コンポーネントについて

ビジネス・ルールおよびテンプレートには、いくつかのタイプのコンポーネントを含めることができます。

  • 式コンポーネント - メンバー、関数および条件文を使用して記述または設計可能な計算文

  • スクリプト・コンポーネント - Visual Basic (Oracle Hyperion Financial Managementの場合)またはOracle Essbase (Oracle Hyperion PlanningおよびEssbaseの場合)の計算スクリプト文のみ。

  • 条件コンポーネント - trueまたはfalseである条件文(つまり、If...Then文)。

  • メンバー・ブロック・コンポーネント - 指定された1つのメンバーが含まれます(PlanningおよびEssbaseブロック・ストレージ・アプリケーション・ユーザーのみ)。

  • メンバー範囲コンポーネント、つまりメタデータ・ループ - メタデータ・メンバーのリスト(勘定科目のリストなど)が含まれます。

  • 固定ループ・コンポーネント - メタデータのループ(たとえば、勘定科目などのメンバーのリスト全体でのループ)が含まれます。

    Financial Managementの固定ループには、データ・ループ(たとえば、Financial Managementデータ全体での固定回数のループ)も含まれます。

  • メタデータ・ループ・コンポーネント - (カスタム・テンプレート・ユーザーのみ)親ディメンションの子に適用可能な1つ以上のパラメータが含まれます。

  • DTP割当てコンポーネント - (カスタム・テンプレートのユーザーのみ)定義した設計時プロンプトおよび条件が含まれます。

  • データ範囲コンポーネント(またはデータ・ループ) - (Financial Managementユーザーのみ)データ・レコードのリストが含まれます(勘定科目の値のリストなど)。

式およびスクリプト・コンポーネントは、これらのコンポーネントを使用するルールおよびテンプレートとは別個に作成できます。これらは別個のオブジェクトであるため、システム・ビュー内で開いたり、保存、編集、削除、およびエクスポートできます。

その他のコンポーネント・タイプは、式およびスクリプト・コンポーネントとは異なり、ルールおよびテンプレート内で作成する必要があります。ルールおよびテンプレートに属するそれらのコンポーネントを、別個に開いたり、保存、削除、またはエクスポートしたりできません。

注:

コンポーネントを作成する際は、作業しているビジネス・ルール、コンポーネント、テンプレートおよび変数を開いたままにできます。Oracle Hyperion Calculation Managerでは、コンポーネントを作成する際にタブ間を簡単に移動できるように、タブ付きインタフェースでこれらのオブジェクトが表示されます。Calculation Manager内では最大10個のタブを開けますが、最適なパフォーマンスを得るためには、10個を超えるオブジェクトを同時に開かないことをお薦めします。