インストールの前提条件

注:

リリース11.2.xのインストール手順はOracle Data Relationship Management Readmeに示しています。

チェックする項目:

  • Oracle Data Relationship Managementは、管理者としてログインしているユーザーがインストールする必要があります。インストール担当者は、インストール実行可能ファイルの起動時に「管理者として実行」を選択する必要があります。

  • 目的のホスト・コンピュータが、最小システム要件以上を満たしています。

    注:

    動作保証されたバージョンのプラットフォーム・コンポーネントの詳細は、Oracle Technology Network (OTN)上のサポートされるシステム構成のページに掲載されているOracle Enterprise Performance Management System動作保証マトリックスを参照してください:

    https://www.oracle.com/middleware/technologies/bi-foundation/hyperion-supported-platforms.html

  • Microsoft .NET Framework 4.8.0。.NET Frameworkがインストールされておらず、インターネット接続がある場合、Data Relationship Managementインストーラがかわりにインストールします。

  • データベース・サーバーがインストールされ、データベース・コンピュータ上で稼働しています。

  • Oracle Databaseでリポジトリが設定されていない場合は、次のNLS_DATABASE_PARAMETERSを使用してリポジトリを構成する必要があります:

    パラメータ

    NLS_NCHAR_CHARACTERSET

    AL16UTF16

    NLS_CHARACTERSET

    AL32UTF8

  • Internet Information Services (IIS)がインストールされ、Webサーバー上で稼働しています。Data Relationship Managementアプリケーションが適切に動作するためには、ASP.NET 4.7サポートを含める必要があります。

    注:

    MaxFieldLengthおよびMaxRequestBytesは、32KBに設定する必要があります。

  • 次のアクションを実行できるユーザー・アカウントがアプリケーション・サーバーで使用可能です:

    • レジストリ設定を編集

    • ローカル・ファイル・システムを対象とした読取りおよび書込み

    • プロセスを起動

    • サービスとして実行

アジア系グリフのPDFフォントの要件

Data Relationship ManagementクライアントのPDFにダウンロード・オプションで複数言語フォントがサポートされるようにするには、すべてのData Relationship Management IISサーバーにArial Unicode MSシステム・フォントがインストールされている必要があります。

仮想メモリー・ページファイルのサイズ設定

適切なパフォーマンスを確保するために、Data Relationship Managementサーバー上のWindowsページファイルのサイズは、システム・メモリーの増加を最大2倍まで許容できる状態で、システム・メモリーを少なくとも1.5倍にすることをお薦めします。64GBを超えるなど、システム・メモリーが大きい場合、ページファイルはシステム・メモリーの1.0から1.5倍になる可能性があります。ページファイルのサイズが小さいと、パフォーマンスおよび機能に重大な問題が発生する可能性があります。

Oracle Managed Files

Oracle Managed Filesが許可されるデータベース環境でのみ、DATAFILEディレクティブの使用時にファイル名を指定しないCREATE TABLESPACEコマンドが必要です。

このような環境にData Relationship Managementをインストールする場合は、Data Relationship Managementリポジトリ・ウィザードを実行する前に、表領域を手動で作成する必要があります。その後、リポジトリ・ウィザードでData Relationship Managementアプリケーションの表領域を定義するときに、作成済の表領域名を指定する必要があります。

または、Data Relationship Managementコンソールのリポジトリ・ウィザードを使用して、SQLを手動で実行することもできます。ただし、Oracle RDSがファイル名の値を自動入力できるようにするために、生成されたSQLには、ファイル名が指定されていないDATAFILEディレクティブのみを持つCREATE TABLESPACEコマンドが含まれている必要があります。

次のいずれかのタスクを実行して、これらのSQLコマンドからファイル名の値を省略できます:

  • 表領域オプションを入力する「リポジトリ・ウィザード」画面で、ファイル名フィールドを空白のままにします。
  • 必要に応じて、生成されたSQLを確認および編集します。

HTTPサービス品質の問題

Data Relationship Managementクライアントは、Webブラウザを使用し、HTTP経由でリッチなユーザー・エクスペリエンスを提供します。レイテンシが非常に高い、ホップ数が高いまたはその他のHTTPサービス品質が低いネットワークを介してData Relationship Managementクライアントを実行している顧客には、ネットワークの問題を軽減するために、Citrix Server、RDPゲートウェイ・サーバーまたはData Relationship Managementデータセンター内のその他の同等のUIホスティング・ソリューション上でホストされるブラウザ・セッションを介してクライアントを提供する必要がある場合があります。