Oracle Data Relationship Managementのシングル・サインオン(SSO)では、様々なコンポーネントをインストールして構成する必要があります。一般的なWeb SSO環境では、Webアイデンティティ管理ソリューションによって、1つ以上の独立したソフトウェア・システムの認証および権限付与を制御します。SSOの目的は、システムごとにログインのプロンプトを表示せずに、ユーザーが様々な独立したシステムにアクセスできるようにすることです。
Data Relationship Managementは、SSOを実装するために、Oracle Hyperion Shared Services、Webアイデンティティ管理ソリューション(Oracle Access Managerなど)および外部ユーザー・ディレクトリ(Oracle Internet DirectoryまたはMicrosoft Active Directory)を利用します。
注:
SSOアプリケーションと非SSOアプリケーションの混在は、単一サーバーではサポートされません。
次のステップを使用してSSOをインストールおよび構成します。
タスク | 参照先 |
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前提条件 |
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Oracle Access Manager 12cをインストールし、構成します |
Oracle Fusion Middleware Oracle Identity and Access Managementインストレーション・ガイドおよびFusion Middleware Oracle Access Management管理者ガイドを参照してください |
Data Relationship Management |
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1. 外部ユーザー・ディレクトリでShared Servicesを構成します。 |
Oracle Enterprise Performance Management Systemユーザー・セキュリティ管理ガイドのOID、Active Directoryおよびその他のLDAPベースのユーザー・ディレクトリの構成を参照してください。 |
2. SSO用のShared Servicesを構成します。 |
Oracle Enterprise Performance Management Systemセキュリティ構成ガイドのSSO用のEPM Systemの構成を参照してください。 |
3. Data Relationship Managementをインストールします。 |
Data Relationship Managementのインストールを参照してください。 |
4. Data Relationship Management構成コンソールで、CSS認証モード用にData Relationship Managementを構成してSSOを有効にします。 |
ホスト・コンピュータの構成を参照してください。 |
5. Data Relationship Management Webアプリケーションを保護し、Shared Servicesで構成された同じ外部ユーザー・ディレクトリを使用するようにWebアイデンティティ管理ソリューションを構成します。 |
Webアクセス管理を参照してください。 |
6. IIS OAM Webgateをインストールし、構成します |
Oracle Fusion Middleware WebGates for Oracle Access Managerのインストール |
Data Relationship Management Analytics |
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1. Oracle EPM FoundationサーバーにOracle HTTP Serverが構成されていることを確認します。これは、EPM SystemコンフィグレータでWebサーバーを構成することで行えます。 |
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2. 次のディレクティブをファイル
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3. 11.1.2.2 Webgate for OHSをインストールします |
『Oracle Fusion Middleware WebGates for Oracle Access Managerのインストール』のOracle HTTP Server 11g Webgateのインストールに関する項を参照してください |
4. ツールdeployWebGateを使用してwebgateインスタンスをデプロイし、構成します |
『Oracle Fusion Middleware WebGates for Oracle Access Managerのインストール』のOracle HTTP Server 11g Webgateのインストール後のステップに関する項を参照してください |
5. Webgateを登録します |
『Oracle Fusion Middleware WebGates for Oracle Access Managerのインストール』の新しいOracle HTTP Server 11g Webgateの使用の開始に関する項を参照してください |
6. OAMアイデンティティ・アサータを構成します |
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイドのOAMアイデンティティ・アサータの構成に関する項を参照してください |
7. WebLogicドメインに外部認証プロバイダを構成します |
Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server 10.3.6の保護のLDAP認証プロバイダの構成に関する項を参照してください |
8. デフォルトのオーセンティケータを構成します |
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイドのデフォルト・オーセンティケータとプロバイダ順の構成に関する項を参照してください |
9. WebLogic管理サーバーおよびDRM管理対象サーバーを再起動します |
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10. Oracle Process Manager (Oracle HTTP Server)を再起動します |