ビジネス・ルールセットの作成

ビジネス・ルールセットは、システム・ビュー、フィルタ・ビュー、カスタム・ビュー、デプロイメント・ビュー、ルールセット・デザイナおよびテンプレート・デザイナから作成できます。

ビジネス・ルールセットを作成するには:

  1. 「ルールセット」を右クリックし、「新規」を選択します。
  2. 「新規ルールセット」ダイアログ・ボックスで名前を入力し、アプリケーション・タイプとアプリケーションを選択して「OK」をクリックします。

    システム・ビューからルールセットを追加する場合、アプリケーション・タイプおよびアプリケーションは自動的に移入されます。

    Oracle Hyperion Financial Managementアプリケーション・タイプおよびアプリケーションを選択した場合は、「計算タイプ」を選択します。

  3. 「既存のオブジェクト」から既存のルールおよびルールセットをドラッグし、フロー・チャートにドロップします。

    Oracle Hyperion PlanningおよびOracle Essbaseルールセットには、異なるアプリケーションで作成してデプロイされたルールおよびルールセットを含められます。Financial Managementルールおよびルールセットは、同じ計算タイプに属するか、汎用計算タイプに属している必要があります。

    Financial Managementアプリケーション内のルールはルールセット内で連続して起動されるため、ルールの順序は重要です。

  4. 次のいずれかのタスクを実行します:
    • ルールセットのルールの順序を変更するには、上下の矢印をクリックするか、ルールを右クリックして「上へ移動」または「下へ移動」を選択します。

    • ルールセットからルールを削除するには、ルールを右クリックし、「削除」を選択します。

    • 編集するビジネス・ルールを開くには、ルールを右クリックし、「開く」を選択します。

  5. 「プロパティ」で、ルールセットのプロパティを入力します。

    ルールセット・デザイナで、作成しているルールセット内のルールを選択すると、ルールセットのプロパティではなくそのプロパティが「プロパティ」に表示されます。

    ルールセット内のルールまたはルールセットを同時に起動する場合は、「並列実行の使用可能」を選択します。デフォルトでは、1つのルールセットに属するルールおよびルールセットは順次起動します。そのルールセット内の各ルールおよびルールセットがエラーなく実行されないと、次のルールもルールセットも起動されません。

    ネストされた複数のルールセットがルールセットに含まれ、これらのネストされたルールセットの「並列実行の使用可能」設定が親のルールセットと異なる場合は、ネストされたルールセットの設定が適用されます。たとえば、ルールセット1(並列処理のフラグが付いている)があり、それにルール1、ルール2およびルールセット2(順次処理のフラグが付いている)が含まれる場合、ルールセット1に並列処理のフラグが付いていても、ルールセット2内のルールおよびルールセットは順次処理されます。

    Financial Managementユーザーのみ:

    • ルールセットのルールにログ・テキストがある場合は、ルールセットの起動時にこのログ・テキストがログ・ファイルに含められるように、「ロギングの使用可能」を選択します。ルール、ルールセットおよびコンポーネントのロギングを使用可能にできます。ただし、ビジネス・ルールの式の文とともに含めるログ・テキストがあれば指定します。

      注:

      ルールセットに対してはロギングが使用不可になっているが、そのルールに含まれるルールおよびコンポーネントに対しては使用可能になっている場合、ルールおよびコンポーネントのログ設定よりもルールセットのログ設定の方が優先されるため、ログ・ファイルは作成されません。

    • ルールセットの起動時にログ・ファイルにルールセットの処理に要した時間が記録されるように、「タイマーの使用可能」を選択します。タイマーは、ルール、ルールセットおよびコンポーネントに対して使用可能にできます。処理時間は、タイマーが使用可能になっているオブジェクトごとにログ・ファイルに追加されます。たとえば、タイマーが使用可能なルールセットがあり、このルールセットにタイマーを使用可能な3つのルールが含まれている場合、ルールセットおよびこのルールセットの各ルールの処理に要した時間が記録されます。

    • ルールセットをFinancial Managementで起動できるように、「起動の使用可能」を選択します。

      注:

      ビジネス・ルールはFinancial Managementでは起動できません。

    Oracle General Ledgerユーザーのみ: 「開始日」および「終了日」機能を使用して、ビジネス・ルールセットを起動する日付範囲を指定します。この日付範囲外でビジネス・ルールセットを起動できません。

    • ビジネス・ルールセットを起動する際の開始日を選択できるカレンダにアクセスするには、「開始日」を選択します。

    • ビジネス・ルールセットを起動する際の終了日を選択できるカレンダにアクセスするには、「終了日」を選択します。

  6. 「使用状況」タブで、このルールを使用するルールセットがあれば、それを確認します。

    デフォルトでは、作成した時点ではルールセットは他のルールセットによって使用されていないため、ビジネス・ルールセットを作成した当初はこのタブは空です。

    ルールセットのルールを選択する場合は、ビジネス・ルールセットの名前を確認できます。

  7. 「変数」タブで、ルールセットで使用する変数に関する情報を確認および入力します。

    ルールの起動時に各変数の最初のインスタンスのみが表示されるように、「変数のマージ」を選択して、このルールセット内のルールで使用される同じ変数のすべてのインスタンスをマージします。変数をマージしない場合、各変数のすべてのインスタンスが表示されます。

    「変数のマージ」を選択する場合、ユーザーが実行時プロンプトで入力する最初の値が、検証および起動時に、後続のすべての実行時プロンプトで使用されます。

    注:

    変数をマージできるのは、PlanningEssbaseまたはOracle General Ledgerの変数です。

  8. 「保存」ボタンをクリックします。