7 ドメインの管理

ドメインは、同じOracle Data Relationship Managementアプリケーション内で、ソースの異なる複数のノード・セットの参照整合性を管理するために使用されます。ドメインは共通タイプの登録済のノード・リストで、同じアプリケーション内でバージョンが異なるそれらのノードの一貫した管理が可能です。ドメインを利用すると、次のことが簡単になります。

  • 一意性を保証するためにノード名を修飾

  • バージョン間で識別プロパティを共有

  • ノードに関する名前の変更、上位への移動、下位への移動、削除など特定タイプの変更を制限

  • バージョンにかかわらずビジネス・ルールの一貫性を保つために検証を割当て

ドメイン・ノードは、ドメインのメンバーシップを持つ1つのバージョンにおけるグローバル・ノードです。ドメイン・ノードは名前を変更できますが、メンバーとして割り当てた後でドメインから除去することはできません。ドメイン割当てに関係なく、ドメイン・ノードには一意の名前を指定する必要があります。同じバージョンでドメインの異なるノードと併用するときの参照整合性を保証するために、ドメイン・ノードの名前は、ノードの自然な識別子でも、接頭辞または接尾辞で修飾されていてもかまいません。ドメイン・ノードの説明と、非アクティブのステータス/日付は、それが存在する任意のバージョンのドメイン・ノードによって共有されます。