プロパティ・カテゴリは、Oracle Data Relationship Managementのプロパティをグループ化する機能で、セキュリティ権限のプロパティ・セットへの割当てを制御するために使用します。デフォルトで使用できるコアのプロパティは、1つのプロパティ・カテゴリのみに収められています。アプリケーション管理者によって作成されるカスタム・プロパティには、複数のプロパティ・カテゴリを関連付けることができます。
Data Relationship Managementにはコアのプロパティ・カテゴリが用意されています。次の表で説明します。
表8-1 プロパティ・カテゴリ
| カテゴリ | 説明 |
|---|---|
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システム |
ID、名前、説明など、ノードの基本的な識別特性に関連するプロパティ。 このカテゴリで変更できるのは、個々のユーザーに対する読取り専用フラグの割当てのみです。読取りアクセス権しか持たないユーザーは、値を表示できるだけで編集はできません。このカテゴリにプロパティを割り当てることはできません。 |
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共有情報 |
どのノードがプライマリか共有かに関する情報と、関連する共有ノードのリストを示し、プライマリ・ノードが欠落しているかどうかを示します。 システム・プリファレンスで「共有ノード」が有効な場合、このカテゴリは表示専用です。 ノート: このカテゴリのプロパティはすべて読取り専用です。 |
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統計 |
子の数や兄弟の数などノードの統計情報を示すプロパティです。 ノート: このカテゴリのプロパティはすべて読取り専用です。 |
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検証 |
ノードに割り当てられる検証。検証ごとに1つのプロパティです。 |
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リーフ・アクセス |
ノードのセキュリティ・グループと、ノードのリーフ・アクセス・レベル。グループごとに1つのプロパティです。 |
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リム・アクセス |
ノードのセキュリティ・グループと、ノードのリム・アクセス・レベル。グループごとに1つのプロパティです。 |
注:
すべてのユーザーにすべてのプロパティ・カテゴリが表示されるとはかぎりません。ユーザー・アクセス権が特定のカテゴリに制限されている場合や、ノード・タイプがフィルタされている場合があるためです。「検証」、「リーフ・アクセス」および「リム・アクセス」のカテゴリは、データ・マネージャ役割を割り当てられているユーザー専用であり、検証またはノード・アクセス・グループのセキュリティを割り当てるときにしか利用できません。