エクスポート・ブックの作成

保存したエクスポートは、エクスポート・ブックでグループ化してまとめて実行できます。これにより、一般的に使用される一連のエクスポートを個別に実行するかわりに1回のアクションで実行できます。また、ブックを使用することにより、複数のエクスポートの出力を単一の出力ファイルに結合できます。

注:

ブック・エクスポートは、複数のバージョンを参照できません。ブックのすべてのエクスポートが同じバージョンを参照する必要があります。

ブックには、現行バージョンと旧バージョンの両方を指定する必要があります。

  • 現行バージョンは、「バージョン」または「先バージョン」パラメータが必要な、ブックでのすべてのエクスポートに使用されます。

  • 旧バージョンは、「元バージョン」パラメータが必要な、ブックでのすべてのエクスポートに使用されます。

ブックの「現行バージョン」および「旧バージョン」パラメータは、ブックでのエクスポートに構成されたすべてのバージョンを上書きします。これには、すべてのバージョン・タイプが含まれます(標準、ベースライン、時点、変数)。

エクスポート・ブックを作成するには:

  1. 「ホーム」ページで、「エクスポート」を選択します。
  2. 新規エクスポート・ブック・ボタンをクリックします。
  3. オプション: ブック用の代替パラメータを作成するには:
    1. 「パラメータの追加」ボタンをクリックします。
    2. 「追加」をクリックして、キー/値ペアを追加します。

      注:

      キー/値ペアでは"<%"または"%>"を連続して使用したり、等号記号を使用することはできません。

    3. 「OK」をクリックします。
  4. 「ソース」タブで、ブックのエクスポートの選択元となるバージョンまたはバージョン変数を選択します。
  5. 「オブジェクトのアクセス権」から、カスタム・グループまたは次のいずれかを選択します:
    • ユーザー--個別ユーザーのみが表示および実行できる個人オブジェクト。

    • 標準--すべてのユーザーが表示および実行できるパブリック・オブジェクト。

    • システム--アプリケーション管理者役割ユーザーのみが表示および実行できる制限オブジェクト。

    注:

    選択するアクセス・レベルに応じて、使用可能なエクスポートのリストは制限できます。ユーザー・ブックでは、ユーザー・エクスポートと標準エクスポートを選択できます。標準ブックが参照できるのは標準エクスポートのみであり、システム・ブックが参照できるのは標準エクスポートまたはシステム・エクスポートのみです。

  6. ブックに含めるエクスポートを選択し、これらを「使用可能」から「選択済」に移動します。

    注:

    「エクスポート・タイプ」リストを使用すると、使用可能なエクスポートのリストをフィルタできます。

  7. オプション: 出力を結合する場合、「ターゲット」タブを選択し、次を実行します:
    1. 「デバイス」で、結合されるファイルがサーバー・ファイルであるかクライアント・ファイルであるかを指定します。
    2. 「結合されたエクスポート出力ファイルを含める」を選択します。
    3. 「文字エンコード」で、結合されるファイル、前ファイルおよび後ファイル(使用する場合)に適用するエンコードを選択します。
    4. サーバー・ファイルに結合する場合、外部接続を設定します。
    5. オプション: 前ファイルおよび後ファイルの外部接続を設定します。

      「前ファイル」および「後ファイル」を使用すると、結合した出力ファイルの先頭および末尾に追加されるデータを指定できます。

    注:

    ファイルに出力するよう構成されているエクスポートと、データベース表に出力するよう構成されているエクスポートの両方がブックに含まれる場合、「結合」オプションは、ファイルに書き込むエクスポートに対してのみ影響します。

  8. 次のいずれかを行います:
    • エクスポートを保存するには、「保存」ボタンをクリックします。

      ブックの名前、説明およびオブジェクト・アクセス・グループを定義するよう求められます。カスタム・グループまたは次のいずれかを選択します:

      • ユーザー--個別ユーザーのみが表示および実行できる個人オブジェクト。

      • 標準--すべてのユーザーが表示および実行できるパブリック・オブジェクト。標準エクスポートを作成および変更できるのはデータ・マネージャのみです。

      • システム--アプリケーション管理者役割ユーザーのみが表示および実行できる制限オブジェクト。

    • ブックを実行するには、「実行」ボタンをクリックします。

      「クライアント・ファイル」を選択した場合、ファイルをローカルにダウンロードできるダウンロード・オプションを使用できます。

      注:

      検証を実行するブック内のエクスポートの場合、「実行」ボタンをクリックすると、検証が実行され、エラーが発生しない場合はブックが実行されます。検証エラーが発生した場合、ブック・プロセスは停止され、エラーが表示されます。検証を実行する各エクスポートを開き、「検証」ボタンをクリックしてエラーを検索します。