バージョン変数の操作

バージョン変数を使用すると、時間の経過に応じて変化するバージョンを動的に参照できます。データ作成者、データ・マネージャおよびアプリケーション管理者ユーザー役割は、バージョン変数を作成することにより、時間の経過に応じて様々なバージョンを参照できます。ユーザー変数は、これらのユーザーがその個人的な用途に応じて管理します。標準変数は、データ・マネージャ・ユーザーがすべてのユーザーによるパブリック使用を目的として管理します。システム変数は、アプリケーション管理者がシステム統合を目的として管理します。

1つのバージョンを複数の変数に割り当てることはできますが、1つの変数に割り当てることができるのは1つのバージョンのみです。変数にはバージョンを割り当てなくてもかまいませんが、問合せ、比較およびエクスポートなどのユーザー・メタデータ・オブジェクトとともに保存された変数の場合はお薦めしません。

Oracle Data Relationship Managementのすべての領域で、バージョン変数はバージョン名と同じ方法で使用できます。バージョン変数を使用して、次を実行することもできます。

  • バージョンの大規模なリスト内でバージョンを簡単に検索します。

  • 問合せ、比較、インポート、ブレンダおよびエクスポートとともにバージョン変数を保存します。