サブスクライブ・システムのトランザクション・データの記述、修飾または要約に使用されるマスター・データ・レコードまたは参照データ・レコードは、Oracle Data Relationship Management内でノードとして管理されます。たとえば、組織構造を表す階層内では、ノードは部門またはコスト・センターを表す場合があります。バージョン内のノードには、グローバル・ノード・プロパティと呼ばれるプロパティを設定できます。階層内のノードには、ローカル・ノード・プロパティと呼ばれる階層固有のプロパティを設定できます。
バージョン内では、ノードは複数の階層の一部である場合があります。ノードには多数のユーザー定義プロパティを設定できます。このプロパティは、ノードに関する情報を格納し、組織の情報システム内のノードの使用を制御します。
次の用語は、階層内のノードの位置および動作を定義するために使用されます。
表5-1 ノードの用語
用語 | 定義 |
---|---|
リーフ |
子を持つことができないノード |
リム |
子を持つことができるノード |
子 |
別のノードの直下のノード(BがAの直下にある場合、BはAの子) |
親 |
別のノードの直上のノード(前の例では、AはBの親) |
子孫 |
特定のノードの下のノード(子および子の子を含む) |
祖先 |
ノードと階層の最上位の間のすべてのノード(親、親の親などを含む) |
兄弟 |
階層内の親ノードを共有するすべてのノード |
孤立 |
階層に割り当てられていないノード |
グローバル・ノード |
バージョン内のノード。 |
ローカル・ノード |
階層内のノード。 |