移行ユーティリティの構成

次の表に、web.configファイルのappSettingsセクションにある移行ユーティリティの構成設定を示します。このファイルは、デフォルトでC:\Oracle\Middleware\EPMSystem11R1\products\DataRelationshipManagement\client\migration-clientディレクトリに格納されます。

注:

web.configファイルを変更した場合、IISでWebサイトを再起動して変更を有効にする必要があります。

表3-1 構成設定

キー 説明

configuredServers

admin-configured接続を指定します。各サーバー接続はセミコロンで区切る必要があります。

構文は、display|net.tcp://URL/Oracle/Drm/Engine|nameです。ここで:

  • displayは表示名です

  • URLはリモート・アプリケーションのURLです

    URLはDRMコンソールからコピーできます。「ホスト・マシン」タブを選択すると、「エンジン」サブ・タブにエンジンのURLが表示されます。

  • nameはユーザー名です

showExceptionDetail

詳細な例外情報をエラー・ページに表示するかどうかを指定します。

注意:

詳細情報にはファイル・パスなどの機密情報が含まれる可能性があるため、詳細情報をすべて表示するとセキュリティ上のリスクが発生する場合があります。この設定は、デバッグまたはテスト目的でのみ有効化する必要があります。

Trueを指定すると例外の詳細が有効になり、Falseを指定するとlog4net設定に応じて詳細が表示されます。デフォルト値はFalseです。

enableAboutPage

「情報」ページを有効にするかどうかを指定します。「情報」ページには移行ユーティリティおよびシステム・コンポーネントのバージョンが表示されますが、セキュリティを向上するためこのページはデフォルトで無効になっています。移行ユーティリティのバージョンを確認する場合、このページを有効にできます。

ページを有効にしてそのアクセスを管理者に制限するには、/Forms/About.aspxファイルのDiscretionary Access Control List (DACL)を編集します。DACL、ディレクトリ・セキュリティおよび匿名アクセスの対話を通じてWebページへのアクセスを制御する方法の詳細は、IISのドキュメントを参照してください。

Trueを指定すると「情報」ページが表示されます。デフォルト値はFalseです。

HTTPSOnly

HTTPプロトコルを介したこのWebアプリケーションへの接続試行が、永続的にHTTPSプロトコルにリダイレクトされるかどうかを指定します。

HTTPプロトコルからHTTPSにリダイレクトする場合は、Trueを指定します。

注:

これをTrueに設定する前に、HTTPSプロトコルを設定しておく必要があります。

XFrameOptionsHeader

DRM WebアプリケーションをiFramesで実行できるかどうかを指定します。

DRM WebアプリケーションがiFramesを使用してポータル内で実行できるようにする場合は、SAMEORIGINを指定します。

DRM WebアプリケーションがiFrame内から実行できないようにする場合は、DENYを指定します。

デフォルト設定はDENYです。

アップロード・ファイル・サイズの増加

アップロード・ファイルのデフォルト制限は4MBです。デフォルト制限を20MBに変更するには、次の設定をweb.configファイルの<system.web>要素に追加します:

<httpRuntime maxRequestLength="20480" executionTimeout="3600" />

注:

デフォルトでは、web.configファイルはC:\Oracle\Middleware\EPMSystem11R1\products\DataRelationshipManagement\client\migration-clientに存在します。