7 データの検証

バージョン、階層、ノードおよびこれらのプロパティは、Oracle Data Relationship Management検証を使用してデータ整合性が確認されます。検証は、リアルタイム、バッチ、またはその両方のモードで操作できます。検証を実行するモードは、検証レベル、作成時に指定した操作で選択したモード、およびバージョン、階層またはノードへの割当て時に指定した操作で選択したモードに基づいて制限できます。

リアルタイム検証は、階層ノードに対して変更が行われる際に実行され、検証が失敗した場合は変更の適用が阻止されます。リアルタイム検証を実行するには、バージョン・レベル、階層レベルまたはノード・レベルでリアルタイム検証を事前に割り当てる必要があります。検証は、現在のノードとその親ノードに対して実行されます。検証対象のノードが変更対象の階層内にのみ配置されている場合、この階層に対する検証のみが実行されます。検証対象のノードが他の階層内にも配置されている場合、これらの他の階層に影響するグローバル変更に対してもリアルタイム検証が実行されます。

バッチ検証は、バージョン・レベル、階層レベルまたはノード・レベルでユーザーによって明示的に実行されます。選択した検証セットを実行することも、データに割り当てられているすべての検証を実行することもできます。バージョン・バッチ検証は、バージョン内のすべての階層およびノードに対して実行できます。階層バッチ検証は、階層内のすべてのノードに対して実行できます。ノード・バッチ検証は、現在のノードに対してのみ実行できます。エクスポート・バッチ検証は、エクスポート・プロファイルに関連付けられた階層およびノードに対して実行できます。

ノード・レベルで実行されるリアルタイム検証とバッチ検証は両方とも、ノード・タイプを使用してフィルタできます。階層に対してノード・タイプが有効である場合、この階層のノードに対して実行される検証は、各ノードのノード・タイプに割り当てられた検証にのみ制限されます。ノード・タイプの詳細は、Oracle Data Relationship Management管理者ガイドを参照してください。