレースおよびロギングには次の内容が含まれます。

目次

トレース

トレースとは、Java コンソールでの任意の出力をトレースファイルにリダイレクトする機能です。

Java Plug-in

トレースは、プロパティー javaplugin.trace を有効にするとオンになります。ただし、これによって Java Plug-in 内部のすべてのトレース機能がオンになります。さらに詳細なトレースを有効にする場合は、javaplugin.trace.option を使用します。前章で示したように、Java コンソールでトレースレベルオプション (0 - 5) を設定できます。これらのオプションには次の意味があります。

これで、ただちにトレースを有効にすることができます。

詳細にトレースを設定するもう 1 つの方法は、Java コントロールパネルを使用することです。たとえば、すべてのトレースを有効にする (上記のオプション 5) 場合、「Java ランタイム パラメータ」テキストフィールドに次のように入力します。

-Djavaplugin.trace=true
-Djavaplugin.trace.option=basic|net|cache|security|ext|liveconnect|temp

コントロールパネルでトレースを設定した場合、Plug-in の起動時にトレースが有効になりますが、Plug-in の実行中にコントロールパネルで変更を加えても、再起動するまでトレースは有効にはなりません。

Java Web Start

Java Web Start アプリケーションの初回のトレースレベルを設定するには、配備プロパティーに deployment.trace.level を設定します。deployment.trace.level プロパティーには、次の値のいずれかを使用できます。

すべてのトレースレベルを使用するには、deployment.trace.levelall に設定します。

ロギング

トレースと同様に、ロギングとは Java コンソールでの任意の出力を、Java Logging API を使用してログファイルにリダイレクトする機能のことです。ロギングを有効にするには、次のアクションを行います。

その他のオプション

ファイル名

トレースおよびログファイル名は次のようになります

plugin<modified version number>.trace
plugin<modified version number>.log

<modified version number> には、メジャー、マイナー、およびパッチパージョン番号が含まれます (plugin142_06.traceplugin150.log など)

ファイルの位置

トレースとログファイルのデフォルト位置 (ディレクトリ) を次に示します。

ここで、<User Application Data Folder>このように定義されます。

環境変数 USER_JPI_PROFILE<user plugin home> に設定されている場合、トレースおよびログファイルは次の場所に書き込まれます。


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